詩と死をむすぶもの 詩人と医師の往復書簡 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 20
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647689

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】看取る人、逝く人。死を目前にした人は、何を訴えるのか。365日人が亡くなる現場に身を置く医師が臨床の言葉を詩人に送り、詩人は詩と散文で応える、優れたコラボレーション。死についての深い考察のある、心震える往復書簡。

感想・レビュー・書評

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  • ホスピス「野の花診療所」で人の死と向き合う医師の徳永進さんと、詩人の谷川俊太郎さんとの往復書簡。
    悲壮な本、ではありません。
    終末は時にユーモラスに、時に哲学的に語られる。
    死は穢れでもなく、特別なものではない、と思われてくる。

    たとえば、宇宙は遠い空の上の上、成層圏の彼方、そんなふうに思いがちだけれど、今、自分のいる地球は実は宇宙の中に浮かんでいるでしょう?
    遠いと思っている所、実はそこは自分のいる場所でもある、そんな意味のお話でした。

    徳永さんの文章は何だか面白く、谷川さんの文章は美しい。
    内容は、「文庫版によせて」にあった、『軽みにひそむ重み、(あるいは重みにひそむ軽み)』が感じられる。
    何度も読み返したい本。

  • 自分も死に近い人と関わる仕事をしているので、いろいろと思い出したり、考えさせられる内容だった。

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著者プロフィール

谷川俊太郎(たにがわ しゅんたろう)
1931年、東京生まれ。父に、哲学者・谷川徹三。現在の東京都立豊多摩高等学校を卒業し、1948年頃から詩作の活動を開始。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』出版。以後詩、エッセー、脚本、翻訳などの分野で多岐に渡る活躍を続けている。
翻訳については、ジーン・ウェブスター『あしながおじさん』や『スイミー』、ゴフスタインの絵本の数多くを手がける。詩集に『ことばあそびうた』、『みみをすます』、『日々の地図』、『はだか』、 『世間知ラズ』など、エッセー集に『散文』、『ひとり暮らし』、絵本に『わたし』『ともだち』『もこ もこもこ』、詩集に『シャガールと木の葉』、『すき』、『詩の本』、『トロムソコラージュ』など。
萩原朔太郎賞、鮎川信夫賞、三好達治賞、朝日賞など多くの受賞歴がある。

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