転移 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 44
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646378

作品紹介・あらすじ

2009年5月26日、栗本薫=中島梓が56歳の生涯を閉じた。08年、すい臓ガンが肝臓に転移し、抗ガン治療を続けて以来、意識を失う直前まで精力的に執筆をした。作家であり、主婦であり、母であったひとりの女性のかつてないガン闘病記にして命の証し。

感想・レビュー・書評

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  • 日記形式で、読みづらい!
    人の日記は、興味がないし、あまり面白くない。

  • 死へ向かっていく本。
    この人は書くために生まれたのだと思う。もっと書いてほしかった。
    そして死を間際にして、母への思いに泣き、夫への思いに泣かされる。いい夫婦だったんだな。
    意外と息子へはない。
    希望はないが絶望もしていない。死へ向かう自分を観察しているかのような。
    そして病床でグインサーガを書き、伊集院大介を書き、ホモ小説の俊一サーガを書く。
    最後の一文字は、「ま」。ここで力尽きて昏睡状態になる。
    これ、「まだ生きる」「まだ書ける」の「ま」であったと思えてならない。
    「もうダメだ」とは最後まで言わず、「これからこそ書かねばならない」と、余命数日と言われてから述べる執念。体調はともかく、頭脳は最後までクリアであったことにも驚く。
    編集者、最後まで校正なしで載せてくれてありがとう。
    いろいろ考えさせられる本でした。

  • 916
    がんが転移し、56歳で亡くなるまでの最後の手記。拒食症に悩んだ著者の食生活が細やかに書かれている

  • 改行が殆どない、みっちりした文章。
    久々に黒々としたページの本を読んだ気がする。
    感想としては、『壮絶』のひとことに尽きる。

    人が死を意識したときに
    最後に行きつくところは食べることなんだなーと思った。

  • 最後まで文章を書き続ける中島先生。ファンとしては見たくなかったような一面もさらけだしている。小説に、文章に選ばれた人だった。

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