いたこニーチェ (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.36
  • (2)
  • (23)
  • (15)
  • (4)
  • (3)
本棚登録 : 130
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646248

作品紹介・あらすじ

仕事も恋愛もカネもつかみきれない、人生含み損だらけのサラリーマン・吉田の前に、ある日突然、ニーチェがいたこに乗り移って現れた。ニーチェの教育を受けるうちに、吉田の世界を見る目が変わり始め…。驚くほど面白くて簡単な、小説で読む哲学入門。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 誤解されがちな、ニーチェの思想が少しわかったような気にさせられる。

  • ニーチェを読みたくはなりました。
    ニーチェを理解出来たとは思いませんが。

  • ニーチェは民族は「民族の神」というフィクションを持つ種族の集まりだという。同じ神を祀ることにより民族は成立するのだ。日本の多くの人は無宗教だと言っているが、神道という宗教によって日本民族として纏まっていると言える。あくまで、これはニーチェの定義だけど。

  • いつか読んだゾウが自己実現をサポートするオハナシに似たテイスト。
    真理ちゃんって高嶺の花ってあったけど、普遍的価値は持たないのかな。
    人権思想ってフランス革命辺りからなのかなぁと漠然と思っていたけど、プラトンからとは驚いた。プラトンってプラトニック愛とかプラトン多面体というイメージしかなかったから。

  • ニーチェ入門書の一つ。

    まず読みやすい。ニーチェが何を批判しているのかがなんとなく分かる。 プラトン、パウロ、カントに対して、何を批判しているかが整理されていて分かりやすい。

    「民族はフィクションである」
    法律には根拠がない。そのため正当化する必要がでてくる。
    「啓示」と「伝統」を使う。つまり、法の権威を、神と祖先で理由づける。

    ・神の国は存在しない
    ・真の世界は存在しない
    ・普遍的真理は存在しない
    ・最後の審判はやってこない
    ・現実を直視しろ
    ・イデオロギーにおぼれるな
    ・理想によって現実を測るな
    ・言葉と概念を疑え
    ・対立と犠牲を恐れるな

    この中で

    「言葉と概念を疑え」
    概念は、個別の差を捨てたり、忘れたりすることで形成される。すると、今度は概念が暴走を始める。概念により現実が測定されるようになる。こうした逆転現象を悪用したのがプラトン一派だった。彼らは≪真の世界≫≪普遍的心理≫という概念をでっちあげ、≪個別の世界≫≪個別の真理≫を裁断した。

    これだけ読むとなんのこっちゃい?と思いますが、読み終わると納得できるようになります。

    次は、もう少し詳しい本を読みます。

    「ニーチェ」清水真木さんの本を読みます。 ニーチェにはまってきました。

  • ニーチェだけでなく、キリスト教のことをよく知らない人は一読する価値あり。

  • ニーチェって何だよ?
    哲学ってウザい!
    そういう人に読んで欲しい。

    これは入門書ではない。
    (僕もそんなノリで読み始めたけれどね)

    哲学関係にありがちな
    デリケートな手ざわり、不安定な概念はない。
    ストレートに、はっきりと
    ニーチェの言いたいことを
    現代日本の青年を主人公に
    語りかけている。
    (と思う。
    僕はニーチェの哲学を
    完璧に理解しているわけでもないしね)

    何とニーチェが
    あの世から降りてくるんだからね。
    しかし、その設定や明快な語り口とは裏腹に、
    語られることはかなり辛辣だ。

    キリスト教こそが現代社会の諸悪の根元!
    普遍的真理こそが真実を覆い隠す!

    目からウロコがバラバラ落ちて、
    今こそニーチェに学ぶべき時代だとわかる。
    って現代民主主義の洗脳が解けたのかな?

    自分だけの視座を持つべきって熱くなる一冊だ。

  • 二-チェ勉強しようと思い読んでみました。
    なんとなく分かったような、分からないような・・・・・・
    さて、二-チェ作品を読んでみますか。

  • 仕事も恋愛もカネも掴みきれない人生含み損ばかりのサラーリマン吉田の前に、ある日突然ニーチェが現れた!
    そして彼はプラトン、パウロ、カントの生まれ変わりであると告げられる。世界をダメにした彼の先祖の洗脳を解くためにニーチェが現れたのだ。

    小説の形をしたプチニーチェ入門書みたいな感じです。
    設定は面白いですね。相変わらず偏ってますがw
    まぁ、正直小説としては微妙です。普通に適菜収が出してる新書を読むほうが面白いと思います。
    さらっと読めるんで、興味ある人は読んでみてもいいと思います。

    「だからお前はいつまでたってもプラトンなんだ!」

  • 同級生のミッキーの身体を借りて、ニーチェが喋り出す。主人公はプラトンの生まれ変わり?

    突拍子もない設定なんだけど、堅苦しくなく読めました。
    ニーチェの論はすんなりとは理解し難くて二回読んでなんとなく…てところだけども。

    キリスト教は邪教だ!とか書いてるからおろおろしたけど、そっか、そういうことなのね。

    関係ないけど、ニーチェって聞くとダイヤモンド☆ユカイのブログを連想しちゃうわ。

全15件中 1 - 10件を表示

プロフィール

適菜 収(てきな・おさむ)
1975年山梨県生まれ。作家。哲学者。ニーチェの代表作『アンチ・ク
リスト』を
現代語訳にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告
日本を滅ぼす「B層」の正体』、
『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』(以上、講談社+α新書)、
『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『日本を救うC 層の研究』、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(以上、講談社)、
『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)、『死ぬ前に後悔しない
読書術』、
『安倍でもわかる政治思想入門』、『安倍でもわかる保守思想入門』(KKベストセラーズ)など著書多数。


「2017年 『安倍政権とは何だったのか 時代への警告』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いたこニーチェ (朝日文庫)のその他の作品

いたこニーチェ 単行本 いたこニーチェ 適菜収

適菜収の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
伊坂 幸太郎
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印

いたこニーチェ (朝日文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする