愛しの座敷わらし 下 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 128
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646088

感想・レビュー・書評

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  • 映画は観てないけど、ほんわかして良いお話だったー。

    お菓子やおもちゃが好きだけど遊び方を知らなかった座敷わらし。おかっぱに切り揃えた後ろ髪に、ちょんちょこりんの前髪。紺絣の着物に裸足。飴でも含んでいるようなぷくぷくのほっぺ。
    智也がけん玉をやって見せたら(失敗でも)

    ほわぁ と口を菱形にして驚いて。可愛すぎる…!
    ラストがこれまた良かった。あったかい気持ちになれます。

  • さすがに下巻の展開は早いし、グングン読ませてくれる。
    解説が「水谷豊」となっていてビックリしたらすでに2012年に映画化されていた。どんな風にお父さんを演じているのだろうか?ちょっと観たくなった。
    それぞれに悩み多き家族が、バラバラの状態から、座敷わらしを通じて家族の絆を深める。荻原ワールドといえば典型的ではあるのだが、読みながら自分の顔が穏やかになってるのではないかと思わせる結末が良かった。

  • 映画「HOME 愛しの座敷わらし」の原作です。
    ほのぼのとする一冊です。(横山)

  • 座敷わらしは象徴であって、離れてしまうものは多いだろうけど、最後の一言で何もかもが吹き飛んだ。
    色々な事を前向きに捉えて行動できるようになった一家は、きっとどこでも大丈夫。
    そう思わせてくれる最後だった。
    付いていきたいと思える一家に会えたことも、良かった。

  • ライトで面白かった

  •  じんわりといい話だった。

     家族関係が上手くいっていない一家が都会から田舎に引っ越して、不思議な体験をして一つにまとまり、そしてまた帰っていく。
     その中にいたのが座敷わらし。
     姿が見えたり見えなかったり。座敷わらしが何かをするわけではなく、ただの現象として登場する。

     座敷わらしを話題にして、友人ができ、近所づきあいがあり、そして家族がまとまる。
     何かをするわけではないのに、座敷わらしは子どもで小さくて危なっかしくて、ついつい力を貸してしまいたくなる。

     こんな話があってもいいなぁと思った。

     そして早速「座敷わらし 旅館」を検索しているのである。
     一度お目にかかりたい。

  • 上巻とは打って変わって絵に描いたように、じゃなかった文字に描かれている通りにアップテンポで話は進む。座敷わらしの伝承が語られた後に一番仲の良い智也と“二人”でシャボン玉で遊ぶくだりでは「シャボン玉」の歌の歌詞の解釈を知ってしまった故に座敷わらしの楽しそうな姿の描写の切なさ、やるせなさに胸が締め付けられる思いが。「幸せのヒント」とも言えるさりげなくセリフに紡ぎ込まれた金言も非常に上手い。ラストの一行は久しぶりに小説を読んで胸がグッと熱くなる。間違いない荻原浩作品のベストと言ってしまおう。異論は認めないっ!

  • 家族再生モノ…とかなんとかいいながら読みはじめたが、結局さわやかな、ちょっと幸せな気持ちになるお話だった。座敷わらしが可愛い。
    夏休みに読むのにぴったりな本。

  • 上巻を読んで、座敷わらしが一家団欒にどう関わるのかと思いましたが、下巻を読んで納得です。唐突な感じもなくきわめて自然に、バラバラだった家族が纏まりを取り戻していく様が描かれています。

    上巻を読みながら、環境(変化含む)ではなく心のありようが問題ではないかと思っていましたが、終盤に書かれているのはまさにそのことでした。座敷わらしの話を聞きに行ったあと、娘(姉)はそれまで一大事と思っていたことが実は全然なんてことない、と気づきます。お話に登場する家族一人一人の成長に勇気づけられ、希望を感じました。

  • 座敷わらしの存在に戸惑いつつも、高橋一家は家族の絆を取り戻していく。彼らを目覚めさせたのは、悲しい座敷わらしの言い伝えだった。本当の幸せに気付いた五人は、それぞれに新しい一歩を踏み出してゆく。家族の温かさと強さが心に響く、希望と再生の物語。

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞を受賞。16年、『海の見える理髪店』で直木賞を受賞。他に『神様からひと言』『僕たちの戦争』『さよならバースディ』『あの日にドライブ』『押入れのちよ』『四度目の氷河期』『愛しの座敷わらし』『金魚姫』など。

「2019年 『ストロベリーライフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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