代表質問 16のインタビュー (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 74
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647108

作品紹介・あらすじ

C0198【文学/海外文学その他】村上春樹、バリー・ユアグロー、ロジャー・パルバース、古川日出男、沼野充義、内田樹、岸本佐知子、ジョン・アーヴィング(架空取材!)ら13人の文学者に著者がインタビュー。文学の意義、作品の読みどころ、執筆動機、舞台裏の秘密まで、根掘り葉掘り聞き尽くす!

感想・レビュー・書評

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  • 柴田元幸さんがお書きになる、翻訳をめぐるあれこれのお話というのはすごく面白いのが分かっているんだけど、単行本が出てもすぐにはなんとなく気が引けて、読むのを後回しにしてしまうところがある。この本もそんな1冊。先日、柴田翻訳あれこれ本がまとめて文庫になったのをきっかけに、ぽつぽつ買いそろえて読んでいる。

    柴田さんが翻訳を手がけられた作家および、同業者である翻訳者さんとのインタビュー集。スチュアート・ダイベックやバリー・ユアグローといった、柴田訳でおなじみの名前が挙がる。

    どのインタビューを読んでも、作家の描く世界や見識にぴたりと焦点を合わせてくる的確さに感嘆する。その照準がぴたりと合っているから、インタビューされた作家がみな、明晰で深遠な自分たちの小説世界を見せてくれる。それは相対する柴田さんがプロ中のプロの英米文学者だから…といえば確かにそうだけれども、翻訳という作業を通して、どうしようもなく英米文学が好きであることと、その「好き」を裏付ける深さがあるから、適度に心地よく、適度に刺激的な角度に球を振り分ける、テニスのラリーのようなインタビューがとても上手くいくのだろう。少なくとも、相手につけいる隙を与えない、サーブアンドボレーのインタビューではないように、私には見える。

    レイモンド・カーヴァーのパートナーだったテス・ギャラガーの明晰さやスチュアート・ダイベックの哲学と詩心、ロジャー・パルバースの、現代文学と古典をつなげる試みが読んでいて刺激的。古川日出男さん、熱いな。沼野充義・岸本佐知子といった同業者さんの章では、「で、柴田先生はそこはどうなの?」と逆インタビューの様相を呈しているのも可笑しかった。たしかに、柴田先生には、同業として聞いてみたいことは山ほどおありだろう。リアルに5人くらいいそうなハイパフォーマンスだし。

    どの章も、文学に対する愛と楽しみが詰まっているので、じっくりページをめくりながら結構時間をかけて読んだ。ただ、村上春樹まわりの章は、『翻訳夜話』などで読んだ感触に近かったこともあり、高速で突破。しかも、内田樹先生の春樹愛が重すぎてツラいのはどうしたものか(笑)。

  • 15/10/11、神保町・三省堂古書館で購入(古本)。

  • 個性が光っている。

  • 文学の小難しい話しだった。
    村上春樹と岸本佐知子のとこを拾い読み。

  • インタビュー集。国外の作家さんの話を日本語で読める、貴重な本。内容が濃く、ゆっくり読んでいたら一ヶ月くらいかかってしまった。

  • 祝文庫化!

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    「「読者代表」シバタ君が迫る! 村上春樹、バリー・ユアグロー、ロジャー・パルバースなど13人の作家の意外な素顔 や作品の勘どころ、さらにアメリカ文学の真の魅力までわかってしまう。一読すれば あっというまに引き込まれること間違いなし。ジョン・アーヴィングへの架空インタビューも必読!」

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