降霊会の夜 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.44
  • (12)
  • (38)
  • (50)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 304
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647474

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】死者と生者が語り合う「降霊会」。男が呼び出してしまったのは、記憶から消したはずの「招かれざる客たち」だった……。至高の恋愛小説であり、一級の戦争文学であり、極めつきの現代怪異譚。浅田文学の真骨頂がここにある!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 僕は著者より10歳下だけど、キヨみたいな境遇の子は小学生の頃同級生に一人や二人はまだいた。大学に上がる頃は学園紛争はすっかり過去のもので、テニスやスキーの同好会花盛りの頃だから、主人公のゆうちゃんとは多少世代ギャップがあるけど、モラトリアムな感覚はほぼ同じ。この本を読みながら、久しぶりに仲直りしないまま転校してしまった小学校の同級生や、上京と同時に自然消滅してしまった高校時代の彼女のことを思い出してしまった。

  • 死者と生者が語り合うその世界観に引きずり込まれ、一気に読んでしまいました。
    それぞれの人物の背景にある物語がとても鮮やかに浮かんできて、楽しく読むことができました。

  • 最初の話が良かった

  • 2017年4冊目

  • 人知れず 我知れず 過ぎてゆく

  • 2016年、65冊目です。

  • 191110図

  • 人は罰を受けない罪を犯している。忘れたようでも心の底に残った思い出が蘇るときがある。

  • 降霊会に参加した「私」。過去、悔いやわだかまりを残して死んでしまった人物の霊達と再会し、当時のそれぞれの記憶を辿って心の澱を薄めていく。舞台は1960年代、戦後復興期の地下鉄工事現場の喧騒、高度経済成長期、学園紛争の真っ最中のモラトリアムな学生生活など、セピア色の写真を見ているような ノスタルジックな描写が印象に残る。

  • 作者節満点で、そういう意味では期待通り。過去と現実を行き来する物語展開は、いつも通りといえばそれまでだけど、やっぱり彼の手にかかれば高品質。誰しも持ち合わせる悔恨を、いかにも身につまされる話として突きつけられる感覚。ほろ苦い気持ちとともに、束の間、自分の過去と向き合ったりして。
    今年初めは、せっかくの連休を利用して、こういった軽いタッチの作品から。

全39件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。

浅田次郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印

降霊会の夜 (朝日文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする