斜陽日記 (朝日文庫)

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著者 : 太田静子
  • 朝日新聞出版 (2012年6月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646705

作品紹介

太宰治が、出世作『斜陽』の下敷きとした、回想録的な日記。"愛人"として娘を生んだ著者が、1945年の春から12月までの日々を、太宰に勧められるままに綴って渡した、文学史的にも貴重な作品を復刊。娘・治子のエッセイや太宰からの手紙を特別収録。

斜陽日記 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 太宰治の「斜陽」の下敷きとなった日記作品です。もう30年も前になりますか、斜陽に魅せられて繰り返し読んだものです。その下敷きとなったこの作品が今、文庫で読めるというのは幸せなことですね。余談ながら、「斜陽のおもかげ」、吉永小百合主演の青春映画でしたが、太田静子と太田治子の親子の姿を描く感動作でした。この本に描かれる母娘の姿は、映画の母娘の姿と重なるように思いました。いい本でした。

  • 太宰の『斜陽』の下敷きとされた作品ということで興味を持ったので、どうしても比べながら読んでしまいました。前半は思ったより似ていないかなと思ったのですが、後半ではそのまま使われているようなところも多かった印象です。これは元々あったもの、あれは太宰が付け足したものと知れて、また作品に関して考えたくなりました。
    ただ、もし比較せずに読んだとしても、戦時中の生活や死にゆく母を近くで支える娘の姿など、ありのままの現実を知ることができる貴重な日記だと思いました。

  • 「斜陽」より好きだ、なんか、本物だと、信じたい。決して、玉川後につくったものではないと思いたい。

  • 人は恋と革命のために生まれてきたという名文が、太田静子のものであったこと。
    「斜陽」の直治の自殺と最後のかず子の手紙が太宰治のものであったこと。
    このことが分かって私はしんみりとしたはげましを感じた。

    太田治子の解説の受け売りだけど、直治はほとんど太宰であったから、きっと書きながらとても死にたかったのでしょう。
    しかし、かず子もまた、静子でありながら、太宰自身であった。
    かず子の手紙が太宰の創作であり、静子をはげます言葉であったというのは、静子にとっても、「斜陽」の読者にとっても心強い事実だと思いました。

    半年前「斜陽」を読んで、人生を変える力をもらった気がしました。
    19歳の夏、ふたたび迷いのなかにあるいま、この本の復刊に出会えて良かったです。

  • この朝日文庫になったばかりの本。日経に書評があって興味を持って読みました。
    実は、太宰は全く好きではない作家。もちろん、有名どころは読みましたが、斜陽もどんな話だったか。。。はて。。。といったものです。
    というわけで、ふつうにさらりとへええええと読んだのみ。
    しかし、母の最期を一緒に住み、亡くしていった私には、なかなか読み辛いものもありました。

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