オーディンの鴉 (朝日文庫)

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著者 : 福田和代
  • 朝日新聞出版 (2012年9月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646736

作品紹介

閣僚入り間近の国会議員・矢島が謎の自殺を遂げた。真相を追う東京地検特捜部の湯浅は、矢島の詳細な個人情報がネット上で晒されていた事実を掴み、匿名の人間による悪意に慄きつつ捜査を進める。しかし、彼の元にも差出人不明の封筒が届き始め…。

オーディンの鴉 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 140202

  • 現代は情報社会である。プライベート、ビジネスに関わらず、ネットワークに関わることなく生活していくことは有り得ない。利便性を追求した結果、私たちは監視されることを与えてしまった。
    その恐怖が、とても身近なTwitterやYouTubeという言葉が出ることによってリアルさを増す。
    決して、自分の名前を検索してはいけない。

  • ありがちなストーリーだけど、YouTubeだったりニコニコ動画、Twitterといった身近なサービス名が出てくるあたりに親近感を覚え、すらすらと読み進めることができた。しかし、遂に黒幕の尻尾を掴んだぞ!っといった展開にも関わらず、”えっ、そんな奴いたっけ?”っと微妙な感じで読み返してみたけど、納得いかず残念だった。。。せめて、もう少し身近な人物が黒幕だったら・・・。読み進めながら、スマイリーキクチの事件を思い出してしまった・・・。

  • IT社会のリアリティを追求したサスペンス作品!天才ハッカーや天才プログラマー等の非現実的な類は一切なく、ごくごく身近なTwitterや2ch、SNS、YouTubeだったりニコ動といったツール類を使っての展開なだけにちょっと寒気が…
    インターネットの発達と共に生活も便利になったり、色々と可能性が拡がる半面、このような事態ってかなり現実的なのだろうから。。。
    …ただ、日進月歩で技術が進む昨今では「旬な時期」ならではの展開ではあるので、10年後とかに読み返すとかなり違う味わいになるのかも。

    そんな「現在」の社会に対する警告も含まれているのだろうが、それらの要素がうまくストーリーと絡まりあっていて無理なく読ませてくれる!
    また、主人公である湯浅の設定も絶妙だったかと。。。検事という職業ではあるものの、比較的庶民的であり親近感のあるキャラクターなだけに、中盤以降に追い詰められていく描写にはついつい同調してしまった。
    そして、現代に於いて、この情報管理から身を隠すって難しんだなぁ、、、と関心してしまった。

    …とまぁ、その辺については非常に面白かったのに、本作内での黒幕(?)が若干役不足だったんじゃないだろうか。
    組織の全容が掴めないままってのも含めて、設定自体は確かにリアリティはあるんだろうけど、小説としてはスッキリ感が足りなかったんじゃないかと。。。

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