- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022648068
感想・レビュー・書評
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めちゃめちゃ長かった〜!
最初3つの短編集かと思ったら全部1つのストーリーだった。
魔王みたいな読みにくさは全く無かったけど、ここまで話を長くするほどの感動もなかったなぁ汗
でも最後のエピローグはすごく良かった。
車も家族だね。!!
てか車が喋ってるとカーズのキャラクターや声が思い浮かんでしまう笑
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お気に入りの作品に!
はらはらはのぼの系の作品
伏線はたくさん、愛すべきキャラクター、勧善懲悪、読了感すっきりのザ伊坂幸太郎ワールド!
主人公は少しゴシップ好きで、少しミーハーなところが車らしい?キャラクターの家族びいきのデミオ。
頭脳派の弟やのんきすぎる兄、勇敢な母を中心に他の登場人物も濃いキャラクターが脇を固める。
物語は悪が本当に悪くってずっとハラハラするし、緊張感が続く中で、車同士の能天気な雰囲気もあり、会話は秀逸でくすりと笑えて、細かい伏線が多くて覚えたり回収したりが多くて、とにかく読んでいて忙しかった。
昔乗っていた車、親が乗っていた車など自分に関わりのあった車を懐かしく愛おしく思った!
この作者初見の人にはアクが強すぎるかもしれないけど、不思議とあたたかな気持ちになるために何度も読みたい本 -
この本の語り手は「車」。とある家族の「自家用車」の目線から日々の事件や出来事を描写していく面白いお話。車同士は会話できる設定なので、たまたま駐車場で居合わせた車と仲良くなったり、そこで事件の糸口が見えたり、とにかく斬新wそしてその乗用車の持ち主一家のキャラも最高で、会話やりとりのコミカルさ・シニカルさは伊坂幸太郎さんワールドが爆裂しているし、伏線の貼り方や回収も面白かった。空気感自体はほのぼのした感じのお話なので、マイルドなエンタメとして楽しめる一冊。
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独特な世界観。読みやすい。
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読んでる途中からフランク・ザッパが聴きたくなります。
読了後YouTubeで検索しまくり……
伊坂幸太郎は大人としての時間の使い方を破壊させる作家なので嫌いです(←素直じゃないんです)。 -
ダイアナさんの話は印象的でした。
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緑のデミオ目線で語られる、優良ドライバーの望月家の物語。
本書の中では当然のように車たちがおしゃべりするのだが、その車たちの会話がとにかくユーモアたっぷりで楽しい。私たちの世界でいう「顔を歪める」が車界では「ワイパーを歪める」になっていたり、気持ちが高揚するとピストンが上下する感覚に襲われたりと、なにかと車に絡めたものばかりでふふっと笑ってしまう。「違和感があるね」 「半ドアか?」がいちばん好き。
伊坂さんの作品の中では、明るくてハッピーな方なのでとても読みやすいと思う。ここも伏線だったのか!という展開に、ワイパー動くこと間違いなし。 -
最初「誰の語りなんだろう」と思ったら…笑
視点が面白いです。
作者のことを全然知らないけど自動車好きなのかな?
電車は「尊敬」の対象で、自転車は「野蛮」みたいな書き方があって、電動自転車とかだったらどうなんだろうとか考えてしまいました。
2013年出版だからネットが日常生活の中でそこまで普及してない?空気間で、どんどん小説も変わってるんだろうな。
2013年、その前だとモラハラとか煽り運転とかそこまで話題ではなかった気がするんだけど、要素が盛り込まれていて、作者の時代を読む力が表れている気がした。 -
☆3.7