司馬遼太郎の幕末維新Ⅲ 『翔ぶが如く』『最後の将軍』の世界 (朝日文庫)
- 朝日新聞出版 (2012年4月6日発売)
本棚登録 : 28人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022646651
作品紹介・あらすじ
『翔ぶが如く』で描かれた西郷と大久保の対立。維新の「勝者」だった二人は40代でその生涯を閉じる。一方で長い余生を生きた「敗者」徳川慶喜。体制が変わるなか西洋医学の発展に寄与した司馬凌海、松本良順、関寛斎…。激動の中で人はいかに生き、死んでいくのか。
感想・レビュー・書評
-
「翔ぶが如く」では幕末から明治維新をとおして伴に生きた西郷隆盛と大久保利通、最後は対立した二人でしたが、お互いに二人には二人にしか分からないこの国の姿があったのでしょう。維新の勝ち組のこの二人は40代で死に敗者の徳川慶喜はその後に長い余生を・・・。
「最後の将軍」で司馬さんが描いた慶喜公、自分は先日会津を旅してきたので幕末の慶喜公、会津の松平容保公についてイロイロ考えてしまいます。晩年は数多くの趣味を持ち余生を趣味人として生きたことは、幸せだったのか?
「胡蝶の夢」はまだ自分は読んでいないが、是非近々読んでみようと思う作品。司馬凌海、松本良順、関寛斎、三人ともなんと個性的、特に伊之助(司馬凌海)には興味をひかれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全3件中 1 - 3件を表示