愛しの座敷わらし 下 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 116
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646088

感想・レビュー・書評

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  • 映画は観てないけど、ほんわかして良いお話だったー。

    お菓子やおもちゃが好きだけど遊び方を知らなかった座敷わらし。おかっぱに切り揃えた後ろ髪に、ちょんちょこりんの前髪。紺絣の着物に裸足。飴でも含んでいるようなぷくぷくのほっぺ。
    智也がけん玉をやって見せたら(失敗でも)

    ほわぁ と口を菱形にして驚いて。可愛すぎる…!
    ラストがこれまた良かった。あったかい気持ちになれます。

  • 映画「HOME 愛しの座敷わらし」の原作です。
    ほのぼのとする一冊です。(横山)

  •  じんわりといい話だった。

     家族関係が上手くいっていない一家が都会から田舎に引っ越して、不思議な体験をして一つにまとまり、そしてまた帰っていく。
     その中にいたのが座敷わらし。
     姿が見えたり見えなかったり。座敷わらしが何かをするわけではなく、ただの現象として登場する。

     座敷わらしを話題にして、友人ができ、近所づきあいがあり、そして家族がまとまる。
     何かをするわけではないのに、座敷わらしは子どもで小さくて危なっかしくて、ついつい力を貸してしまいたくなる。

     こんな話があってもいいなぁと思った。

     そして早速「座敷わらし 旅館」を検索しているのである。
     一度お目にかかりたい。

  • 上巻とは打って変わって絵に描いたように、じゃなかった文字に描かれている通りにアップテンポで話は進む。座敷わらしの伝承が語られた後に一番仲の良い智也と“二人”でシャボン玉で遊ぶくだりでは「シャボン玉」の歌の歌詞の解釈を知ってしまった故に座敷わらしの楽しそうな姿の描写の切なさ、やるせなさに胸が締め付けられる思いが。「幸せのヒント」とも言えるさりげなくセリフに紡ぎ込まれた金言も非常に上手い。ラストの一行は久しぶりに小説を読んで胸がグッと熱くなる。間違いない荻原浩作品のベストと言ってしまおう。異論は認めないっ!

  • 家族再生モノ…とかなんとかいいながら読みはじめたが、結局さわやかな、ちょっと幸せな気持ちになるお話だった。座敷わらしが可愛い。
    夏休みに読むのにぴったりな本。

  • 上巻を読んで、座敷わらしが一家団欒にどう関わるのかと思いましたが、下巻を読んで納得です。唐突な感じもなくきわめて自然に、バラバラだった家族が纏まりを取り戻していく様が描かれています。

    上巻を読みながら、環境(変化含む)ではなく心のありようが問題ではないかと思っていましたが、終盤に書かれているのはまさにそのことでした。座敷わらしの話を聞きに行ったあと、娘(姉)はそれまで一大事と思っていたことが実は全然なんてことない、と気づきます。お話に登場する家族一人一人の成長に勇気づけられ、希望を感じました。

  • 2008年4月朝日新聞社刊。2011年5月に二分冊にして朝日文庫化。家族それぞれが、再生し、絆を取り戻していく過程が、面白い。座敷わらしに魅力があります。

  • 続きはCMの後 黄色と黒の毒々しいツートンカラー 高枝切り鋏で処理 聞いている人間が誰もいなければ、女は悲鳴など上げはしない。 巣を再建 いたちごっこ 肥満気味の蝶々だと思えば 五百歩百歩 ハムスターの巣箱 お宝鑑定番組に出す 更年期障害 約束を反故 難物 明らかな左遷だ。野球選手で言えば、三十過ぎで二軍に落とされたようなもの。 取引停止 ゆめゆめ忘れずに 憤懣が爆発 友好条約が締結 鴨居 敷居 サッカーで言えばノートラップのボレーシュート。武器で言えばガトリング砲。 迷信はノストラダムスとともに1999年に滅んでいる 米子さんは85歳 残りページが落丁してしまっているミステリー小説を渡された気分 あやふやな伝聞 二時間ドラマの刑事みたい 詰問口調 案ずるより産むが易し シーラカンスなんて珍種のホッケみたいなもんだ 座敷童は間引きされた子供の化身 山手線ゲーム ディディエ・ドログバ クリスチアーノ・ロナウド 査定の閻魔帳 休日粗大ゴミ 其の場凌ぎの詭弁 火には人の気持ちを裸にする力があるのだと思う じゃじゃじゃ 原宿のハンジロー(古着屋) コストというカンナで建築基準法すれすれまで削った今時の建材を嘲笑うようなサイズ 三角屋根 漫画のふきだしみたいに 六名様ですね 水谷豊 軽く認知症 不甲斐なさのトバッチリを被る家族に申し訳ない気持ちでいっぱいなのだ 普遍的な「幸せ」 何が幸せか分かり難くなっている今こそ 行間の空気まで感じてもらえて

  • 2016.9.1(木)¥180(-2割引き)+税。
    2016.11.17(木)。

  • たまにはこんなほのぼのも良し。

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著者プロフィール

1956年埼玉県生まれ。広告制作会社勤務を経て、コピーライターとして独立。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞、14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞、16年『海の見える理髪店』で直木賞を受賞。『砂の王国』『花のさくら通り』『ストロベリーライフ』『海馬の尻尾』『極小農園日記』など著作多数。

「2018年 『金魚姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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