偽恋愛小説家 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 145
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648204

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】編集者の月子が担当する新人恋愛小説家・夢宮宇多のもとに、ロマンチックな体験談を持つ女性を訪ねるという番組の司会役が舞い込む。夢宮はシンデレラのようなエピソードで結婚した女性を取材するが、彼女の話に隠された真実に気づき……。

感想・レビュー・書評

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  • 黒猫シリーズが好きで、この本を知りました。読んでみてやっぱり読みやすく面白く嬉しくなりました。次作を読むのが楽しみ。

  • 黒猫シリーズと似たテイストの、文学うんちくミステリ。小説内小説が重要なキーになっていたり、ちょっと凝った作りではあるけど、ライトな読み口。続編あるのかな。

  • 結構面白くて一気読み。
    ストーリーも楽しめたけど、それより童話の解釈が面白かった。
    続きも読む!

    2017.3.6

  • 面白かったです。夢センセの童話の解釈が思いもよらなかったものばかりで、とても興味深かったです。幼少の頃に読んだ、シンデレラや人魚姫が苦く感じられました。読みやすくてすらすら進みます。人魚姫の中の、「感傷と恋は似ているけんが、違うもんだで。」、心にちくりと刺さりました。ちょっと黒猫を思い出しましたが、夢センセもいいなぁ。続きがあるようなので気になります。「彼女」が読んでみたくなりました。

  • 連作ミステリ。
    シンデレラ、眠れる森の美女、人魚姫、美女と野獣、ロマンチックな話の別解釈と現実の世界でのミステリがリンクして面白く読むことが出来た。特にシンデレラはガラスの靴に主観を置くという考え方が面白かった。
    恋愛小説の部分はエッセンス程度でほぼ本格ミステリ。

  • 初読みの作家さん。連作短編集。一冊通して解決へと進む事件はミスリードされたなぁ。各話で童話の新解釈が現在の事件のカギとなる。新人恋愛小説家、夢先生に振り回される新米作家月子の会話が面白い。夢先生の本名は最後まで出てこなかった。続巻が出ているので、これは読まねば。他の作品も読んでみたいと思える作家さんに出会えてうれしい。

  • ■俺がニセモノだったら、どうする?

    「第一回晴雲ラブンガク大賞」を受賞して、華々しく文壇にデビューした恋愛小説家・夢宮宇多。その勢いを買われてか、恋愛小説のようにロマンティックな体験談を持つ女性を実際に訪ねて話を聞く、というネットテレビ番組のホスト役の仕事が入ってくる。担当編集・井上月子の説得で仕事を受けることとなったのだが、そこで出会った女性は、まさに現代のシンデレラのようなエピソードを持つ女性であった。しかし、夢宮宇多は話を聞くうちにエピソードの隠された真実に気づいていく…。その一方で、夢宮宇多の受賞作は亡くなった彼の幼馴染みが書いたのではないか、という疑惑が浮上し、物語は意外な展開を見せはじめるが―。アガサ・クリスティー賞受賞の鬼才が放つ、連作恋愛ミステリ!!

  • 単行本でも読んでたのに、忘れてて文庫化になりまた買ってしまった。
    面白いことに前に読んだ内容をまるで覚えてなく
    、何気に面白く読めてしまったので結果オーライ。

  • なかなかにひねくれた小説。恋愛小説的要素をはらみつつ、シンデレラとか眠れる森の美女とかの童話を、夢も希望もない解釈で切り崩す。色んな意味で面白い。ミステリーとしてもかなり面白いです。

  • 恋愛小説は断片しか出てきませんが、実はそれがミステリなお話。
    編集者の月子さんと本名不明の偽恋愛作家の今後も楽しみな一冊です。

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著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2018年 『文豪Aの時代錯誤な推理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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