ガソリン生活 (朝日文庫)

著者 : 伊坂幸太郎
  • 朝日新聞出版 (2016年3月7日発売)
4.04
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  • レビュー :200
  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648068

作品紹介

のんきな兄・良夫と聡明な弟・亨がドライブ中に乗せた女優が翌日急死!パパラッチ、いじめ、恐喝など一家は更なる謎に巻き込まれ…!?車同士がおしゃべりする唯一無二の世界で繰り広げられる、仲良し家族の冒険譚!愛すべきオフビート長編ミステリー。

ガソリン生活 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 緑デミや個性的な車たちの会話が、とてもピュアで可愛らしかった。そして、途中から弟の亨が江戸川コナン君にしか思えなくなった。とても良いキャラ。ミステリーを楽しむというよりは、車たちの会話や優しい絆を楽しむ方がしっくりくる。終盤の緑デミの独白に思わず涙。切なくてあたたかくて、読了したとき読んでよかったなと思える本でした。

  • ああかわいかった。
    表紙裏におまけも。

  • 車同士の会話を中心に物語が進んでいくのは、斬新で面白かった。

    自分の車ももし、こんな風に会話ができるのだとしたら、周囲の車に私のことをどう話すのだろうと想像するのもまたおもしろく、ミステリーとは言いつつもほっこりとする物語だった。
    (自分の車をもっと大事にしようとも思えた^ ^)

  • ポップでユニークで、とても愛しい。
    ペーパーな事とガンダム無知な事を悔やむ一冊です。

    とりあえず、
    「昨日こんな事があってさあ」
    「そりゃあワイパー動くね!」
    て言いたい。

    もしくは、
    「怒りのあまりボンネット開くわ!」
    でもいい。

  • すごい面白かったし楽しかったです!
    最近少しややこしすぎる気がしていたのですが、サラサラ~っと読めました。その発送はなかった!車に愛着が湧いてきます。

  • 車同士が会話できるという設定、最初は?と思ったけど、
    細かい作り込みで本当に引き込まれた〜

    プリウスに対しては「燃費の良さから来る余裕なのだろうか」とか、
    「持つべきものは、良き対向車だ」とか、楽しい表現が多すぎて書ききれない!

    人間のほうの登場人物も、
    人のいい主人公・頭のいい子ども・やけに勇敢なお母さん
    と、いつもの伊坂さんらしいキャラばかりだし、
    お楽しみの作品間のリンクもあり、サービス感満載の作品

    緑デミもザッパも黒ニコもかわいくてしょうがない
    華麗な走りを見せるブルーバードにも感動
    ストーリーもわかりやすいハッピーエンドだし、
    もうこれは、ワイパー動いてしまう!

  • 車目線の人間観察がおもしろい。
    そして、持ち主贔屓というところも、クスっとしてしまう。

    でも、人とは話せないから、見たこと、聞いたこと、思ったことが伝えられないというところがなんとも切ない。無理な運転をされると気を失ってしまうというところも。

    人間って勝手な生き物だな~。だけど、愛すべき存在だな~と、結局、人間視点からでの感想。

    *ちゃんと感想を書き残したいのに、それを言葉にする時間、書く時間が見つけられない。どんどん言葉が出なくなってしまっている自分のゆとりのなさに絶句中。とりあえず、せめて読んだ本は記録しておこうと思う。

  • 朝日新聞の夕刊に連載されていた小説
    読みたくて、夕刊もとろうかと少し悩んだっけな
    苦手だった伊坂幸太郎さん、今はすっかり好きな作家さん
    この小説も、期待通りの楽しさだった
    緑のデミオが語るミステリーにドキドキ
    暖かく、人情味あふれるオチにホッとする感じ

  • 伊坂作品特有の読みやすさと、色んな人物や出来事が交わる事で楽しめます。
    この作品に関しては自動車同士が会話をするわけだけど、実際にある車が多く出てきて、実はこれは本当にあるのでは?と思ってしまったりもする。
    地味に他の作品の登場人物も出てきて、読んだ人はちょっと嬉しくなります。

  • 「俺たち記者がどういう事件を追うのか分かるか?重要な事件か?それとも国民の役に立つものか?違うだろう。みんなが読みたくなるもの、それだけだ」
    (略)
    代わりに亨が、「玉ちゃん、少しそれは違うよ」と気安く、ちゃん付けをした。「だって、みんな別に、そんなニュースがなかったらなくても構わないんだから。芸能人のプライベートなことが記事になっていたら、それは知りたくなる人もいるけど、ないならないで、みんな気にしないよ。知る権利、とか言うけど、知らなくてもぜんぜんいいものじゃないか、そんなの。『知らないと困る情報』と『知ったら退屈しのぎになる情報』は全然違う」
    「小学生なのに、何ていうか」
    「生意気でしょ」亨が真面目な顔で言い返す。「だから、ちゃんと学校では苛められているんだから、安心して」とまた言った。(以上引用)

    仙台市で被災した伊坂幸太郎は、震災直後発言しなかった。出来なかった。エッセイ「仙台ぐらし」で彼はこう意味のことを書いている。「しばらく小説を読むことも書くこともできなかったが、さまざまな情報に不安になっておろおろするよりも、小説を読んでいたほうが豊かな気持ちになれたのではないか、フィクションにも価値はあるかもしれないという気持ちがわきあがり、楽しい話を書きたいと思うようになった」

    この小説は、2011年11月から約1年間朝日新聞で連載された。第一期の伊坂のように伏線を散りばめた推理っぽい話を書いた。

    解説では楽しく幸福なラストが来ると言っている。しかし、そこに落とされた陰は濃く深い、と思うのは私だけなのだろうか。

    2016年3月28日読了

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