吸血鬼ハンター25 D-黄金魔(下) (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 98
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646927

作品紹介・あらすじ

"神祖"に愛された貴族の居城まであと少しというところで、Dたちの行く手を阻むように忽然と町が現れた。その町には、数分前まで人々が活動していた形跡があるものの、何者かの手によって一瞬のうちに幽霊町にされてしまったのだ。そして魔手は一行にも向けられ、彼らの眼の前で操獣師のトーバが消失してしまう。大きな戦力を欠いたまま貴族の城に乗り込まなくてはならなくなった人間たちの運命は!?"黄金魔"編、完結。

感想・レビュー・書評

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  • 黄金魔上下間の、下巻です。
    この話はなんだかちょっと趣が違ってて面白かったですね。
    超絶的な貴族とDの闘いだけだとほとんど現実感が無くなってしまうので、一般人(人間)がいろいろやるのが良いのかもしれません。また、貴族が人間に借金して返済を迫られる、なんて変な設定がなかなか面白いです。しかも貸し借りの話しがすごく徹底している。
    最後、神祖の言葉が語られますが、、、ということは決着が付くんでしょうかね。この話に。

  • あっという間に読み終わりました。感想は上巻に書きました。

  • いつもの通りのDと左手。
    ただ、今回は借金取りと一緒と言う設定が面白かった。
    それと終わり方はイマイチだった。
    駆け足で終わらせた感じ。

  • 神祖がしゃべった話については、もうあまりにも予想どおりのネタで正直がっかりだけど、どのシリーズも完結というはっきりした終わりを書かない作者だけに、Dだけは直接対決で完結することを信じて今後も読んでいく予定。新シリーズよりも、これまでの数々のヒーローのシリーズをキッチリと完結させてくれることを祈る。

  • 本来、経済的なものからは超越していそうな貴族に金銭の観念を取りこみ、マンネリズムという泥濘であがいているかのように思われるが、やはり無理が多い。相変わらず何のために登場しているのか分からない人物が多数散りばめられ、伏線かの様に語れられるエピソードも全く収斂させないまま、唐突に話が終わるのは相変わらずである。ただし確かにマンネリということからすると、何故か守銭奴として何物をも敵に回してもひるまない爺さんとかは今までに無いキャラではある。ただし、そういったプラス要素を勘案したとしても、金という統一した評価軸で人間も貴族も十羽一絡げにしてしまったため、貴族が人間くさくなり、敵としての超越性が損なわれており、本筋から逸脱してしまいそうである。大いなるマンネリに染まるか、冒険するかでいうと後者の方が挑戦的ではあるが、本作では成功しているとは言えない。

  • ちょっと、終わり方があっさりしすぎかも。。。

  • グレイランサーを出してきたあたりから吸血鬼と人間を同一視しはじめてるのではなかろうか。

    人類の「敵」「超えるべき過去の支配者」として設定されてるはずの吸血鬼が妙に人間くさくて。

    ラスボスの影が見えはじめてきたけど、ま、おわらんでしょ。
    作者のライフワークと化しているし。
    ・・・<新宿>もあるし、どっちか切るかな?

  • 2012/12/10購入。出てるの知らなかった。

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著者プロフィール

1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、20年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は300冊を超える。著書に『吸血鬼ハンター“D”』『魔界都市ブルース』『妖獣都市』等多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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