花宴 (朝日文庫)

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  • 朝日新聞出版 (2024年8月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784022647634

作品紹介・あらすじ

江戸から西に一八〇里の嵯浪藩で代々勘定奉行を務める西野家。一人娘で小太刀の名手である紀江は、父の弟子の青年にほのかな想いを寄せる。別の弟子と夫婦になった後も彼のことを忘れられぬ紀江だが、うしろめたさに苦しみながらも少しずつ夫と共に笑い合えるようになっていく。しかしある朝、思いもよらぬ事実が……。著者は『弥勒の月』『東雲の途』や、『燦』シリーズで時代小説家としても高い評価を受けるあさのあつこ。武士の家の娘として強く生きた女性を主人公に、人生のままならなさや真の愛情の意味を、四季や剣のみずみずしい描写とともにしっとりと描く傑作時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 弥勒シリーズで注目している著者の、時代小説ということで、この作品もまた印象に残る好編だった。
    現代小説では、陳腐となってしまいかねないテーマでも、時代小説では心の琴線に触れ、余情が溢れる作品となる。
    それにしても何と、美しく哀しい物語だろうか。

  • 本題から離れますが、私は時々解説文を先に読むことがあります。今回も先に読んだのですがネタバレがありガッカリ!
    時代小説として書こうとしていますが、背筋が伸びるような品を感じることは有りませんでした。

  • あさのあつこが、どんな時代小説を書くのだろうかと思って読んだ。藤沢周平を尊敬しているあさのあつこが、藤沢周平を意識して書いているのはわかったが、内容的には、底が浅くて面白くなかった。叙情的に書こうとしているのはわかるが、描写が幼稚。やたら擬音を使っていたりすると、時代小説の興がそがれる。 

  • 割と淡々とした文章で綴られており、読みやすい。
    内容としても大きく驚くことは無いが、退屈させるようなものでもない。
    時代小説だがリアリティはあまりなく、あくまで「物語」なのだと感じさせる内容。リアルな時代小説と比べると少しファンタジーというかフィクション調が強く感じられた。
    終わり方は切なくハッピーエンドとは言い難いのでそれを求めて読むと辛いかもしれない。それでも綺麗な終わり方だったと思う。モヤッとすることはなかった。

  • 切ない。

  • 運命はなんと残酷なものか…
    美しくも切ない世界

  • 苦しくて綺麗で悲しい物語。

  • 印象的なのは恋愛部分、展開への没入感は弱かったが、

  • 主人公が武士の妻なため仕方ないのかもしれませんが、すごく世界が狭い。狭い世界で小さな価値観を握りしめているため、すごく女性的な内容に。なんだかもったいない生き方だなぁと感じました。

  • 剣を通じて自分の全てをやりとりするような、若い日の立会いのシーンに圧倒され、その後の紀江の心のゆれや思いが、じんじんと伝わってきます。
    詩のように美しく、そして、どこか悲しげな物語。

    あさのさんの描く人物像は、結晶のように美しい。

  • 久しぶりのあさのさんの時代小説です。
    最初の頃ほどではないにしろ。文章の靭さは相変わらずですね。物語としては好きな作家さんなのですが、あまり手を出していないのはそのせいです。どうも文体に疲れてしまうのです。
    エンディングは素晴らしい。でも、そこに至るまでの過程がちょっと。
    事情で結婚できなかった昔の人を思うあまりに、現在の夫に馴染みきれない主人公。でも、夫はとても良い人なのです。
    過去は忘れられなくても、夫の愛情、そしてその誠実さや包容力にじんわり愛情を深めていく。その方が、最後への流れも素直に行ったような気がします。
    その辺りは女性と男性の感性の差かもしれませんが、最後が綺麗なだけに、ちょっと勿体無いかな。

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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