ふくわらい (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.62
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本棚登録 : 1905
レビュー : 211
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647900

感想・レビュー・書評

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  • 奇異的な登場人物でしたが、何故だか入り込めて、温かい気分になる。
    なんでだろう。一つとして共感できないのに。

  • 守口さん、好き。
    クライマックスは泣きながら読んだ。

  • 読んですぐもう一回読みたい。と思った。

  • ひとつひとつ事象だけならべると、奇異なものばかりなのだが、終わりかたがなんとも温かい。生きていることを真っ直ぐに感じることの大切さを学びました。

  • しずくちゃんがただの同僚でなく、わりとキーマンだったことに驚き。
    後半にかけての定のめくるめく変化の描写が圧巻。とりわけ守口がいいねぇ。

  • どんな本?と聞かれて説明したくない。説明しても伝わらないから読んで貰うしかない物語。年末に素敵な本に出会いました。

  • 異質キャラへのおもしろさで、ぐいぐい読まされるも落とし所にがっかり。

  • 愛情も友情も知らずに育った鳴木戸定が、ちょっと変わった周囲の人々との関わり合いによって心を開いていく成長物語。登場人物がみな個性的かつ魅力的で、特にプロレスラーの守口のキャラクターが素晴らしい。本作で描かれている内面の弱い部分って、環境や境遇に関係なく、人間だれしもが持っているものではないだろうか。

    以前読んだ『窓の魚』があまりしっくりこなかったのでそれほど期待していなかったのだが、いい意味で裏切られた。読書中は物語世界にぐいぐい引っ張られるような感じで、素直に読むとストーリーとしてはおかしなところやご都合主義的な展開が多々あるのだけど、正直そんな事どうでもいいというか、不思議と許せてしまう。このあたり、桜庭一樹の作品を読んだときの印象に似ている。

    生々しい描写もあるので読者を選ぶ小説かもしれないが、個人的には大好きな作品だ。

  • 感性がすごい

  •  余りに強烈な個性に引いてしまうほどの定だが、読み進めるほどに、子供に感じるような親みを感じた。

     定の奇異な思考や奇行は、ふくわらいは別として、いずれも父と旅し経験した原住民の祭事であり、父との旅をなぞっている。また見る夢も父との経験だ。
     成人し編集者として働いている定だが、今も母が死んだ5歳から父の死んだ12歳まで心のままで成長が止まっているようだ。
     恋愛も性も欲望や大人の打算や妥協を知らず、幼女のような純粋な心で人々と接する。

     定の行動は、日本に住む大人だと思えば奇行だが、アフリカ奥地で暮らし日本に帰ってきたての10歳そこそこの帰国子女の行動だと思うと納得できなくもない。
     定は編集者となった今、之賀、守口、水森とその奥さんといった個性的な担当作家や小暮さん武智さんと接し、日本人へと、成人女性へと成長し始めたばかりなのだろうと思う。

  • 西加奈子…天才ちゃう…名作や。

  • いのちが満ち溢れた作品

  • なるほどなるほどなるほど。
    前半半分までは正直惰性で読んでいた。が、後半は主人公・定と守口と武智と木暮しずくのからみ合いに目が離せず、一気に読んだ。
    定さんの周りが、いい人ばかりでよかった。
    忘れてたけど、悦子さんの存在は初めから重要!

  • 西加奈子さんの作品は生命力に溢れている。登場人物は皆少し変わっていて、それぞれに自分の人生を生きている。最後は主人公の定と一緒に微笑んで空を見上げたくなる気分だ。

  • 真に理解するということ。理解しているってなんだろう。言葉にするってなんだろう。

  • 27.12.6読了。
    その人をその人たらしめるものは何なのか。顔か言葉か身体か。きっと、それら全部で形作られていて、それは『すべて』であり『先っちょ』。
    物語の終わり方がちょっと異様すぎて。でもあれが定なりの世界との繋がり方なのかなとも思ったり。

  • 人にはいろんな顔があると思う。
    一人のとき、家族といるとき、友達といるとき、職場の顔。

    自分でもわからなくなるときがあるけれど、
    そのすべてが自分。

    相手も、見える部分がすべて。
    「本当はどう思ってるんだろう...」
    なんてつい気にしてしまう自分が
    ばからしいなと思えました。
    自分が見て知ったままがすべて。


    はじめて読んだ西加奈子さんの作品。
    発想を越える世界観に引き込まれました。

  • 人の顔を人の心として見られるようになる本。

    女性の文芸誌編集者が主人公なのだが、直木賞のサラバ!と同様にキャラクターが強烈。ふくわらいが趣味で会う人会う人、頭の中でパーツを動かすし、親を食べたこともあるし。
    ゴーストライターの件は結構好き。

    新宿紀伊国屋で購入。

  • 20151123読了

  • 西加奈子さんの作品は初めてです。
    ピース又吉さんおすすめの作家さんだということで手に取りました。
    登場人物が非常に多彩で引き込まれました。
    鳴木戸定のような人物がそばにいたら、自分は惹かれるかもと思いながら読んでいました。
    西さんは猪木さんが好きなんですかね。。?
    西さんの他の作品も読んでみたくなりました。

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著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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