ふくわらい (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 1869
レビュー : 209
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647900

感想・レビュー・書評

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  • 西加奈子、独特の世界観。
    不思議な感じのする主人公、アクの強い脇役は、西加奈子の得意とするところか。
    この体、この顔、この声、全てが自分だ。
    自分でしかないのだと改めて確認させられた。

  • 「サラバ!」に続き西加奈子作品を読む。

    印象に残ったのは
    「私にとって、今の定ちゃんはすべてだよ、そんで、それは先っちょだよ!」
    という小暮しずくの言葉。
    武智氏の言葉でもあり定の言葉でもあるけれど小暮しずくから発せられた場面が一番ずしんときた。
    自分と他人との関係性というものに思いを巡らせたときに、この「先っちょ=全て」だという事実に思い当たりとても寂しく感じた、ことが昔あった。それからもう少し歳を重ねて、「先っちょ=全て」って楽ちんじゃーん、と開き直りのように思った、こともあった。
    そして更にもう少し歳を重ねた今、この文章に出会って、泣けてきたと言いながら定をテーブル越しに抱き締める小暮しずくのような友達を大切にしたいと思う。

  • 本屋大賞、2013年5位。これって文学ですよね。しかも純文学。ファンタジーでもあるのかな。なんだか良くわからんのだけど、「読む進めずにおられない強さ」がありますね。はい。小説家を目指している訳ではないのですが、小説ってこう書くんだってのがすごく勉強になった気がします。

  • 解説で上原菜穂子氏が書いているように「物語としてしか命を持ちえない作品」だと思う。

  • すごく好きな話でした。
    主人公・定が何とも魅力的で愛らしい。
    私の中で今、西加奈子さんがアツい…
    どハマり中です。

  • 中盤ぐらいまでなんだか難しい物語だなと思っていたけど、だんだんあたたかくて色のある世界に移ろっていく雰囲気が気持ち良かった。

  • 純粋すぎるやろー!
    主人公の定といい、守口廃尊といい、いいキャラしてます。

    読了感はふわふわした感じでした。

  • ◼️これはなんか好きかも、って話でした。武智さんがただ、正直な人だったなぁ
    相変わらずなんか独特の世界で現実的じゃなさそうなんだけどでも感情表現の不器用さとか処女とかそういうところがうまく世間と溶け込めないところはすこしわかるというか近いところあるかなって思ったりするのでわりと好きだったかな。最後があんなに常識的でロボットと揶揄されてる定がそんな行動を…!っていう意外性だった。

  • 初、西加奈子。にしては、毒強めのものを選んでしまったかも。色々強烈。次はもっと読みやすそうなのを読んでみよう。

  • 西加奈子1冊目。
    クセのある登場人物ばかり。でも魅力的。どんどん引きこまれて読んだ。

著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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