にぎやかな湾に背負われた船 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 22
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647733

作品紹介・あらすじ

とある海辺の集落「浦」を舞台に、教師と恋に落ちた少女、奇妙な昔語りにふける四人組の老人などがつむぎ出す、半世紀あまりの脱線につぐ脱線の物語。第15回三島由紀夫賞を受賞した表題作に、第12回朝日新聞文学賞の『水に埋もれる墓』を併録。

感想・レビュー・書評

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  • 性的描写が気持ち悪い。
    老婆が猿と関係を持つところや、お手伝いの主人とある女性が関係をもつところとか、手錠につながれた状態の男子同級生を性的好奇心の対象とする女生徒など、不必要かつ必要以上の気持ちの悪い描写。

    そして、どこにも辿りつかない無意味な群像劇。

    さらには、日本の過去のある国に対する態度を批判もしており、賛否両論あるところかと思われる。

  • 一見よみやすい文章がつらつらと書き連ねてあるが実際は何も明らかにされないし、終わりも見えない。でもその計算されたグダグタ感がわたしにはきもちよかった。意味はわからなかったけど。

  • 何なんだろう、この感じは。どう形容していいのかわからないが、とても良かった。特に併録されている『水に埋もれる墓』は深く印象に残った。

    その人間と不可分な「土地」というものの残酷さと滑稽さ。ことさらに否定するわけでもなく肯定するわけでもなく。悲しさと優しさ。

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プロフィール

1970年、大分県生まれ。小説家、仏語文学研究者。現在、立教大学文学部文学科文芸・思想専修教授、放送大学客員准教授。2001年、「水に埋もれる墓」で朝日新人文学賞、2002年、『にぎやかな湾に背負われた船』(朝日新聞出版)で三島由紀夫賞、2015年、『九年前の祈り』(講談社)で芥川龍之介賞受賞。エッセイ集に『浦からマグノリアの庭へ』(白水社)、訳書にV・S・ナイポール『ミゲル・ストリート』(小沢自然との共訳、岩波書店)、ポール・ニザン『アデン・アラビア』(河出書房新社)、アキール・シャルマ『ファミリー・ライフ』(新潮社)ほか多数。

「2018年 『ヨロコビ・ムカエル?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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