翻訳教室 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 287
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646644

作品紹介・あらすじ

東大文学部人気講義を載録。9つの英語作品をどう訳すか、著者は単語一つまで学生と討論し、講義を進める。翻訳という知的作業の追体験から出会う、英語と日本語の特性や違い、文体の意味、小説の魅力とは。ゲストに村上春樹氏、J・ルービン氏も登場。

感想・レビュー・書評

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  • 柴田元幸先生の東大での翻訳授業。文学作品なので、かなり難しい。冒頭のタイベックなんて英文読んでてもほとんど分からなかった。
    でも、読み進めているうちにだんだんと慣れて来て、翻訳脳に頭が切り替わるのが楽しい。

  • 収録されている授業と同じ頃、
    わたしも同じような授業を受けていた。
    懐かしいなあ。

    翻訳だけでなく、
    文学と向き合う上で大切なことは
    柔軟であること、だと思った。

  • 英語でかかれた小説の翻訳の授業を本にしたものである。小説以外の翻訳にも少しは役立つかもしれない。

  • 15/04/18、ブックオフで購入。

  • p229
    村上
    正しい理解というのは誤解の総体
    だと思っています。

    p390
    柴田
    小津安二郎がこんなことを言っています。
    「なんでもないことは流行に従う。重要なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う。」

    p409
    岸本佐知子
    た、大変そうですね。と言うと、
    大変だよぉ、倒れそうだよもう、と困ったように言う柴田さんの顔は、でもなんだかちょっと楽しそうだった。

  • 学生の訳が様変わりするのがすごい。

  • 日本語は細やかな情感を表現するのに適した言語だみたいなことが言われがちだが、単純にそれは他国の言語をよく知らないだけだと思う。英語にも、十分に情感に溢れる表現があってそれを日本語に翻訳する面白さが伝わる本。
    途中に出てくる村上春樹の仕事の姿勢、『集中力は体力だから年齢を重ねてもしっかり仕事をし続けるためには体力作りが大切』というところに見習おうと思った。

  • 東大文学部の柴田先生が行っている翻訳の授業をそのまま本にした作品。

    課題文を学生が翻訳して、それをみんなで意見を出しあって、訳を作っていくという授業形式なんですが、すごく面白そう。

    以前、何かの本で翻訳家の人が、翻訳は間違いはあるけど、正解はない仕事と言っていたのを思い出しました。
    確かに、作者がその一文一文に込めたニュアンスや意図を正確に表すことはすごく難しいことだと思います。

    単に英語を日本語に直すと言っても、作品の世界観、作者の作風、英語圏の文化、言葉の流行り廃り、その他もろもろ考慮すべきことはたくさんあります。

    日本語の言葉の選び方や英単語の持つ意外なニュアンスにいちいち感心しながら読み進めました。
    最初に原文が載ってるので、訳してから読めばもっと面白かっただろうな~(´ω`)

    読んでるだけでも頭がぐるぐる回転してる感じで、すごく面白かったです。

  • 単行本で既読。

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著者プロフィール

柴田元幸(しばた・もとゆき)
1954年東京都生まれのアメリカ文学研究者、翻訳家。東京大学文学部名誉教授。ポール・オースター、レベッカ・ブラウン、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソンなど、現代アメリカ文学を数多く翻訳。
2010年、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』(新潮社)で日本翻訳文化賞を受賞。マーク・トウェインの翻訳に、『トム・ソーヤーの冒険』『ジム・スマイリーの跳び蛙―マーク・トウェイン傑作選―』(新潮文庫)、最近の翻訳に、ジャック・ロンドン『犬物語』(スイッチ・パブリッシング)やレアード・ハント『ネバーホーム』(朝日新聞出版)、編訳書に、レアード・ハント『英文創作教室 Writing Your Own Stories』(研究社)など。文芸誌『MONKEY』、および英語文芸誌Monkey Business 責任編集。2017年、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。

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