- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022647405
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学】はがき一枚書くのも苦手な人へ──大学で開かれた実践的な文章講座。小学生の名作文から、童話や詩、世界の学者たちの愉快で過激な文明論まで、さまざまなテキストの面白さを味わい、書く。学生たちが書いた名文、迷文への作者のコメントが光る。
感想・レビュー・書評
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とても良かった。
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南伸坊さんの表紙イラストに惹かれて購入。
文章レッスンを受ける構えではなく、講座の様子を覗き見る気分でも大丈夫。引用テキスト含めて、楽しく読みました。 -
著者:村田喜代子
装丁・装画:南 伸坊
講義の記録から成った本。単行本は2011年刊行。
【目次】
目次 [003-007]
前期第1週 011
前期第2週 034
前期第3週 060
前期第4週 083
後期第1週 107
後期第2週 134
後期第3週 150
後期第4週 173
後期第5週 196
後期第6週 219
最後の授業 創作必携 242
一 テーマをどう掴むか 243
二 文体をどう作るか 247
三 書く前は徹底的に調べる 248
四 まず自分の目と耳で推敲する 250
五 文章の中に空白はないか 251
六 自分の癖を知る 252
あとがき(二〇一一年 冬 村田喜代子) [256-258]
解説(池内紀) [259-265] -
現役作家の視点で、説かれる文章レッスンは、その題材も面白い。メジャーとは言えない書籍から、作家の選択により選ばれて俎上に挙げられるテキストは、やはり、面白い。楽しく読める文章読本である。
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小学生の感受性豊かな作文に感心させられ、ぜい肉を落とした文章の美しさに魅せられ、そして翻訳のツボに納得する。文章の巧拙を左右する様々な要素が丁寧に解説されていて得るものが多い。各章に挿入される日記的な日常描写がなんともいえない味わい深さを醸し出している。