吸血鬼 お役者捕物帖 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.46
  • (1)
  • (6)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 59
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022645395

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 著者の後書きで、栗本薫が時代物が好きだと知りました。
    特に、捕物帳が好きとのこと。

    なるほど、本作品は、私立探偵のような、役者が、
    捕り物の手助けまたは間違いの指摘などをしている。

    栗本薫の時代物のなかでも、とくに、とても読みやすかった。

    ちょうど、赤川次郎の「鼠」ものとの共通部分を見いだしたような気がしました。

  • 「吸血鬼」というタイトルなんでどんな内容かと思えば、江戸を舞台にした捕物帖。現代風に言うと探偵ものですね。しかも主人公は絶世の美女(?)の女形。
    内容は短編が8本。読み進めるとなんだか、テレビの連ドラを見てるみたいだなぁ、と思ってましたが、作者もそのつもりで書いたのだとか。1つ1つは、サクサクとカタが付くのですが、本1冊を通して裏を流れている話がある、という感じですね。この本の続きに「地獄島」という長編が控えていて、そこでこの「吸血鬼」で撒かれた謎が解明される、ということになっているそうです。(早速「地獄島」も買ってみました。)
    この話は昭和58年(1983年)頃に書かれたもので、1983年というと、栗本薫30歳です。例によって後書きがついているのですが、なんだか「若さ」が感じられて、ちょっと可愛いです。(^_^;)

  • 女形探偵シリーズ。短編。次は長編らしい。

  • 栗本さんの時代物は「元禄無頼」(時代物と言っていいのか?)の衝撃がスゴかったので、恐々ながら、読了済み知人の後押しもあり読んでみたら『あら、キャラの立った面白い捕物帖も書けるんじゃない^^』と、ホッとしました(やっぱりどうしてもアッチ方面へ傾きそうな気配はあるが)。人物の言葉遣いも江戸っぽくそれらしくって良いです。(でもト書きの「アリバイ」ってどうよ?)すっかり夢之丞の虜になった所で、次巻へつづく…の、あの引きは( ̄△ ̄;)次、買っておいて良かった。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2017年 『ムーン・リヴァー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吸血鬼 お役者捕物帖 (朝日文庫)のその他の作品

栗本薫の作品

ツイートする