極北ラプソディ (朝日文庫)

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著者 : 海堂尊
  • 朝日新聞出版 (2013年10月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647191

極北ラプソディ (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「北極クライマー」の続編。
    地域医療のあり方を問い、地方財政の破綻が医療にまで影響を及ぼしていくようすが描かれている。
    地域による医療格差の問題はすぐ近くに医療施設が整っている環境にいるとなかなか実感できない。
    財政破綻した極北市の市民病院で非難されながらも最善の策と信じる道をいく世良。
    救急医療の現場で命を救い続けようとする速水。
    医師としての姿勢・考え方の相違がわかりやすく描かれていた。
    市民はより多くのものを望む。
    けれど、その代価は出来るだけ少ないほうがいい。
    病院という命を扱う現場で医師たちが疲弊していく中、当たり前のようにさまざまな要求を通そうとする患者たち。
    現実はきっとこの物語に書かれているものよりも厳しいのでは?とも感じた。

    福島県のある産婦人科医が逮捕され裁判にかけられたため、産婦人科医を希望する医師が激減したといわれている。
    解剖医の数が少ないために事件が事故と判断されてしまったり、ドクターヘリがあっても使いこなせずにいたりと医療の現場は予想以上に問題を抱えている。
    海堂さんの作品にはそのあたりを織り交ぜながら物語が進んでいく。
    いろいろと考えさせられる点を含んでいる物語だった。

  • 医療と財政破綻という困難を課題としている。おもしろかった

  • 2017/12/27 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。

  • ドクターヘリを絡ませた本作は、なるほどラプソディの名に恥じない。今中医師が地域の救急医療のあり方に翻弄されているようだが、世良極北市民病院長と速水救命救急センター副センター長という東城大コンビが仕組んだドタバタなのだろう。最後は落ち着くべきところにそれぞれが巧く収まったようだ。「モルフェウスの領域」を読んだ直後なので、西野が出てきた場面でニヤリ。やはり桜宮サーガは記憶が新しいうちに立て続けに読んだ方がいいらしい。極北市民病院がこれからどうなるかを楽しみに待とう。

  • このシリーズ好きです。今作ではドクターヘリを手に入れた速水先生の活躍もある。
    ただ真っ暗な気持ちになるのは、地域医療のおかれた現状だ。首長の方針に振り回されるばかりの医療体制って。しかもそれは金の問題だったりする。希望が無いよなぁ。

  • なんと、極北シリーズはNHKでドラマ化されてたんですねぇ。
    キャストはバチスタでも出てくる速水先生とかが民放とは違うので、見たかったような見なくて良かったような…。

    クレイマーで暗躍していたお嬢さんが去って、平和が訪れたかと思いきや災難続き。
    世良さんもやる気があるんだか無いんだかでやきもきしてたら、そこで恋愛ネタぶっ込んできますか!と。
    ある意味どんでん返しでひっくり返りましたよ…。
    速水先生せつねえ!
    というか、後に桜宮に速水先生帰還しなかったっけ?しかも一緒に帰還したんじゃなかったっけ?とあやふやな記憶が蘇ったのでシリーズ再読するしか。
    ドラマ版の独自のエピソードだったかも?あれあれー。
    エピソード的には救命に出向してる部分が好きかも。
    題材が題材なだけに、お気楽におもしろかったー!とはなかなか言えないのだけど。

  • みんな納まるところに納まったって感じ。ただ一人を除いては。 
    将軍さまは変わらず将軍さましていて喜ばしい反面、彼の進む道は相変わらず茨だらけで心配でもある。 
    地方医療再生の道もまた果てしなく、途方もない。 
    医療が病んでいては、患者の治療などできるはずがない。
    人間が腐っていては、医療の再生などできるはずもない。 

    リスタート。 



    どうでもいいけど朝日文庫の紙質好き。

  • 極北シリーズの後編。速水とか出てくるし、世良があの人とは。過去の作品から読むと良い。最初の方はダラダラだけど、事故が起こるところは盛り上がる!終盤はまぁ良い話で終わる。

    バチスタをジャケ買いし、読書にはまったので、やっぱり海堂作品を読もう。

  • ブラックペアン、ブレイズメス、スリジエセンター、極北クレイマー、そしてこの極北ラプソディの順で読んだので、世良先生シリーズが終わった…という1冊。

    病院立て直しの話だけでなく、速水先生がずっと夢だったドクターヘリの話もあり、世良先生がスリジエセンターのあと、どこにいて、どうしていたのかが少しだけ出てきたり。ラプソディというだけあって、そんな内容もあり。

    読みごたえのある作品だった。

    花房さんはなんだかおいしいとこもってくなぁ、なんて思ったり(笑)

  • 北海道のとある破綻した街の市民病院を取り巻く話。ジェネラルのその後。(まだジェネラル・ルージュ読んでないけど。)ジェネラルにもロマンスがあったんだな。ちょっとほほえましかった。世良先生の正義も必要なんだと思う。最初は理解できなかったが、最後はまた希望が持ててよかった。

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