リタの鐘がなる 竹鶴政孝を支えたスコットランド女性の生涯 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647467

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】NHK連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなった女性・リタ。1920(大正9)年、スコットランドの片隅で暮らすリタが、日本からウイスキー作りを学びにきた留学生と恋に落ち、結婚を誓う。夢に生きた夫を、死ぬまで支えた女性の純愛物語。

感想・レビュー・書評

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  • 竹鶴さん関連の本はマッサン放映後に色々読んだけど、この本だけ買ったのに読んでなかった。
    今マッサン再放送してて毎日見てるので、引っ張り出してきて読んだ!

    『ヒゲのウイスキー』や『望郷』と比べると、ざっくりした感じ。本自体の厚みが全然違うから当然やけど。
    リタさんは竹鶴さんに一生を捧げて、苦しいときのほうが多かったやろうに文句のひとつも言わず、すばらしい人やなあと思う。旦那さんがウイスキーを作ることだけに集中できるようにしてあげて、いつも応援して、世の中にこんなできた奥さんが本当にいるんかなと不思議に思うくらい!笑
    私にはできんなあと毎回思う。ドラマ見てても思う。

  • 以前読んだ、オリーブ・チェックランドさんの本に比べると、だいぶドラマ仕立てになっている。そのため、読みやすく、こちらのほうが感情移入しやすい。また、重要な点は、この本が例のドラマの直接の下敷きになっているという点だろう。先にドラマを観ているために、本の方で,マッサンとリタのドラマを追体験する形になる。そして、ドラマがかなり忠実に実際の二人の人生、そしてその苦労の歴史を再現していることがよく分かる。

    リタという人が、遠い異国の地で大変な苦労を重ねたことは間違いない。繊細な性格、美人薄命という言葉があるが、その通り、体質的にやや病弱で消して長生きとはいえない人生だったと思うが、それでも、随所に挿入されている本人の写真に、楽しげに笑う姿などを見ることができるのは、ほっとさせられる。

    繊細な部分を持ちながら、気丈にマッサンへの献身を貫いた、一人の女性の生き方、時代背景を考えても、なかなかすごいと思う。爽やかな読後感が残った。

  • お友達に貸してもらった本
    勿論毎朝欠かさず朝ドラ観てます
    リタさんの壮絶な人生 愛 ですね

  • 【最終レビュー】

    現在、放映中・朝の連続テレビ小説『マッサン』

    主人公の女性のモデルとなっている

    リタさんの生涯を描いた著書。図書館貸出。

    以下のサイトがきっかけです。

    *日経ウーマンオンライン(トレンド・ライフ)

    『夫を成功に導いた「マッサン」リタのスーパー妻力&夫婦愛の秘密』

    http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20141121/195343/?ST=mobile

    リアルタイム放映(録画)鑑賞と同時進行。1人の女性の立場の視点から興味を持ったのがこの著書。

    普段、読んでる段階では、淡々と読んでますが、この著書は違いました。読んでる途中からは

    「目に涙を浮かつつ」読んでいました。

    何故なら、リタさんが他界したのが〈1.17〉

    偶然にも「阪神淡路大震災の発生日」来年は、ちょうど節目の20年。

    そのことがもしかしたら、この朝ドラの制作の背景にあるのかもしれないなと、自身の中で考えつつ読み進めていきました。

    ドラマで描かれてるのと同様

    次から次へと様々な形になって訪れる「壁の数々」との「遭遇」

    リタさんの心身の面で、もう少しでも丈夫だったら、より長生きできたのかもと思って仕方なかったんです。

    歯がゆさ・せつなさ・目に見えない葛藤。きっと奥底では抱えていたのかもしれないと思いつつ…

    目まぐるしく変わりゆく日本の時代の流れ(大正~昭和30年代)の中、様々なハンデであれ、耐えに耐え抜き生きてこられたこと。

    「心からの拍手」を送ろうという「心境」でした。

    内容の中で書かれていた

    《ウイスキーの〈年月〉と〈熟成〉の「不思議な関係」》

    =[これが、リタさんの人生の「本当の味」そのもの]

    そう、自身、率直に思いました。

    〈常に、オールライト、プリーズ〉で…

    これから、北海道編で描かれる[リタの鐘]

    どういう形でドラマ本編で描かれるのか、後は、来年、放映を待つのみです。今は、ネタバレになるのでNGです。

    カラン、コロン、カラン、コロン…

    これを書きつつ、自分の中で

    「カウベルの音色」が響き渡ってるかのような「心地」に不思議と陥りながら…

    花子とアンと同様、マッサンも、いい作風としてグッと伝わってくるものを感じつつ、現在進行形です。

  • ドラマ マッサンのエリーのモデルとなったリタさんの物語。事実をもとにしたフィクションとのこと。幸多い人生というより、苦労の多い人生だったのだなと思う。この先のドラマも暗くなるのかな....

  • めったに読まない伝記。読みにくいかと思ったらすらすら読めました。なぜって、朝ドラみてるから。
    ドラマと同じところ、違うところいろいろ考えながら読み進める。一番の違いはリタの名前。どうして、ドラマではエリーにしちゃったのかな。
    著者の早瀬利之さんもエリーはあまりスコットランドにはない名前と書いてあります。
    スコットランド女性の強さ、我慢強さが当時の日本人女性と似ていると思います。
    リタの夫、竹鶴政孝は日本で始めて本格ウイスキーをつくった人物。スコットランドに留学中にリタと出会い、結婚し、リタとともに日本に帰国。

    留学中も、帰国してからも二人で苦労の連続。
    伝記なので、最終的に亡くなってしまうところを読んでしまい、少し寂しい。

  • ドラマの影響もありますが、どうせ読むならフィクションでももう少し事実に近いものを読みたいと思って選んだのがこの本です。短いので、この人との関係はこの後どうなったのだろうとか、もう少し掘り下げて欲しかったなという所はありますけど、やっぱり創業者の情熱はすごいものがありますね。また外国から嫁いで夫を支え続け、どんな時も笑顔を絶やさなかったリタ夫人の人生も、戦争という時代をくぐり抜けてきただけに、お人柄の奥にどれほどの苦悩や辛さがあったのかなと、読み終わった後しんみりしました。
    国を捨てるという決断の後の人生を生き抜いたリタ夫人、素敵です。

  • ご参考までに。
    “本書は一九九五年五月、朝日ソノラマより刊行されたものを、大幅に加筆訂正したものです。なお、自伝・取材をもとに構成されたフィクションです。”
    〜2頁より〜

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著者プロフィール

1940年長崎県生まれ。昭和38年鹿児島大学卒業。石原莞爾研究者。著書に、『将軍の真実・松井石根将軍の生涯』、『石原莞爾満州合衆国』、『石原莞爾満州備忘ノート』、『サムライたちの真珠湾』、『石原莞爾国家改造計画』、『南京戦の真実』(以上、光人社NF文庫)、『奇襲』(南日本新聞開発センター)、『石原莞爾 マッカーサーが一番恐れた日本人』(双葉新書)などがある。軍事雑誌『丸』に「参謀本部作戦部長石原莞爾『国家百年の計』三宅坂の夏」を連載中。日本ペンクラブ会員、満州研究会会員。

「2013年 『靖国の杜の反省会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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