f植物園の巣穴 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 1206
レビュー : 146
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646675

感想・レビュー・書評

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  •  ぬおおあんまり覚えてない。『家守綺譚』をもうすこし大人っぽくした感じ、という印象を受けた。最後らへんの、主人公が過去を取り戻していくところはしみじみと感動。

     夏に箱根湿生花園へ行ったので、イメージが完全にそれだった。

  • 幻想的なののギリかな。ちょっと夢見が過ぎると思ったら、最後でぐっと引きつけられた。

  •  『西の魔女が死んだ』『裏庭』あたりの、児童書っぽい分かりやすい文体かな〜と思ったら、ことばは少し難解。でも、しばらくはとっつきにくくて世界に入り込みにくいけれど、入ったら物語の空気感に浸れます(笑) ゆったりと進むけれど、最後の最後の方は一気にガーッと駆けていくかんじでした。

  • 家守綺譚から濃度を増した不思議世界、馴染めるかしら、踏み込んだらもうそこで敗けなのです、ラストの予測などしないがよろしい、梨木香歩の美しい日本語に導かれるまま困惑してればいい。

  • 20130930 読了

  • 噛みしめるような、味わい深い小説世界。読み終わった後も、しみじみといい小説だったという感慨に浸ることになる。この迷宮世界は、けっして直線や、幾何学的な立体を構成することはなく、まるで螺旋構造のようだ。しかも、それは末端と基点とが連続しているのである。まるでエッシャーの騙し絵の世界に迷い込んだかのように。ただ、結末はやや残念だ。

  • 歯医者さんでの会話や様子が面白くて好きでした。
    全ての人、全ての物事から学ぶことがあると改めて感じました。

  • 気付ば不思議な世界に入り込んでいた。
    まったく梨木さんの独特な世界観にやられてしまった。
    家守と同じようなといってる人もいるけれど、どちらかというと沼地に近い雰囲気があった。
    (不思議な現象が起こるのは主人公の過去に関することで、きちんと意味があるということ。カッサンドラとか…)

    歯、川、カエル…関係ないかもしれないけど、心理学に通じるものがあったような気がする。
    主人公が抱えている過去のこと、不思議な世界の中でどんどん解きほぐされていって、こちらまで心がすーっとするような。

    最後は想像してなかったので拍子抜けしたけど、あったか~い気持ちになれてよかった。

  • 別に読んでいただかなくても結構よ!という高飛車で高慢な文体が好きだ。美しすぎる!ファンタジーやSFは苦手なのですが、和風なら大丈夫という事に気づかせてくれた一冊。
    千代に八千代にですね。

  • 読み始めてすぐに、これは男性向けの内容だなと思いました。テーマとしては性別問わぬ普遍のものであるはずなのですが。
    現実と夢の境がない今回の構成は、意外と筒井康隆氏の書き方に似ていました。
    この作家さんは癒しについての表現が毎回上手いのですが、今回はそれほど感情移入できず残念。ラストに向けての道のくだりが、命を生み出す胎道でもあり、死と生を結ぶ黄泉比良坂でもあるという、非常にありきたりの描写だったせいかもしれません。

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著者プロフィール

梨木 香歩(なしき かほ)
1959年、鹿児島県生まれの小説家、児童文学作家、絵本作家。
『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。映画化もされたこの受賞作が最も著名な代表作となる。
ほかに新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を、『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞、『渡りの足跡』で読売文学賞随筆・紀行部門をそれぞれ受賞。
受賞作以外の代表作として、『家守綺譚』、『沼地のある森を抜けて』、『ぐるりのこと』などがある。

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