f植物園の巣穴 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.67
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本棚登録 : 1772
感想 : 190
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646675

感想・レビュー・書評

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  • 地球っこさんに教えていただいた前回読んだ「家守綺譚」がとっても面白かったので、次も地球っこさんが読まれていたこの本を読みました。

    うーむ とっても面白い。
    家守綺譚より、こちらの方がよりハマってしまいました。。

    解説から
    「穴」は垂直の移動。「川」は水平の移動を表す。

    語り手の人生における、三つの大きな喪失を巡る物語。

    この小説は、生と死の世界の間を往復し、死人と交流する物語でもある。

    読み終えて、初めからもう一度物語をたどり直してみると、あちこちに差し挟まれたエピソードが、初読時とは違う深い意味を帯びて迫ってくる。


    地球っこさん ありがとうございました。
    梨木香歩さんの本をもう少し読みたいと思います。。

    • いるかさん
      地球っこさん  ありがとうございます。。。

      本当に面白かったです。
      これは絶対何度か読返さないと と思います。

      梨木ワールドに...
      地球っこさん  ありがとうございます。。。

      本当に面白かったです。
      これは絶対何度か読返さないと と思います。

      梨木ワールドにすっかりハマってしまいました。
      ちょっと、ズッポリハマってみたいと思います。
      ありがとうございます。。。
      2020/11/09
    • nejidonさん
      いるかさん、横から失礼します。
      この頃小川洋子さんと梨木香歩さんの本がタイムラインによく流れるようになって、すごく喜んでいます。
      他の本...
      いるかさん、横から失礼します。
      この頃小川洋子さんと梨木香歩さんの本がタイムラインによく流れるようになって、すごく喜んでいます。
      他の本のレビューに書いたのですが、このふたりにはノーベル文学賞をとってもらいたいんですよね(*'▽')
      蟹塚縁起は手に入らなかったんでしたっけ?
      今すぐでなくとも、待っていればいつか現れることもあります。
      その時はぜひお読みくださいませ。気に入って下さるかと(^^♪
      梨木さん、良いですよね!私も大好きです!
      ではでは、突然失礼しました。
      2020/11/09
    • いるかさん
      nejidonさん
      コメントありがとうございます。
      いつもレビュー楽しみにしています。

      地球っこさんとのコメントも見せていただき、...
      nejidonさん
      コメントありがとうございます。
      いつもレビュー楽しみにしています。

      地球っこさんとのコメントも見せていただき、興味深くみていました。
      実は「蟹塚縁起」をネットでみたらブックオフで見つけました。注文したのでもうすぐ届くと思います。
      すごく楽しみです。
      小川さんと梨木さんにノーベル文学賞 私も大賛成です。

      しばらく梨木さんの世界に浸かりたいと思います。
      これからもよろしくお願いいたします。。
      2020/11/10
  • 『f植物園の巣穴』の世界は、『家守綺譚』や『冬虫夏草』のような、あちら側とこちら側の境界が曖昧な世界というよりも、まだもう少しひと側に寄った、生とか死の概念が重きを置いている世界観だったように思う。
    あちら側とこちら側が自ずから繋がったわけではなくて、不意にあちら側に落ちてしまった、まさに穴に落ちたような印象だった。

    それはそれは夢の中の出来事のようで、なんとも足元がおぼつかない読み心地だった。
    前世が犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、烏帽子を被った鯉……
    当然のように現れては、主人公である植物園の園丁と言葉を交わす。
    少しおかしいなぁと思いながらも、ああそうか、そうだよなぁと、何だかわからないけれど、感覚的に受け入れてしまう。
    〈──それは気のせいではありません、ご安心なさい。では。〉
    はぁ、そうか。やっぱり、そうだったよなぁ……

    園丁が落ちた世界には、しばらくの間、同じところをぐるぐる回っているような焦燥感や閉塞感を覚えるときがあった。
    その原因のひとつが水の滞った川。
    この川を前にすると息苦しくなるのだ。
    園丁は切羽詰まった思いに襲われる。
    〈とにかくこの滞りを取り、水を流さねばならぬ、そうでなければもうこれ以上生きてはいけぬ……〉
    川へと手を伸ばした彼は、そこで出会ったカエル小僧とともに自身の過去を巡りはじめる。
    あとで名前をつけてやると約束したカエル小僧を「坊」と呼び、少しずつ成長していく坊とともに、園丁が己の過去に向き合いはじめたことで、物語がいよいよ生命力を帯びてきたようだった。

    園丁の落ちた穴は、彼の心の奥底へと通じているものだろう。
    二度と開けることができないように、鍵をしっかりと掛けた過去の思い出が、穴のなかで忘れ去られようとしていた。
    誰しも後悔やうしろめたさ、哀しみ、取り返しのつかない傷を、心のどこかに持っているものだ。目をそらし、無きものとしたそれらは、やがて澱となって心の奥底に沈みゆく。それは無に帰することではなく、反対に囚われ続けていることになるのではないかと、ふと思う。
    もう一度、それらへと向き合うことが出来たときに、やっと過去から解放されることになるのだろう。
    清らかな川の流れは、そっとそれらを浮かび上がらせ、泥や汚れを優しく洗い流してくれるはずだ。そうやって初めて、実はそのなかに本当の宝物が隠されていたことに気づくのかもしれない。

    あぁ、わたしはそんな宝物に気づける人になりたい。

    • 地球っこさん
      nejidonさん、酔っちゃう本ってわかります。
      わたしは小川さんの作品に多々?あります 笑
      やっぱり梨木さんと小川さんにノーベル文学賞...
      nejidonさん、酔っちゃう本ってわかります。
      わたしは小川さんの作品に多々?あります 笑
      やっぱり梨木さんと小川さんにノーベル文学賞ですね!
      そのときは乾杯いたしましょうね~
      (^_^)/□☆□\(^_^

      「蟹塚縁起」ですね、知りませんでした。
      絵本とは想像つかないなぁ。
      ぜひとも読んでみたいです(*^^*)
      nejidonさんの包装紙のたとえ、ああわかるー!
      思わず笑ってしまいました。
      2020/10/28
    • いるかさん
      こんばんは。
      家守綺譚と植物園の巣窟 購入することができました。
      nejidonさんの書かれている蟹塚縁起は出版社にも在庫がなく、取り寄...
      こんばんは。
      家守綺譚と植物園の巣窟 購入することができました。
      nejidonさんの書かれている蟹塚縁起は出版社にも在庫がなく、取り寄せ不可でした、残念。
      順番に読んでいきたいと思います。
      ありがとうございます。
      2020/10/28
    • 地球っこさん
      いるかさん、こんばんは。

      秋の夜長や雨の日の静かな時間、
      そんな雰囲気での読書が似合う小説だと思います(*^^*)

      蟹塚縁起は...
      いるかさん、こんばんは。

      秋の夜長や雨の日の静かな時間、
      そんな雰囲気での読書が似合う小説だと思います(*^^*)

      蟹塚縁起は絶版なのですね。
      わたしは図書館に予約しました。
      とても楽しみにしてます♪
      2020/10/28
  • f植物園に転任してきた佐田豊彦。
    造成された水生植物園が担当だ。
    彼はそこを「隠り江」と名付けて情熱を注ぐ。
    が、ある日大切にしていた日本水仙がなぎ倒されていることに気付く。
    何物かが通ったように、椋の大木の"うろ"から水辺へと倒れていたのだ。

    思い起こせば、自分はその"うろ"に落ちたのではなかったか?
    なのに、そこからの記憶がない。
    次の記憶は唐突に自室で寝ている場面。
    そして歯痛の為に歯科医へ。
    前世は犬だったという歯科医の妻、ナマズの神主…次々現れる不思議な人物と、交錯する千代との思い出、ねえやのお千代との思い出、椋の大木、かつて抜いてしまった白木蓮。。。
    "うろ"に落ちて以来、何かがおかしい。
    「論理的に考えると、うろに落ちてうろから出た記憶がない場合は、未だにうろの中にいるということになる。が、それは論理的には正しくとも私を取り巻くこの現実の展開にはそぐわない。」
    これは一体…。

    主人公は歯痛に悩まされながら"うろ"に落ちる。
    そして、不思議な現状と過去の思い出を行ったり来たりしながら、
    蓋をして忘れていた大切な思い出、関わった人の思い、時の流れ、人の生き死にや連なりとに、少しずつ向かい直す。
    時は川のように流れてゆくもの。
    水は正しき方向へ流してやらなくてはならない。
    止水しては滞りを生んでしまう。
    主人公はこの不思議な世界で自らを形作っている人や風景を再確認し、過去を取り戻し、真実と向き合っていく。

    「しくしくとした歯の痛みは、そのまま軽い陰鬱の気を呼び、それが気配のしんしんとした雰囲気とよく狎れ合って、何所とも知れぬ深みへ持って行かれるような心地。」

    「それにしても「千代」が寄ってくる人生である。」

    「おや、この千代はその千代かこの千代かあの千代か。ふと、箸を止めて考え込む。どうも「千代なるもの」が渾然一体としてきている。」

    「この木、以前は目につかなかったのだが。」
    「ーはあ。けれどそんなこと、誰にも分かりませんよ、見えてくるまでは。」

    「そうだ、すっかり忘れていたが、月下香は妻の千代の好きな花であった。」

    「……とにかくこの滞りを取り、水を流さねばならぬ、……」

    「カクスナ。アラワレル。」

    土瓶さんのレビューを参考にし、積んであった『裏庭』を避け、代わりに…と手に取ったのが本書だった。
    面白かった!!
    後半から様々なことが明らかになってゆく。
    梨木香歩さんだとやはり『家守綺譚』には敵わないのだけれど、ユーモアもありながら感動する作品。
    読み終えても暫く余韻に浸ることとなった。
    不思議に可愛らしい河童の坊(道彦)には情が湧く。


    ☆大気都比売(おおげつひめ)
    日本神話における食物の神。


    • 土瓶さん
      あ。遅かった(笑)
      あ。遅かった(笑)
      2024/03/20
    • 傍らに珈琲を。さん
      あ、もうコメントしてくれてたのね。
      ごめんなさい。
      あ、もうコメントしてくれてたのね。
      ごめんなさい。
      2024/03/20
    • 傍らに珈琲を。さん
      いや、今バグってたみたい 笑
      お互いホントに同時入力だったのかも。
      いや、今バグってたみたい 笑
      お互いホントに同時入力だったのかも。
      2024/03/20
  • 読了すると、色々なことが伏線だったと気づき、また再読したくなる内容でした。
    本書を是非読んで頂きたいので、お楽しみを残しておくよう詳細は割愛します。

    以下、ネタバレにはならない箇所で、クスッと笑える場面を紹介します。

    主人公の佐田豊彦が、歯の治療で無防備に口を開けていたところ、歯に〇〇セメントを入れられます。その場面の歯医者と家内が会話がシュールでした。

    歯医者の家内「え、あれで大丈夫でしょうか。」
    歯医者   「何、大丈夫だろう。」

    主人公の方の気持ちになると、よくわからない物を自分の口の入れられ、「あれで大丈夫でしょうか。」と言われたならば、『ちょっと何々?!』とプチパニックになりそうです。得体の知らないものへの不安感が伝わる場面でした。
    相似て、本書の「芋虫と蛹の描写」の場面も、得体の知れないものを知ろうとする心の描写だったのかもしれません。
    読み込む程、気づきがありそうな本です。

  • 著者の村田エフェンディ滞土録、家守綺譚のような異界と交わる心地よいファンタジー。

    梨木さんの日常と異界が共存する世界観が大好きです。

  • 人間、嫌な経験をするとそれを意識から追い出すことで何とか生きていく、という仕組みになっているみたいだけども、そのやり方が必ずしも最善ではないということだろうな。フロイトの治療過程を思わせた。

    同著者の「家守綺譚」のシリーズにも近い和風異界的な「不思議」の描写が多いので、お好きな方はどうぞ。

    本作だけでもお話としては成立するが、途中に出てくるちょっとした記述が、続編「椿宿の辺りに」への布石となっているので、そちらもあわせて読みたい。

  • 暗喩と隠喩、植物と水で作られたモザイク。
    それぞれ形は異なるもののなめらかに繋がり一つの美しい均衡を成す。

    あー、なんだかよくわからないけれど救われた気がする。おだやかにゆるやかに繋がって連なって辿り着く全体像のなんと美しいこと、まやかしもあやかしも渾然一体となって一本の糸に布になる快感。
     読み返せばきっと意味が違ってくる情景を溶けてしまった飴玉みたいに味わっている。
    あー面白かった。

  • 梨木果歩の小説は境界が曖昧だ。隣を見れば異世界。親しい人は幽霊。
    今回はそれが顕著で、まるで夜明け近くの夢の中にいるようで、はっきり筋が通っているようなのに現実味が欠けている奇妙な感覚だった。
    村田も家守もわりと時間をかけて読んだが、半年以上かかるとは予想だにしなかった。
    面白いが入り込むまでに時間がかかり、そこから浮上するのにも時間がまたかかる。
    本当なら自分一人の時間が楽しめる場所でゆるゆる読むべき本なのだが、あいにくそんな贅沢な時間は持っていない。
    しかし、千代たちについては彼の記憶は生々しい。そこだけ妙に精彩だ。
    最後にはすべて明かされ、ものすごく納得しました。
    やっぱりあのシーンと、千代さんとの思い出は泣いてしまいました。
    全体的に和風を強くした「裏庭」ぽいです。

  • 梨木ワールド。濃密で、意味が見えなくて、読み進むのが辛いが、後半で一気に世界が開けてくる。命という根っこを持つこころの機微を描き切る。誰かを深く想う気持ちとそれを失った時の受け容れ難さ、そして蘇生まで物語る。見事。

  • 久々に読んだ梨木さん作品。
    この人の作品を読むと、読後に優しい、ふわふわしたような感覚を得られるからすきです。

    現実と異界を、不安感と喪失感を携えながら主人公と共にゆらゆら旅している気分になりました。

  • 夢と現が混在する暗喩に満ちた物語。過去を巡り記憶が混濁する世界。人が獣の様相を帯び、水が満ち、植物が覆う世界。どう展開していくのだろうかと思っていると、全てが繋がり物語は終息を迎えます。その時の安堵感というか快感はミステリ的悦びに通じますね。なるほど、そこに行き着くのかと感服しました。これは二度三度読むとより味わい深くなるのかも。
    恐らくは100年近く前の日本を舞台にした物語な為、言葉遣いや佇まいに独特の美しさがあります。それもまた読んでいて楽しいんですね。

  • 以前読んだ時には何か頭が混乱するだけだったのが、再読で星5になった

  • "椿宿の辺りに"を読んだ後、再読してようやく、私はこの物語が好きだった事に気付いた。最初に読んだ際は、主人公の曖昧な記憶、過去と現在(現在と言っても、ファンタジーに満ちて象徴を読み取らないとならない)が入り交じる物語に囚われすぎ、印象を上手くまとめられていなかった。
    蓋をしてしまうほどに辛い過去があり、そのせいで酷薄な態度を取っていたのが、精霊?土地神?達に導かれて少しずつ自分の記憶と向き合えるようになった。そして会うことの出来なかった息子とも言葉を交わし、何よりも、息子に名をつけることが出来た、というのは、自分の過去へのこだわりを捨てる上でも、息子への想いを昇華させるうえでも、これ程の行為は無かったのではないか。名をつけてもらったからこそ、息子の魂は"何者でもない"状態から"会えなかったかけがえのない存在"へと変わり、二人共が前に進めるようになったのではないか、と思う。
    最後に、妻とお互いに言えなかった気持ちを通わせ、この二人もまた前に進めるようになったところも、心を温かくさせてくれる。

  • 解説に非常に共感した。そう、語り手と一緒に読者も頭を抱えるよね…話が散漫になるのかと思いきや、「カエル小僧」との交流、その成長、名前を与える場面は感動的でさえあるという…。
    本当に、最初は五里霧中を彷徨うようであったけれど、最後まで読んで、ああ、そういう話だったのか…と思うともう一度読み返したくなる。そうすると数々の伏線に、語り手の語りに上塗りされているその底にある本当の気持ちが見えてくる。

    語り手が向き合わぬものは読み手にも要領を得ない、語り手が向き合った時に初めて世界がそれと知れる、それもまた小説だと思う。

    いや本当に、その者に自分の名字、自分と一文字を共有する名前「佐田道彦」を与える場面はぶわっと涙が出た。

  • この人の本の凄いところは、読み直せば読み直すほどどんどん好きになっていく不思議さにあると思う。続編を読むための再読だったけれど。繋がりがあるとこの本が生きる。どうか続編と続けて読んでほしい。

  •  久しぶりに心が激しく揺さぶられた。
     読みながら涙が滲んできたのはいつ以来だろう。
     最初はちょっと滑稽で、ひょうきんでさえあるのだが、次第に重たくシリアスになってくる。
     生と死、そして血の匂いも漂ってくる。
     それでもこの読後感の爽やかさは何だろう。

     それにしても素晴らしい文章だ。
     使われる単語も、その単語の置き方も、装飾の仕方も。
     スラーっと読み進めるのがとても勿体ない。
     一文一文、ゆっくりと愛でたい文章が連なっている。

  • 自分の封印していたものとは、いつか向き合わねばならない。穴、亡くした子、乳歯、蛹、カエル、大宜津比売、アイルランドの妖精、全てが滑らかに繋がっていく様、本当に素晴らしいと思う。あえて言えば『裏庭』と同じ系統の作品だが、そんなふうに分類するのもばかばかしくなる。

  • 大人になって読み返してみると、ただのファンタジーじゃなかった。

    穴ぼこだらけのまま生きていても、いつか誰かが埋めてくれる。でもぜんぶ埋まらなくても大丈夫。そう思った。

  • 東京日記読んでたら読みたくなって読み返し。
    同じ夢のような話でも、こちらはもやもやしていたものが、晴れていくのが良い。

  • 20130930 読了

著者プロフィール

1959年生まれ。小説作品に『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』『丹生都比売 梨木香歩作品集』『裏庭』『沼地のある森を抜けて』『家守綺譚』『冬虫夏草』『ピスタチオ』『海うそ』『f植物園の巣穴』『椿宿の辺りに』など。エッセイに『春になったら莓を摘みに』『水辺にて』『エストニア紀行』『鳥と雲と薬草袋』『やがて満ちてくる光の』など。他に『岸辺のヤービ』『ヤービの深い秋』がある。

「2020年 『風と双眼鏡、膝掛け毛布』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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