相棒 season6下 (朝日文庫 い 68-12)

  • 朝日新聞出版
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022645388

作品紹介・あらすじ

個室特急での密室殺人という古典的テーマを"相棒的"に料理した「寝台特急カシオペア殺人事件」、おなじみついてない女月本幸子の後日譚「ついている女」、異色の傑作「新・Wの悲喜劇」、そして「複眼の法廷」のアンサー篇「黙示録」など、どれも読み過ごせないシーズン6後半ノベライズ第12弾。

感想・レビュー・書評

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  • 読み終えるのに3日以上かかってしまった。
    ドラマ放映の時点で強烈な印象の話が多かったが故
    視聴後にどんよりしちゃった記憶が重かったのかもしれない。

    とはいえ、内容と受ける印象はものすごく幅広いseasonではある。
    本格推理といってもいい内容の『寝台特急カシオペア殺人事件』、
    ノアールなんだけどちょっとだけコミカルな味もある『ついている女』
    (操一トリオと春麗パパの遣り取りとか、幸子さんと田村の遣り取りとか)、
    話の進み方自体がトリッキーな『新・Wの悲喜劇』。
    そして最後に、孕んだ問題の深刻さと遣り切れなさが読後に来る
    『白い声』と『黙示録』が並ぶ、という展開は
    相棒というドラマの懐の深さをこれでもかというほど感じさせられた。

    とにかく個性的なカラーの、強烈な印象の話が並ぶ中で
    いちばん異彩を放っていたのは『新・Wの悲喜劇』だと思う。
    隅々までよく読まないと、どこからどこまでが妄想で現実か判らなくなる。
    この話の上の階の奥さんを演じた中島知子さんの演技はすごかった。
    数多いる脚本家の中で最初から関わっていた輿水さんが
    いちばん異彩を放っている、という不思議。
    この中では地味な話になってしまうかもしれないけど
    『マリリンを探せ』『琥珀色の殺人』『20世紀からの復讐』も好きな話だった。
    逆に落ち着いて見られるというか、安定感があるというか。

  • 『寝台特急カシオペア殺人事件』
    これはみた覚えがない…寝台特急でお忍びとか楽しそうだけど、バレたら逆にキツい。
    『ついている女』
    ドラマの春麗の調子乗りっぷり可愛かったですよね。
    『マリリンを探せ』
    お薬はダメ、ゼッタイ
    『琥珀色の殺人』
    好みはそれぞれじゃないですか、は相棒が時々テーマにしている正義にも通じる。専門家が上からでコメントすると大抵揉める相棒
    『20世紀からの復讐』
    亀山くんに非の打ちどころがないのがちょっと惜しいかも。亀山だって誰かを傷つけてる事くらいありそうなのにな。
    『悪女の証明』
    雛ちゃんもの。誰かの為に死ぬ人間はただその役目だっただけ、守られる人が特別。
    多分あのお姉さんいずれは雛ちゃんの為に死ぬ。
    『新・Wの悲喜劇』
    夢落ちからの逆殺人。好きだったのが全て嫌いになるとキツい。殺人は96%捕まる。
    『白い声』
    同じ殺人でも23区とそれ以外で罪が異なるかもしれない理不尽を解決する方法を考えなくてはいけない。主に金のチカラだが…
    『黙示録』
    裁判員裁判からの伏線が回収される話。
    右京さんに捜査協力した結果の辞職、そのほうが仕方ないって思えるかもしれませんがね。

  • 【あらすじ】
    個室特急での密室殺人という古典的テーマを“相棒的”に料理した「寝台特急カシオペア殺人事件」、おなじみついてない女月本幸子の後日譚「ついている女」、異色の傑作「新・Wの悲喜劇」、そして「複眼の法廷」のアンサー篇「黙示録」など、どれも読み過ごせないシーズン6後半ノベライズ第12弾。

    【感想】

  • 相変わらず快刀乱麻の杉下警部。
    うーん、今回は少しマンネリかな…?
    ストーリーは、面白いんだけど…。

    13/04/07-35

  • .

  • シーズン6は、比較的よく見ていたので、下巻もなじみのあるエピソードばかり。「白い声」は印象に残る。

  • まだ上巻読んでないのに下巻読んじゃいました。

    海堂尊のバチスタシリーズファンが間違いなく反応する死因不明社会問題を取り上げた章もありました。
    右京さんと薫くんペアの面白さで興味深いテーマを扱ってくれたので、相棒シリーズの中でも特にお気に入りの一冊になりました。

  • 2008年1月から3月にかけて放映された作品のノベライズ版。


    (2010/9/2)

  • いよいよシリーズも佳境。読み応えのあるストーリーが多いです。
    お気に入りは「白い声」。これ、切実なんですよね。だけど……亀山君があのこと言っちゃったのには責任がないのかな?とやや疑問に思ってしまったのでした。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    個室特急での密室殺人という古典的テーマを“相棒的”に料理した「寝台特急カシオペア殺人事件」、おなじみついてない女月本幸子の後日譚「ついている女」、異色の傑作「新・Wの悲喜劇」、そして「複眼の法廷」のアンサー篇「黙示録」など、どれも読み過ごせないシーズン6後半ノベライズ第12弾。

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