七夜物語 上 (朝日文庫)

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  • 朝日新聞出版 (2024年7月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784022647771

作品紹介・あらすじ

小学4年生のさよは、母親と二人暮らし。ある日、図書館で出合った『七夜物語』というふしぎな本にみちびかれ、同級生の仄田くんと夜の世界へ迷いこんでゆく。七つの夜をくぐりぬける二人の冒険の行く先は?解説・村田沙耶香。

みんなの感想まとめ

物語は、小学四年生のさよが図書館で出会った不思議な本をきっかけに、同級生の仄田くんと共に七つの夜を冒険する姿を描いています。ファンタジー要素と現実味が融合したこの作品は、子どもたちの成長を見守る大人の...

感想・レビュー・書評

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  • グリクレルが怖くて悪いネズミかと思っていたらそうではなくて一安心。
    仄田くんはもっと冷静で思慮深い子だと勝手に思っていたのでちょっとがっかり。
    さよが小学四年生にしては大人。
    主人公は小学生だけど、大人向けのファンタジーな気がします。
    最終巻を迎えるまでにさよと仄田くんがどれだけ成長するか楽しみです。

  • 実家でずっと朝日新聞をとっているのだけれど(※父が阪神ファン)数年前帰省したときに母が「今の新聞連載小説おもしろいで、読んでみ」と言うので目を通してみたら、あら川上弘美さん!しかも挿絵が酒井駒子さん!しかし実家にいるのは年間わずか数日なので当然全部読むことはできず、いつか1冊になったら・・・というか、文庫派なのでいつか文庫になったら・・・と思ってはや数年。ようやく文庫化されたのが嬉しくて、買ってすぐ電車の中で読み始めました。

    小学四年生のさよは図書館で偶然みつけた「七夜物語」という本のせいで、クラスメイトの仄田くんと、七つの夜を不思議な世界で体験することになるのだけれど、いわゆる「本を開くたびに本の世界に入ってしまう系」ではなく(仄田くんにいたっては、本を知る前からさよと一緒に別世界へ迷い込んでいるし)、夜の世界へ至る確実なルート(タンスの扉とか)があるわけでもない。一夜めは喋る大きなネズミ「グリクエル」の台所でのお手伝いから始まる童話ちっくな展開だけれど・・・

    物語の時間が現代ではなく昭和50年代というのは個人的に共感しやすいです。さよよりは年下だけれど、自分が小学生だった頃の空気をリアルに思い出します。

  • やっと文庫になったー!嬉しい。

    前回読んだ本の解説が川上弘美さんで、不思議な縁が本を結ぶなあ。
    ファンタジーと現実世界を一番強く噛み合わせるものは、主人公の境遇だと思う。

    さよは、父親のいない子ども。
    仄田くんは、母親のいない子ども。

    社会がそれを受容しても、彼女たちにはまだ受容できないカタチ。それが痛みを伴って、分かる。
    『七夜物語』の世界は、一つの逃場。けれど、その甘やかでスリリングな世界をどう抜け出すかで、さよと仄田くんは成長する。

    中巻、下巻と、ファンタジーと現実世界にどんな変化が起こるのか、楽しみ。

  • 自分とも重ねてしまい反省したりもしばしば

  • 先が読めない展開

  • ものすごく面白かった。下巻も読む

  • 小学4年生のさよが図書館で見つけた読んだ内容を覚えていられない不思議な本「七夜物語」。
    それにまつわる同級生の仄田くんとさよの冒険の物語。
    子供の頃、物語の中に実際に入り込んで主人公とともに一緒に冒険してしまうような不思議な読書感覚が蘇ってくるような懐かしい感じがした。
    この冒険を通じてさよと仄田くんがどんなふうに成長していくのか楽しみだ。

  • さよと仄田くんの、二つの夜の冒険。

    本の中と現実は違う。
    二人はそれぞれ本の中に逃げながら、現実を生きている。
    でも、本の中がやり直しのきかない危険な場所だったら。

  • エッセイの文章がささり 初読
    イラスト酒井駒子氏! 児童文学の摩訶不思議な雰囲気にピッタリ
    ページ下に小さくイラストがあって こんなに沢山見られるのは嬉しい

    作品も 最近は先を想像しながら読むような小説が多かったので
    ページをめくるたび どうなるかドキドキするのは久しぶり

    上巻で五つ目の夜に突入したけれど 下巻はどうなって どういった結末になるのだろう?

    (衛生面から表紙の鼠は悪役だと思い込んでいたスミマセン)

    「それにね あんたたち人間は そうでなくても自分で考えようとしないんだから 説明なんかしたひには すっかりわかった気になって ますます考えなくなることうけあいなのさ」

    『上の方にいる子たちは…ひそかに無視されたり だめなものとしてじろじろみられたりしたことが ないから…だから 何も悩まずに簡単に人の上に立つことができるし そのことをたいして喜びもしない そもそも 自分が人より上に立っていることに 気づいてさえいないかもしれない』

    『自尊心とは…へりくだる心を持っている ということである…自分よりもすぐれた人は たくさんいるんだ …生きていくためには…助けがいるんだ…でもそういう自分にだって いくつもいいところがあるんだ』

  • 2024年8月9日購入。

  • ねずみが大好きなので表紙に釣られて手に取った、小学生の辛辣な人間模様が辛いけど後半にいくにつれどんどん引き込まれて早く二巻が読みたくなった、楽しくもまがまがしい夜の描写がすごく好き。グリクレル好き、私の人生も見守ってくれ〜〜

    1巻で二夜まで終わったけど七夜まで続くのだろうか

  • スラスラ読める。

  • どうも、「ファンタジーっぽい」という感じがして、中に入り込めない。残念。

  • 上巻終了。なんだかおもしろいことが起こりそうな予感はする。さよとクラスメイトの仄田くんが不思議な本に出会いその物語の世界に入り込む。エプロンをした料理上手のネズミ、夜、はちみつ色、影、口笛、眠り。魅力的なものがいっぱい。さよと仄田くんも抱えているものがあって。さて中巻下巻とどう進んでいくか。展開がスローでじれったくもある。

  • 読みやすかった♪
    児童文学かと思いきや、『子どもの世界』の残酷さや子ども目線の大人たちの描かれ方がとてもおもしろかった✨
    あたたかさとちょっぴり切ない気持ちを残してくれる作品

  • 下巻にまとめて。

  • うーん、途中までは、これからの展開に期待したけど、サクサク話が進まないからめんどくさくなった。仄田くんうざいなー

  • 「でもなんだか、少しのあかりは、まっくらよりも、さみしい感じがするね」
    (P.222)

  • 幾ばくかの不穏な空気をまとった、大人の為の童話。

    感想は下巻にまとめよう、、、。

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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