忘れ形身 漢方医・有安 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版 (2009年10月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784022645173

みんなの感想まとめ

人情にあふれた物語が展開されるこの作品は、江戸時代の漢方医・有安を主人公にした連作短編小説です。心温まるエピソードが三話収められており、主人公は診察を通じて様々な不審な事件に遭遇し、思わず解決に乗り出...

感想・レビュー・書評

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  • お江戸の人情物
    漢方医という部分はあまりクローズアップされず残念です。
    お話は良くできていてさらりと読める面白い作品でした

  • この『漢方医・有安』は人情小説で、心温まる話が連作短編小説として三話収録されている。
    この有安先生、なぜだか診察にいった先々で不審な事件に出会う。有安先生はついついそれに首を突っ込んでは解決してしまうのだ。軽いミステリーとしても、人情物語としても面白い小説。
    作者秋山香乃さんはあとがきで、江戸時代の漢方医が書き残した実在の診察記録を練り込んで、この物語を書いたと紹介している。そのせいか有安先生の診察シーンは大変に面白い。江戸時代の漢方医に興味がある人にもオススメ。

  • 主人公が漢方医で、江戸時代のお医者さんがどんな治療をしてたのか興味深く読めた。主人公がみんな魅力的でみんな謎めいた過去を持ってて、今後の展開に目が離せない!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「みんな謎めいた過去を持ってて」
      ふ~ん面白そうだな、登場人物をアッサリ説明しちゃわないトコロが良いですね。
      ところで、何冊くらい出てるのか...
      「みんな謎めいた過去を持ってて」
      ふ~ん面白そうだな、登場人物をアッサリ説明しちゃわないトコロが良いですね。
      ところで、何冊くらい出てるのかな?
      2012/10/01
  • 屋台で"ふかし芋"を買って帰る場面を読んでいて、「ジャガイモ食べたいなぁ」と。
    えぇ、サツマイモじゃなくて何故かジャガイモです。
    個性的で一癖ある人物達(謎もある人物達も)の物語が興味深いです。

  • 漢方はあまり関係は無いんですけど、漢方医が事件の謎を解いていく人情小説ですし、有安さんとお雪ちゃんの親子の絆や江戸時代の暮らしが垣間見れる1冊です。
    有安さんとお雪ちゃんの関係も気になります。

  • 江戸時代の生活がよくわかる一冊。
    漢方医の周りで起きる事件を、漢方医が解決するが、あまり漢方は関係ない(笑)
    江戸時代好きには楽しめました!

  • 秋山先生の作品は、なんといっても登場人物たちが魅力的。
    暗い過去を持ち、それ故に人命を第一とする誠実な漢方医、有安。…なのだが、少々(と頑張ればお世辞で言えるくらいには)おてんばな娘・お雪の周囲に恋の噂を聞けば男親らしく躍起になるかわいさを持っている。
    剣の道場に通うおてんば娘・お雪は、料理は苦手、裁縫も苦手。男勝りなところはあるが、時折覗く女の子らしさがこれまたかわいい。
    とある事件をきっかけに有安の弟子となる元侍の司郎は、堅物真面目もここに極まれり、という人物なのに、有安の元で時折無邪気な子どものようで、これもかわいい。
    大体にして江戸の人情ものなんてかわいい人(当然、主観だが)の見本市なのに、秋山先生の描く人物たちは、それに輪を掛けたかわいさだ。
    だが、そればかりでもない。
    人の情の恐ろしさや虚しさ、当時の(に限らないかもしれないが)医学のすさまじさ。
    そういったものも、丁寧に書き込まれている。
    あとがきによれば、それらの中には記録に残されていた実話もあるそうで…
    壮絶な治療場面にハラハラドキドキしたり、周囲との掛け合いに思わずくすりと笑ってしまったり。
    不思議なくらい、かたくなな気持ちをするりと解いてしまう物語だ。

  • 有安の過去とは一体・・・。
    壮絶な過去がありそうなのに話自体はほっこりしたところもあり、心洗われる。

  • 何か訳ありの漢方医・有安と娘お雪。
    元武士で今は町人の医師として暮らしており、娘お雪には親の敵、医術の腕も立ち、面倒見もよく、剣の腕も立つ、お雪に惚れている同心平介、訳ありの元武士の司郎、大家の孫衛門と妹の後家お多賀。登場人物には事欠かない。短編の集まりでもあるが、ある程度続きがあり、内容もよく書かれている。
    続編でどのように展開していくのか、興味がある。

  • 10/19-10/19

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著者プロフィール

1968年福岡県生まれ。活水女子短大卒業。2002年『歳三往きてまた』でデビュー。2017年『龍が哭く河井継之助』で第6回野村胡堂文学賞受賞。柳生新陰流居合道四段。主な著作に『伊庭八郎凍土に奔る』『密偵』『獺祭り白狐騒動始末記』などがある。

「2022年 『氏真、寂たり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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