新装版 極北クレイマー (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 413
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647207

感想・レビュー・書評

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  • 久々に海堂さんの本を読みました。
    財政難にあえぐ極北市民病院に非常勤外科医として赴任した今中。
    いくらなんでもこんな病院はないでしょう~と、思いましたが・・・
    作中には懐かしい名前がチラホラでてきます。
    面白かったのですが、1冊の本の中にぎゅっと詰め込まれ過ぎているような気がします。
    問題に対して「解決!」というスッキリ感が得られず、「あれ?これで終わり?」と何となく消化不良な気分が・・・

  • 登場人物が著者の他の作品とリンクしているようで、
    知らない私はすっきりしない。
    話の内容は興味深いが暗い気持ちになる。

  • 世良先生、ご登場。
    でも、なんだかエラくキャラ変してきたな。
    あれから一体何があったのかなぁ。

    フィクションであるからこその病院だから物語として読んでいたけれど、ここ選んでは行かないなぁ…と思っていたらモデルとなる病院が存在している。

    もちろん小説だし、現実の医療現場は海堂さんの描く世界の出来事ばかりが起こってるわけではないのだろうが、つくづくお医者さん、看護師さんって大変だなぁと海堂作品を読むたびに思う。

    これから病院行くと、いろんな想像をしそうだ。

  • 巻末の解説にもあるように、意図的ではないというが実話を連想させる設定がされており、引き込まれ一気に読み切った。最後にあの世良先生が意外な役回りで登場し、呆気に取られた。続編も楽しみ。

  • 再読。

    ええ、こんな感じだった???というのが第一印象。
    なんだか医療に希望を見いだせない感じだなぁ。

    どうして、医療はタダで手に入ると思っているのでしょう。
    医者は神ではない、ゴッドハンドも対価を支払ってこそ。

    読んだときより、現実感が漂いすぎてるからでしょうか。

    今か今かと出番を待った世良先生って。。。
    あ、こんな最後に そうだったかぁ。

    そうそう、姫宮女史、結構好きですわ。

  • 我が故郷の北海道が舞台。
    あの世良先生の約20年後が話と聞き、一気に読んだ。
    過疎地の医療の現状を改めて感じた。

  • 日常生活を健康に過ごしている限り、病院はほとんど縁のない場所だ。
    けれど、どうしても必要があって病院に行かなければならないとき、選択肢はあまりにも狭く、基準となる知識もない。
    あたり前のように「病院の世話になる」といった言葉がまかり通る現状。
    患者と医師は対等ではない…という潜在的な思い込みがそこにはある。
    医療をビジネスだと捉える人たち。
    病院はあくまで単なる職場であり、出世競争に汲々としている人たち。
    そして、自分たちにとって大切なことなのに医療に対して無知すぎる人たち。
    誰が正しくて誰が間違っているのか。
    出産にトラブルはつきものだ…と母親は言う。
    いつの間に何事もなく出産することがあたり前になったのだろう…とも言う。
    でも、病院で出産するのだからそれほどの危険性はない!!と私は思っている。
    それは病院を特に信頼しているとかではなく、そういうものだと思っているからだ。
    医学の発展が安全神話を作りあげていく。
    でも、どんなに医学が発展しても実際に診療し治療をするのは人間なのだ。
    間違った先入観を持つことなく、少しでもおかしいと感じたら声をあげてセカンドオピニオンを有効に使いたい。
    海堂さんの作品を読むと怖くなるときがある。
    でも、きっと医療現場には今中のような医師がたくさんいるはずだ。
    そのことを信じたい。

  • バチスタシリーズはカレイドスコープまで全部読了済みなので、これがあのお噂の北の事件ね…!と。
    ここからもあちらこちらのシリーズに糸が張られていて、時にニヤリとしつつ。
    そうね…姫宮さんはやればデキル子なのよね!
    もうちょっと出番多かったら嬉しかった~。
    白鳥さんが出てこなかったのが若干残念(笑。

    それにしたって医療費滞納にはゾッとしたり。
    自分の命を預ける人達により多くを要求して、更に後足で砂をかけるようなことですよね…。
    解説を書かれている村上智彦さんの『医療にたかるな』を関連書籍として読んでみたいところ。

  • これがいわゆる“司法から医療への真珠湾攻撃”であるわけですか。 
    もうここまで振り切っちゃったらいっそのこと閉鎖してしまえとも思ってしまいますね。病院が無くなって存分に困り果てればいい。でも結局最後の方は開店休業状態でみんな別のとこ行ってるんだったら閉鎖したって市民は全然困らないんじゃないかとも思えてくる。 
    それにしてもあの清川がまさかあそこまでするとはちょっと見直してしまったじゃないか。 
    そしてあの世良さんがまぁ随分と痛快な人になってしまわれてなぁ。 
    姫宮だけが唯一の癒しです。 
    真実を知ることはできたのかな。 
    結論、いい女ほどダメな男に惹かれる。

  • キャラ設定は海堂作品らしい振り切った感じそのまま。地方医療、産婦訴訟の問題提起ありの、ただ最後は読者になげる印象の終わり方。

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著者プロフィール

海堂 尊(かいどう たける)
1961年、千葉県生まれの作家、医師。医師としての所属は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務(2018年3月時)。
2005年に『チーム・バチスタの崩壊』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同作はのちに『チーム・バチスタの栄光』と改題して出版される。映画・テレビドラマ化もされた代表作となった。

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