縦横無尽の文章レッスン (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 83
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647405

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学】はがき一枚書くのも苦手な人へ──大学で開かれた実践的な文章講座。小学生の名作文から、童話や詩、世界の学者たちの愉快で過激な文明論まで、さまざまなテキストの面白さを味わい、書く。学生たちが書いた名文、迷文への作者のコメントが光る。

感想・レビュー・書評

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  • とても良かった。

  • 南伸坊さんの表紙イラストに惹かれて購入。
    文章レッスンを受ける構えではなく、講座の様子を覗き見る気分でも大丈夫。引用テキスト含めて、楽しく読みました。

  • 著者:村田喜代子 
    装丁・装画:南 伸坊

    講義の記録から成った本。単行本は2011年刊行。

    【目次】
    目次 [003-007]

    前期第1週 011
    前期第2週 034
    前期第3週 060
    前期第4週 083
    後期第1週 107
    後期第2週 134
    後期第3週 150
    後期第4週 173
    後期第5週 196
    後期第6週 219
    最後の授業 創作必携 242
     一 テーマをどう掴むか 243
     二 文体をどう作るか 247
     三 書く前は徹底的に調べる 248
     四 まず自分の目と耳で推敲する 250
     五 文章の中に空白はないか 251
     六 自分の癖を知る 252

    あとがき(二〇一一年 冬 村田喜代子) [256-258]
    解説(池内紀) [259-265]

  • 現役作家の視点で、説かれる文章レッスンは、その題材も面白い。メジャーとは言えない書籍から、作家の選択により選ばれて俎上に挙げられるテキストは、やはり、面白い。楽しく読める文章読本である。

  • 小学生の感受性豊かな作文に感心させられ、ぜい肉を落とした文章の美しさに魅せられ、そして翻訳のツボに納得する。文章の巧拙を左右する様々な要素が丁寧に解説されていて得るものが多い。各章に挿入される日記的な日常描写がなんともいえない味わい深さを醸し出している。

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著者プロフィール

1945(昭和20)年、福岡県北九州市八幡生まれ。1987年「鍋の中」で芥川賞を受賞。1990年『白い山』で女流文学賞、1992年『真夜中の自転車』で平林たい子文学賞、1997年『蟹女』で紫式部文学賞、1998年「望潮」で川端康成文学賞、1999年『龍秘御天歌』で芸術選奨文部大臣賞、2010年『故郷のわが家』で野間文芸賞、2014年『ゆうじょこう』で読売文学賞、2019年『飛族』で谷崎潤一郎賞、2021年『姉の島』で泉鏡花文学賞をそれぞれ受賞。ほかに『蕨野行』『光線』『八幡炎炎記』『屋根屋』『火環』『エリザベスの友達』『偏愛ムラタ美術館 発掘篇』など著書多数。

「2022年 『耳の叔母』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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