街道をゆく 19 中国・江南のみち (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 32
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022644657

作品紹介・あらすじ

シックイ、茶、急須、ウダツの原型を考えつつ、著者は蘇州や杭州を歩く。紹興では作家魯迅を思う。名作「故郷」の舞台である。少年時代の魯迅の英雄、幼友達の〓(るん)土の孫が、当時の魯迅記念館の責任者だった。筆者はうれしくて飛び上がる。旅の終わりは寧波。船に乗って港を走ると、回りは中国伝統の帆船、ジャンクだらけだった。ジャンクもまた、筆者のあこがれだった。

感想・レビュー・書評

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  •  中原からみると、長江流域は遅れた地域だったんですね。でも、越の民族神は禹、というのは何でなんですかね。
     印象的な個所が多く、エバーノートにいっぱい取り込みました。

  • 文字が発達し中原=文化・政治の中心とみられがちな中、
    長江流域文明への考察を考えさせる視点を新たに考える上でも
    よい本でした。

    日本語の呉音と漢音の使い分け、銭や黄金からシルクロードまで
    考えた上でなぜ、日本が中国文明に使節を派遣したかなど
    よくわかります。

    目から鱗の作品。

  •  司馬遼太郎の中国ものは、氏の硬質な筆致がより一層際立つようで、混沌として様々なものの際限なき坩堝のようなイメージがある私に取っては、面白いのだが非常に戸惑いも多く、ある意味読みにくいものだった。しかし気がつけば氏の思索のその先を必死に追っていて、実際、非常に楽しんでいる自分がいる。
     しかし、街道をゆくにかのなんでも鑑定団でおなじみの中村誠之助氏が出てくるとは相当びっくりである。

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著者プロフィール

司馬遼太郎は、1923年、大阪市生まれの日本の歴史小説家・エッセイストである。故人。
本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
特に歴史小説の大家として知られ、代表作は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「燃えよ剣」「新撰組血風録」「菜の花の沖」「花神」「世に棲む日日」「梟の城」「関が原」「功名が辻」「国盗り物語」「街道をゆく」「十一番目の志士」「城をとる話」「風神の門」「二十一世紀に生きる君たちへ」他多数。その多くが大河ドラマ化、テレビドラマ化、映画化、コミック化などの形でマルチメディア展開されている。

司馬遼太郎は産経新聞社記者として在職中の1960年に、『梟の城』で直木賞を受賞。
1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。
戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。
1996年2月に72歳で逝去。
2001年には、東大阪市の自宅隣に司馬遼太郎記念館が開館。

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