明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子 (朝日文庫)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646712

作品紹介・あらすじ

父・太宰治と、その出世作『斜陽』の下敷きとなった日記を綴った"愛人"の母・太田静子。時を経てやっと向かい合えるようになった二人の愛の真実と、尊敬できる作家として、人間としての太宰に、娘にしか触れられない貴重な資料をもとに迫るノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 太宰治の娘である著者が、「斜陽」のモデルである母、そして、著作と母からの言葉を通じて知る父・太宰治を、時に厳しく、時にあたたかく、描き切る名著。恩讐を越えたところに、ほの明るく光る世界が待っている、そちらに向かって歩み出した、という感じを受け、読んでいる間中、ただただ心動かされました。

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著者プロフィール

作家。神奈川県小田原市生まれ。紀行文「津軽」で婦人公論読者賞受賞。作品に「言いだしかねて 父、太宰治そして愛、家庭を語る」(主婦の友社)、「花の見た夢」、「風の見た夢」(講談社)、「小さな神さま」「明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子」 (朝日新聞社)他多数。近刊「夢さえみれば──日本近代洋画の父・浅井忠」(朝日新聞社)

「2013年 『CD 児童文学名作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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