おいぼれ剣鬼 御助宿控帳 (朝日文庫)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022645753

感想・レビュー・書評

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  •  鳥羽亮 著「おいぼれ剣鬼」、御助宿控帳シリーズ№3、2010.10発行。御助人の百地十四郎、波野平八郎、伝海、お京に、今回老武士島田弥八郎が加わり、攫われた娘3人を救出します。御助人の他に、探り人の助八と佐助も協力します。
     鳥羽亮「おいぼれ剣鬼」、御助宿控帳シリーズ№3、2010.10発行、再読。牡丹は猪肉、紅葉は鹿肉、百獣屋に集う御助け人たち。喧嘩の仲裁、家出人探し、商家の用心棒、敵討ちの助太刀、討つ手、借金取りなどなんでもやる万御助け人。今回は攫われた娘3人の救出です。

  • お助人の話。結構軽くあっさり読める。
    構えや動きが詳細で興味深く読めた。
    私自身は詳しくないから分からなかったけど、室井が十文字斬り一辺倒で本当にこの人剣鬼?と思ってしまった。
    勧善懲悪ですっきりはする。
    あとは好みかな。

  • 鳥羽先生の好きな老人剣士
    でも、この作品は最終的に
    目的を達成していて気分がいい

  • 御助宿控帳第3作~品川から出てきた年老いた浪人は孫娘が攫われたと百獣屋に助けを求めてきたが,金はなく,自らも御助人になると志願をしてきた。年配ではあるが居合いの達人である。女衒が絡んでいるらしいが,手掛かりは深川という場所だけだ。大家の商人にからも同様の依頼があり,求められた身代金の半分を渡して猶予を稼ぐが,百獣屋の孫娘も攫われてしまう。背後には岡っ引きも懼れる深川の最大の顔役・訊兵衛が絡んでいると見て取り,的が絞られ,娘三人が捕らわれている料理屋が突き止められ,十文字斬りを得意とする室山という剣客の姿が浮かび上がる~順番に読んでますね。鳥羽さんの剣客春秋の続きを早く読みたいのだが,促成のチャンバラ捕り物では満足できないというもの

  • シリーズの前の巻は読んでいないのだが、帯買い。一見よぼよぼのおじいちゃん、しかしその実態は往年の凄腕剣士なのであった…はい、これだけでもう手が出るに決まってるわいな。

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著者プロフィール

1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒。90年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。近年は剣豪・時代小説の分野で活躍し、「はぐれ長屋の用心棒」「まほろし銀次捕物帳」「闇の用心棒」「八丁堀剣客同心」「流想十郎蝴蝶剣」シリーズなど作品多数。

「2023年 『剣狼の掟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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