20の短編小説 (朝日文庫)

制作 : 小説トリッパー編集部 
  • 朝日新聞出版
3.22
  • (0)
  • (32)
  • (52)
  • (11)
  • (0)
本棚登録 : 363
レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648020

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2017年、24冊目は、主に隙間読書用にしていたモノ。「小説トリッバー」創刊20周年、原稿用紙20枚程度、20をキーワードに、比較的メジャーな20作家が競演。

    作品数が多いので、今回は印象に残ったモノをいくつか、簡単に紹介。

    伊坂幸太郎『if』パラレルストーリーか、と思いきやの、オチ。お見事。

    津村記久子『ペチュニアフォールを知る二十の名所』旅行会社の顧客へのプレゼン仕立て。まさかのオチ。

    宮内悠介『法則』ヴァン・ダインの二十則で規定された世界では……。

    以上が、単独作読んでみようかな、と思えた、個人的に★★★★☆作品(収録順に紹介)。

    森見登美彦『廿世紀ホテル』主人公の性格を軸に、廿世紀ホテルの成り立ちと、主人公が見せられた未来の光景の対比。ソレを軽妙なタッチで描くのは巧い。

    山内マリコ『もう二十代ではないことについて』今回、唯一の単独作、既読の作家。この方の、空気感とか、会話回しとかは大好物。

    この辺が、続く感じかな……。

    作家による、テーマの扱い、作風、ジャンルも様々。好き、嫌い。合う、合わない。も読者それぞれにあると思う。もちろん、自分にも……。

    実話怪談系以外では、今年初のアンソロジー。クリーンヒットはあるも、長打コースはなかった感覚。 総合評価は★★★☆☆。

  • 朝井リョウ「清水課長の二重線」、伊坂幸太郎「if」、羽田圭介「ウエノモノ」、山本文緒「20×20」…。人気作家20人が「20」をテーマに競作した、短編アンソロジー。『小説トリッパー』掲載をもとに文庫化。

    内容が理解できないもの,分かりやすいもの,その作家らしさが出ているもの,ちょっと違うんじゃないというものといろいろでした。

  • 『20』をテーマに人気作家たちの短編集をまとめたもの。

    短編集だと当たり外れが激しい印象なのですが、こんなに当たりが多い一冊はなかなかないのではないかと。

    あくまで個人的にですが。

    同じテーマでここまで幅広く話を展開できるのかと。

    全体的に面白かったのですが強いて言うなら木皿泉さんの『20光年先の神様』がとても印象に残りました。
    この方の作品を読んだことがないので、チェックしたいと思います。

    短編集はこういった好みの作家さん発掘の場になるのでたまに読むと色々な発見があって良いなと思います。

  • 短編集

     ミステリーばかり読んでると、どうしてもクリアな結末が欲しくなる。でも、普通の小説は現実同様にそうクリアでもない。意味がわからない作品もあるけれど、読後感という意味で良い作品ばかりかなと思う。オープンな結末というのかな?読者が好きに解釈できるってのも良いではないか。

     個別には、プロレスラーの樋口作品とダイクのルールの宮内作品楽しかった。伊坂作品は既読だってし、円城作品は相変わらずわけわからん。

  • 恩田陸 木皿泉 桐野夏生のが好み

  • 20人の作家による、「20」をテーマにした短編集だ。
    収録されている作品はごくごく短いものが多く、しかしながら各作家の個性が出ていてなんとも面白い。
    20という数字がタイトルから出てくるものもあれば、読んでいてああここで20が絡むのか、と思うものもあり、内容も意味も理解しにくいシュールなものから皮肉を利かせたユーモア小説、ちょっといい話、までさまざま。
    じっくり読むというよりはつまみ食いをするようにぱらぱらと読んでいろんな味わいを楽しめるドロップ缶のようなアンソロジーだ。

  • 小説トリッパー2015年夏季号掲載の20編の短編に加筆修正し、2016年1月朝日文庫から刊行。原稿用紙20枚という制約の中で、書かれた文庫オリジナルのアンソロジー。藤井太洋さんのヴァンテアンが秀逸。「世界中のバイオ特許を全て無効にしてやる」というのが楽しい。

  • 伊坂幸太郎の「if」は既読だったけどやっぱ面白い。
    他だと津村記久子の「ペチュニアフォールを知る二十の名所」と藤井大洋の「ヴァンテアン」、宮内悠介の「法則」辺りが好き。

  • 色んな作家さんのショートストーリーが読めてお得感満載の一冊。新たな作家さんとの出会いを楽しみながら読めた。

  • 図書館で借りたもの。
    20人の作家による『20』をテーマにしたアンソロジー。
    20人中13人がはじめましての作家さん。

    特に好きな作品はこの3つ。
    朝井リョウ「清水課長の二重線」
    伊坂幸太郎「if」
    宮内悠介「法則」

    理解しがたい作品もあったけど、アンソロジーって、好きな作品に当たればラッキーって感じだよね。

全47件中 11 - 20件を表示
ツイートする