祝魂歌 (朝日文庫)

制作 : 谷川俊太郎 
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 49
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646552

作品紹介・あらすじ

3・11の前も後も私たちを深く慰める、死者との別れをめぐる30の詩。

感想・レビュー・書評

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  • 谷川俊太郎が編者をつとめ、「死」に関する詩を集めた本。2003年に刊行され、2012年に文庫化。

    この本におさめられている詩のような、穏やかな死でありたい。ただし、解説にも書いてあった通り、それだけではないことを知ってしまった。確かに、死について考え、何かを残せる人は時間がある人なのかもしれない。

    でもだからこそ、これらの詩にひかれるのかも知れない。

  • この文庫には伊藤比呂美の解説がついて、このアンソロジーの味わい方を教えてもらえる。解説まで読みおえると、またはじめから読み返さずにはいられない。そして本棚に居場所を作る、そんな一冊。

  • 編者の詩がやはり秀逸。あらためて味わい深いのは中原中也か。

  • 谷川俊太郎が選んだ30篇の詩(自作も含む)。
    タイトルからは吉野弘の詩を想起させるが、テーマは死者との別れ。ドキッとするような吉野の詩も含まれている。しんみりというよりは、心を静かにさせるような詩が多数。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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