新編 語前語後 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 45
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647146

作品紹介・あらすじ

【文学/随筆】『絵のある自伝』でその卓越した感性が改めて注目を集めた世界的な画家が、絵についてはもちろん、司馬遼太郎らとの交流や、日々の気づきなどを、絵描きならではの視点と豊かな好奇心から綴る。『村の広場』と『語前語後』から自選したベストエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 既刊『村の広場』(2002)『語前語後』(2008)から内容を取捨した合本。
    174ページの156/352番以降が『語前語後』だが、同書に収められていた森毅との初対談ははいっていない。
    1997年頃から2008年頃までの十数年間に見聞きしたニュース、読んだ本に触発されて思うこと、珍談、身辺雑記など350題余。安野さんのこのジャンルの本は読めばなんらかの拾いものがある。

    2000年頃にインターネット葬について書いている(115 さる出版社より、自分の死亡記事を書く試みに加わらないか、と言ってきた…)。まさか20年後に世界的な感染症禍のために葬儀のネット中継/参加が現実になるとは思いもよらなかっただろう、でもコロナ禍のニュースを見ながら思うことはあったかもしれない。それを読みたかったなと思う。去年(2020年)8月に出た「私捨悟入」が最後のエッセイ集となるのだろうか?

  • ふむ

  • 算数は楽しい=算数は人生に役立つ Q.E.D.

  •  確か「遊びの博物誌」か何かで氏の名前を知ってはいたのだが、数学系の人かと思ったら絵本作家とのこと(失礼しました)。ネタが数学もの?を多く取り上げていて、それが新鮮でよかった。数字をふっているのも、長さがばらばらなのも面白い。パズルものは必死こいて解いてしまった(回答はなかったが)し、時事ねたが最近のものまであり、自分にはてんこもりの内容で満足。他の著書もあるらしいので探しているのだが、いまだ見つからず。

  • 新編と言う事は、収録されているエッセイが異なるのかな?

    朝日新聞出版のPR(旧版)
    「絵描きにしてエッセイストの著者が、出合ったこと、考えたことを253編のショートエッセイにつづって贈る。舞台は、神田明神のウイルス除け祈願、中国・兵馬俑、アルザスの旅、テーマは、数学、迷信、デザイン、神の存在、色覚異常、オリンピック、のぞき、自分のガン……時空を超えた森羅万象への好奇心はとどまるところを知らない。巻末に数学者・森毅との「幻の対談」を、収録後四半世紀をへて初公開。」

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著者プロフィール

安野光雅(あんの みつまさ):1926年島根県津和野生まれ。画家・絵本作家として、国際アンデルセン賞、ケイト・グリーナウェイ賞、紫綬褒章など多数受賞し、世界的に高い評価を得ている。主な著作に『ふしぎなえ』『ABCの本』『繪本平家物語』『繪本三國志』『片想い百人一首』などがある。2020年、逝去。

「2023年 『文庫手帳2024』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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