ふくわらい (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 1904
レビュー : 211
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647900

感想・レビュー・書評

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  • 人の顔でのふくわらいが趣味、感情の起伏は大きくない、いわゆるロボットみたいに描かれていた変わり者の主人公。
    中年プロレスラーや気難しい作家たちなど、癖のある人々と触れ合っていき、次第に人間的になっていく話。

    才能とは何か、視覚障害者の美しいとは、夫婦の愛とは、など細かなテーマはありますが総じて自分らしい生き方とは何か、
    という話かと思いました。
    ただ、何かを言っているようで何も語られていない、結局何なのという気持ちも残ります。

    とはいえ、読みやすくて面白い本でした。

  • 配架場所 : 文庫
    請求記号 : BUN@913@N126@2
    Book ID : 80600058212

    http://keio-opac.lib.keio.ac.jp/F/?func=item-global&doc_library=KEI01&doc_number=002523708&CON_LNG=JPN&

  • 好きか嫌いかと聞かれたらあまり好きではない。

  • 文章にリズム感があり、どんどん読み進めることができたし、最初は理解できなかった定や守口のキャラクターを読み進めるうちに受け入れられるようになったが、ところどころに表れる人の肉のこと等のグロテスクな場面で気持ち悪くなった。

  • ちょっとビックリしました。
    このような生き方があるのかと。

    廃尊との関係がその後はどうなったのか、気になります。

  • 世界中を旅した鳴木戸定、盲目の武智次郎、レスラーのばいそん

  • 自分と向き合うあの人の目をちょっと離してみる。こっそり口をアゴの先まで持っていく。
    福笑いが原体験の鳴木戸 定はすべての顔を愛している。
    西加奈子はすべての人を愛している。
    世界は広い。
    でもこれがそのすべてだと、感じれる瞬間がある。
    手に取ることができる。
    世界はきらきらしている!

  • 登場人物が個性的で魅力があった。変わり者の定だが、だんだん周りの人となじんでいく感じがいい。ハチャメチャだったけど、守口廃尊好きだ。

  • 定ちゃん、いとしい。

    純粋さは客観的みみればグロかったと。

    社会に恋してふくわらいしなくなって顔を、他人を、認識できるようになって、になるのかと思いきや最後は定ちゃんのさきっちょ、ですべてをパーっと、な感じ。

    好きだな~ しばらく浸っていよう。

  • 面白かった。
    定がどんどん感情を持っていく姿が印象的だった。

  • 不覚にも泣きそうになった。定と小暮しずくの友情に。悦子が「定ちゃんにお友達が出来て嬉しい。」と言ったところで号泣一歩手前。最後に裸で歩くところはやり過ぎかなぁ。そこの手前で終わってほしかった。

  • まざまざと、言葉を、感覚を、見せつけられた。これが西加奈子。納得。他の本も読みたい。

  • この眼に映るもの、既成の概念に問う。
    人間ってなんなのか。
    生命とはなんなのか。
    それを哲学だと嗤うひとには理解できないのかもしれないが、寄り添うことができる。
    既視感をおぼえた。

  • 五感全てが鳥肌です。

  • It is the second best of Kanako Nishi. (Best is Saraba.) It seems not like her novel. Begining of most of her novel is sweet or girly or trendy. But Fukuwarai is not so. The heroine is stupid, and some charaters are grotesque. In most of her novel, climax of the story emphasis message particularly. Fukuwarai exposes a message by all the story of it.

  • 読後数ヶ月経ってるけど、この小説のインパクトはすごい!

    正直余り好きになれず、西加奈子さん好きの同僚に本を譲ってしまったのだけど、感想書こうとすると、登場人物が活き活きと頭に蘇ってくる。

    物語自体に生命が宿っている、ということか。

    意外にも、亡くなった人の肉を火葬後に食べる話には抵抗感か無かったが、父親の亡くなり方の衝撃的なとことか、主人公の定含め、登場人物の生々しさが今の私には強烈過ぎた。手元に残しておく覚悟が持てなかった、というのが一番近いかも。

    最後まで作中の男性が本当に盲目なのか、真相を明確にしてなかったのも良かった。
    個人的にはプロレスラーのガングリオン!が気になったワード第1位だった。笑

  • すごいなぁ西加奈子。やっぱり大好きです。世の中には「書ける人」と「書けない人」がいる。自分には絶対無理な領域の「書ける人」の文章を1500円で手に入れられるなんて素敵です。それにしても登場人物が個性的で、でも本当に想像できるようなリアルさがあって一気に読みました。

  • 感想の表現が難しいが、こーいう人も世の中にいると良いなぁって作品でした。

  • 西さんの本は気づくと感動させられている。

  • 老作家の奥さんの手紙に号泣

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著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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