街道をゆく 26 嵯峨散歩、仙台・石巻 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022644794

作品紹介・あらすじ

嵯峨路の登場人物も多彩だった。清和天皇、古代の秦氏、天竜寺ゆかりの夢窓国師、さらには大久保利通や夏目漱石も登場する。しっとりした旅のあと、「仙台・石巻」の主役は戦国の雄、伊達政宗。もっとも戦場の勇敢さがテーマではなく、運河の開発、河川の改修と土木に苦労した政宗を考える。松島も訪ね、「ああ松島や」の看板をみて、芭蕉に深く同情する件が楽しい。

感想・レビュー・書評

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  • 夏休みに東北行くので予習。仙台藩は何も残さなかった、と。淋しい。

  • 前半は京都嵯峨・嵐山の散策、後半は仙台、石巻を回っている。特に、仙台周辺に多いとされる桃山建築にふれている。瑞鳳殿、大崎八幡宮、塩竈神社、松島の瑞巌寺など、機会があれば一度訪れてみたい。

  • 仙台には行った事がありません。しかし地震の時に、ニュースで見聞きした地名がたくさん出てきました。
    司馬さんだったら、東日本大震災をどう表現しただろうか、とちょっと考えました。

  • すごく嵯峨と仙台には行きたくなりました。
    元々、新来(渡来人)の秦氏が開拓した山城の国にのっかる
    ように開闢した平安京。秦氏は歴史上、政治的なものには
    関わらないが松尾神社など京都、特に嵯峨地方に豊穣な土台を
    のこしていく。(秦氏がすべてではないけど)

    それが精神性や文化にのこるこの歴史の流れを見て、今の
    政治家も行動してほしい。もちろん今の時代にいきる人びとの
    生活も大事だがそれだけなら誰でもできる。両立し判断するから
    特別な訳で。

    仙台は伊達政宗の和歌がすばらしい。

    入りそめて国豊かなるみぎりとや千代とかぎらじせんだいのまつ
    (私が仙台に腰をおちつけた以上はこの国は豊かになっていく一方だろう。
    このあたりの地名は千代だが、この国の栄えは千代の松とともに
    千年以上のものになるだろう)

    だと。結果、公称60万石が実質100万石以上の米産高となり
    江戸の米をささえる産地となりその運搬のために貞山堀や石巻へ
    つづく北上川の貫通をなしとげる。

    ただその結果、国が安閑とし江戸の商品経済にのっからず
    貨幣経済が発達しなかったくだりはおもろい。

  • 仙台出身なのに、地元の歴史について、全然知らなかったんだなあ、おれは

    ・・・と感じた。

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著者プロフィール

司馬遼太郎は、1923年、大阪市生まれの日本の歴史小説家・エッセイストである。故人。
本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
特に歴史小説の大家として知られ、代表作は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「燃えよ剣」「新撰組血風録」「菜の花の沖」「花神」「世に棲む日日」「梟の城」「関が原」「功名が辻」「国盗り物語」「街道をゆく」「十一番目の志士」「城をとる話」「風神の門」「二十一世紀に生きる君たちへ」他多数。その多くが大河ドラマ化、テレビドラマ化、映画化、コミック化などの形でマルチメディア展開されている。

司馬遼太郎は産経新聞社記者として在職中の1960年に、『梟の城』で直木賞を受賞。
1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。
戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。
1996年2月に72歳で逝去。
2001年には、東大阪市の自宅隣に司馬遼太郎記念館が開館。

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