mh1989さんの感想
2015年2月14日
話が完結していないのにタイトルを変えることに何の意味があるかわからないが、先の作品を読んでいない向きには全く話が繋がらないので、単独に読むのは辛いし、まあ読んでいても忘れているので同じかもしれないが、タイトルを変える必然性はないのではないかと思う。登場人物たちが多くて、それぞれに戦闘シーンと死にざまを描くことにページを多く裂いているのも話として分かりにくく、さらに言うといつもの様な主人公の超然姓が際立たない結果となったのが残念。マンネリズム。
1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、20年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は300冊を超える。著書に『吸血鬼ハンター“D”』『魔界都市ブルース』『妖獣都市』等多数。 「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」