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- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022646972
作品紹介・あらすじ
獣肉を扱う「百獣屋」は、あらゆる問題事を請負う御助宿だ。ある日、息子が美人局から金をせびられているので助けてほしいと父親から依頼がある。御助人の十四郎らが探っていくと、男女の恋心をもてあそび、金や命を奪っている、ならず者集団に辿り着く。書き下ろし第五弾。
感想・レビュー・書評
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一冊飛ばしているようだ~米問屋の娘が溺死体で揚がったが親は入水したのではないと言い張っている。柳橋の老舗料理茶屋の主が,百獣屋に助けを願ってきた。息子が美人局に引っ掛かり,500両を要求されているという。懐の寒いお助け人たちは直ぐに引き受け,強面の稲造と別のならず者,牢人風の武士がやってきて,談判するが,捨て台詞を残したが,引き上げさせることに成功した。米問屋の相模屋からも,娘が男に入れあげているので,これを断ち切るように依頼があった。娘を尾行すると娘から風呂敷包みを受け取った男は浅草並木町の美乃屋という小料理屋に入っていく。美人局も娘誑かしも同じ仲間だと見て追い詰めていくが,連中は百獣屋を逆に襲う積もりらしい。待ち伏せして,破落戸一人を倒し,塒を探し当てて,牢人二人を倒し,主立った連中を岡っ引きに引き渡すことに成功し,礼金を懐に入れた~金額が前金百両,成功報酬二百両と豪勢だ。一両十万と考えているのだが,そうすると三百両は三千万円! そんな簡単に用意できる金ではないように感じるぜ
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