ことばを生み出す三角宇宙 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版 (2011年11月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784022646361

みんなの感想まとめ

多様な視点が交差する鼎談集は、言葉の持つ無限の可能性を探求する魅力に満ちています。著名な詩人や文筆家、作家たちが織りなす対話は、彼らの個々の宇宙が融合し、読者に新たな発見や感動をもたらします。特に、身...

感想・レビュー・書評

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  • おじさん詩人、文筆家と、当時は若かった女流作家と行った鼎談集。吉本ばななさんも気を遣っただろうなと思うくらい、その気遣いが文字に滲み出ている。
    谷川俊太郎さんも亡くなったが、鼎談で語っていた、身近な人の死が怖い、という感覚ではない、死の境地を味わったであろうか。

  • 宇宙は無限だが、

    その無限が2倍にも3倍にも広がる方法がある。

    ・・・と、あえて、うさんくさい言葉を用いてみたくなった。

    でも、それが

    「他人と話す事」
    (出来れば、気の合う人か、話の分かる人なら、尚いいのだが。)

    と、すれば多少の同意は得られるだろうか?

    谷川俊太郎さん(詩人)の宇宙。

    高田宏さん(文筆家)の宇宙。

    吉本ばななさん(小説家)の宇宙。

    が、混合して、
    おおっ、なんと3倍どころか、無限の3乗まで広がりつつあるような対談集。

    言葉が秘める可能性へのわくわくで、
    胸がいっぱいのお三方には、まだまだ話し足り無かった様な、消化不良だった様な、そんな雰囲気も。

    小さな文庫本の中で語るには窮屈すぎたのかも知れませんね。

  • 平和なおしゃべり。から広がる、小説と詩の世界。
    その世界の切り取り方の違い。

    ・一瞬で見て納得しちゃう詩人の視点。時間の起伏がなくなる。

    ・軽いことばにも、羽毛のような軽さと鳥のような軽さがある。

  • こんな巨匠方と気後れせずに鼎談できるばななさんは凄いなぁと、どういう目線なのかよく分からない感想を初っぱなから抱きつつ、頁を繰りながら、自分はどうであったか、自分はどうであるか、を省みてみたくなる(実際、した)、そんな一冊でした。

  • タイトル買い。あんまり印象深いエピソードはない。

  • 二大好きな作家の競演。しかし別々の方が好きかな。

  • 昔ゼミで「吉本ばななの小説はもはや漫画である」って聞いたことがあって、心のどこかでそれが引っ掛かっていたのだけど、ここでもそれに出会えてちょっと感動した。

    文章の軽い、重いの話が好き。例えば田辺聖子の文章は、軽いけど命が宿っている軽さ、だと思う。
    高田さんの、お酒を飲んでいたら頭の回転が速くなったように感じられるって話、私もそうなんじゃないかと思っていたからうれし。
    ばななさんの、机に向かうまでが長くって、、の話も「そうなんですよねっ」って言いたくなる。あと、理想の恋愛観も。「自然にしつつも努力している」


    あと中沢新一の話が出ていてびっくり。ちょうど並行して読んでいたから。つながるものなんだなーと。

    谷川さんってあまりにも有名なひとだから、作品がひとり歩きしちゃってる感じも受けていて、、でもこれを読んでなんだ、素敵なおじさまじゃないかと思った。吉本隆明さんにちょっと存在が似ていると思った。

  • ことばを生み出す鼎談集。生活に対する普通の世間話から始まって自然に鼎談は宇宙の深遠へと通じていく。往々にして言葉をあやつる三人は「生活」「仕事」「死」を三角宇宙としてとらえていて、かつユーモアを交えながら生きているんだなあと思わざるにはいられない。三人がそれぞれ「死」を朗らかに受け止めているのが心に留まる。

  • 私が谷川さん大好きすぎるからか、谷川さんの言葉だけが輝いて見えて、高田さんは利口ぶって見えて、対談はあんまりかみ合っていないという印象でしたが・・・

    文章の重い・軽い・乾いた・湿った、といったことと、著者の現実認識との関係とか、
    女のことば・男のことば、のくだりが面白かった。

    ただ重く見える言葉が重いわけではなく、
    漢字だらけの文章が高級なわけでもない。

    軽さにも羽毛のような軽さと小鳥のような軽さがあるんだそうです。
    自分にとって快適なことばについて改めて考えられてたのしかったです。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表。『二十億光年の孤独』刊行以来、『バウムクーヘン』『あたしとあなた』『幸せについて』ほか、著書多数。

「2026年 『これより先には入れません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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