本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022646552
作品紹介・あらすじ
3・11の前も後も私たちを深く慰める、死者との別れをめぐる30の詩。
感想・レビュー・書評
-
谷川俊太郎が編者をつとめ、「死」に関する詩を集めた本。2003年に刊行され、2012年に文庫化。
この本におさめられている詩のような、穏やかな死でありたい。ただし、解説にも書いてあった通り、それだけではないことを知ってしまった。確かに、死について考え、何かを残せる人は時間がある人なのかもしれない。
でもだからこそ、これらの詩にひかれるのかも知れない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この文庫には伊藤比呂美の解説がついて、このアンソロジーの味わい方を教えてもらえる。解説まで読みおえると、またはじめから読み返さずにはいられない。そして本棚に居場所を作る、そんな一冊。
-
編者の詩がやはり秀逸。あらためて味わい深いのは中原中也か。
-
谷川俊太郎が選んだ30篇の詩(自作も含む)。
タイトルからは吉野弘の詩を想起させるが、テーマは死者との別れ。ドキッとするような吉野の詩も含まれている。しんみりというよりは、心を静かにさせるような詩が多数。
全4件中 1 - 4件を表示