転移 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版 (2011年11月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784022646378

みんなの感想まとめ

心の葛藤と闘病の記録が鮮明に描かれたこの作品は、著者の生涯の最後を飾る感動的な証言です。作家としての情熱を持ちながら、身体の不調と戦い続けた著者は、わずかな希望を求めて物語を紡ぎました。彼女の執念深い...

感想・レビュー・書評

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  • 心の赴くままに、本当に取りとめもなく書き綴ったのでしょう。プロとは思えぬ冗長な文章。だけど、食餌がままならなかったり、体力が衰えてきたりと、思うに任せなくなる様子はよくわかる。そしてどれほど「書く」ことに執着していたのかと言うことも。

  • 「アマゾネスのように」「がん病棟のピーターラビット」と読み継いできた。
    前2作は、とても癌患者とは思えな言うようなエネルギッシュな(そしてそれがほんとに著者らしい)筆致に感服した。

    この闘病記でも、めちゃめちゃ苦しい筈なのに、決して暗く重たくならない文章に感服。
    結末を知ってしまっているだけに、最後は本当に切なくなったが、死の直前まで、書き続けるという精神力には、本当に恐れ入る。

    本当に素晴らしい、希代の物語作家だったんだよなぁ…。

  • ノンフィクション
    病気

  • 日記形式で、読みづらい!
    人の日記は、興味がないし、あまり面白くない。

  • 死へ向かっていく本。
    この人は書くために生まれたのだと思う。もっと書いてほしかった。
    そして死を間際にして、母への思いに泣き、夫への思いに泣かされる。いい夫婦だったんだな。
    意外と息子へはない。
    希望はないが絶望もしていない。死へ向かう自分を観察しているかのような。
    そして病床でグインサーガを書き、伊集院大介を書き、ホモ小説の俊一サーガを書く。
    最後の一文字は、「ま」。ここで力尽きて昏睡状態になる。
    これ、「まだ生きる」「まだ書ける」の「ま」であったと思えてならない。
    「もうダメだ」とは最後まで言わず、「これからこそ書かねばならない」と、余命数日と言われてから述べる執念。体調はともかく、頭脳は最後までクリアであったことにも驚く。
    編集者、最後まで校正なしで載せてくれてありがとう。
    いろいろ考えさせられる本でした。

  • 916
    がんが転移し、56歳で亡くなるまでの最後の手記。拒食症に悩んだ著者の食生活が細やかに書かれている

  • 改行が殆どない、みっちりした文章。
    久々に黒々としたページの本を読んだ気がする。
    感想としては、『壮絶』のひとことに尽きる。

    人が死を意識したときに
    最後に行きつくところは食べることなんだなーと思った。

  • 最後まで文章を書き続ける中島先生。ファンとしては見たくなかったような一面もさらけだしている。小説に、文章に選ばれた人だった。

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