相棒 season11 下 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647351

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】ある同窓会に、人違いで参加することになった杉下右京が、会場に仕掛けられた爆発物から、過去の事件の真相に迫る「同窓会」、警視庁警視の死亡事件を追う右京と甲斐享が、警察庁の思惑に翻弄されていく「酒壺の蛇」など6篇を収録。解説・三上延。

感想・レビュー・書評

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  • バースデー。12歳の誕生日会の理由に。

  • 2020/02/10-02/14

  • 【あらすじ】
    ある同窓会に人違いで参加することになった杉下右京が、会場に仕掛けられた爆発物を発見したことから、隠蔽された過去の事件の真相を明らかにする「同窓会」、警視庁警視の死亡事故を探るうちに、公安や警察庁の思惑が浮き彫りとなり、元・相棒だった神戸尊をも巻き込む大事件に発展していく「酒壺の蛇」など6篇を収録。連続ドラマ第11シーズンの第14話~第19話を収録。

    【感想】

  • この本の6編も素晴らしい。
    「バレンタイン計画」「同窓会」「BIRTHDAY」。。。
    どれも相棒シリーズならでは。

    今回season11の3冊を読んだのには次の相棒に変わったからというのもありますが、本当に長寿のシリーズになりました。どの回も俳優陣が素晴らしいこともありますが、ストーリーに引き付けられているのも間違いないことです。

  • 「BIRTHDAY」が一番好きです。

  • 名作であったり、新境地であったり、
    なかなか読みごたえのある1冊だった。

    1シーズンにひとつかふたつはある子供が主役の話が
    『バレンタイン計画』と『BIRTHDAY』の2編も収められている贅沢。
    特に『BIRTHDAY』はseason8の『フェンスの街で』に並ぶ名作だと
    個人的には思っているので嬉しい限り。
    あれほど幽霊との邂逅を願っていた右京さんが
    ようやく出会えたという事実がさらっと流されている辺り
    逆に面白かったりもして(笑)。

    そして英語を駆使して事件に挑むグローバルな面が見えた『ビリー』。
    この回では芹沢くんの『女心判らないブラザーズ』という名言も飛び出したのが感無量。
    放映当時涙流して笑いながらそのシーンを見ていたことを思い出す。
    『BIRTHDAY』では実は寂しがり屋なのかと思わせた甲斐次長が
    その次の回の『酒壺の蛇』では思いっきり腹黒いというギャップも新鮮だった。

    この辺りから時系列が前後したりだとか映像ならではの手法が増えてきて
    ノベライズするのがめちゃくちゃ大変そうだなと思いつつ読んだ1冊だったのだが
    『酒壺の蛇』のラスト1行に文章の威力をがっつり思い知らされた。
    あの1行は映像では絶対表現できない文章ならではのものだろう。
    そしてその1行がノベライズを読む醍醐味を再認識させてくれたと思う。

  • 早いもので、昨シーズンまで文庫版が出た。
    「バレンタイン計画」はやはりなんとも言えない話だが、ドラマでの映像が印象に残っている。タイトルもいいと思う。
    あと、この中では加藤清史郎くんゲスト回の「BIRTHDAY」が良かった。ドラマのカットも印象的だった。通常回でよくまとまっていて覚えている。色んな謎がひとつのできごとの中で解き明かされていくのがとても心地いい。

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