シングルベル (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646699

感想・レビュー・書評

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  • 典型的な草食系男子で結婚興味なしの陽一は、父の策略で3人の女性と見合いをする羽目になる。外資系バリバリ管理職、バンド大好きOL、元人気モデルの中から彼が選んだ女性とは? ドラマでも話題の婚活世代に送るコメディタッチの恋愛小説。

  • 知らずしらずに好きになっていた。不自然な出会いとは露知らず、そんなハッピーな罠、わたしにも誰か仕込んでおくれ。

  • 割と軽い感じでサクッと読めて、読み終えた後もなんだかちょっといい感じ、みたいな作風でございました。
    いい加減に読んだつもりはないのだけど、誰とゴールインしたのか書いてなかった・・・よね?いや、わかるっちゃあわかる気はするけど。

  • ★あらすじ★
    恋の気配すらない息子・陽一に業を煮やし、親同士のお見合いセミナーに参加した父・恵。3人の女性たちとの“出会い”を演出するも……。次々と飲み友化していく彼らは果たして結婚までたどり着くのか?

  • 軽く現実逃避したい。
    だけど、現実っぽい話で。
    共感できるような。
    かつ、ハッピーな気分になれるもの。

    という気分の時は、山本幸久さんは鉄板です。

    で、今回は、三十すぎて独身な子供たち(男子一名、女子三名)を心配した親たち(+叔母さんたち)が子供達をそれとなく出会わせて。。。
    という話。
    それぞれのキャラクターは相変わらず魅力的。
    共感できる人の良さと、強さと、常識の中で生きているところと、弱さと、ストレスをもちろん抱えているところと。。。

    もっとこの人の話、広げても面白そう。
    とか、
    ラストなんでこのハッピーエンド?
    とか、
    微妙に納得できないところもあり。特にその終わり方が突然すぎて。もっと、ふわっとした終わり方が良かったなー。。。
    とか、あるけども。
    相変わらず楽しませてくれます。

  • 山本幸久さん「シングルベル」読了。山本ワールド全開ですが‥少々食傷気味‥新たな展開を期待します!

  • 登場人物が多すぎて(しかもいろんな人が主役になりすぎて)、これ誰だっけ?ということが多々あった。のは私だけだろうか…。

    自分が「言われる側」に立ってしまったからだろうか、3伯母にすごくイライラしてしまった。勝手すぎる人たちで、さらにはこういう人が実際にいるんだろうからきっついよなあ。

    だけどそれを自分が言われる事はなくてよかったなあと思えたのもある(笑)

    それでも、一つ一つ、というか女性3人のそれぞれのお話自体は楽しかった。個人的にも一番気に入っていたあの人とのハッピーエンドになったし。

  • 作品の文中に出てくるのですが「三人の老婆に弄ばれた、四捨五入すると四十の冴えない絵画修復師の物語」。この三人の老婆と言うのが、主人公・陽一(四捨五入すると四十の冴えない絵画修復師)の父・恵(めぐむ)の姉たち。なかなか良い味を出しています。

    まあ、毒がなくて面白い話だけど、ちょっと軽すぎるかな。

    主人公は全くの草食系。しかしそれにしても余りに影が薄い。その主人公が出会う(出会わせられる)3人の女性は良いキャラなんだけど、もう少し描き切れて無いかな。山本さんらしい「お仕事」も軽く扱われるだけだし。どうも広がり過ぎて薄くなった感じです。<br />

    まあ、気楽に楽しく読むのには良い本ですが。

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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