本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 / ISBN・EAN: 9784022648204
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】編集者の月子が担当する新人恋愛小説家・夢宮宇多のもとに、ロマンチックな体験談を持つ女性を訪ねるという番組の司会役が舞い込む。夢宮はシンデレラのようなエピソードで結婚した女性を取材するが、彼女の話に隠された真実に気づき……。
感想・レビュー・書評
-
恋愛小説家夢先生のデビュー作が、作中作として
展開していきます
そして各章で童話の鋭角的な解釈が展開します
という二重の娯楽性
第一話 シンデレラ
第二話 眠れる森の美女
第三話 人魚姫
第四話 美女と野獣
私は西洋の童話の歴史観とか解釈の知識がないので、どのくらい真実味があるのかわからないけれどなかなかのうんちくが、面白いです
浜松出身の作家さんです
おそらくかなりの知識派ではと思います -
おとぎ話の新解釈、というのだろうか。
面白い、私はこういうの好きだなぁと思いつつあっという間に読了。
シンデレラについては大学の講義でも題材になったことがあり、色々読んだので尚更興味深かった。
眠り姫、人魚姫、さらには美女と野獣…もっと知りたくなった。
人は(自分含め)皆の都合の良いように解釈するのが得意だから、時には様々な視点から見直し、不都合な真実を目の当たりにすることも必要だなぁと真面目に考えたりした。
続編も文庫化して欲しい…
大きい本は重いので。 -
黒猫シリーズが好きで、この本を知りました。読んでみてやっぱり読みやすく面白く嬉しくなりました。次作を読むのが楽しみ。
-
なかなかにひねくれた小説。恋愛小説的要素をはらみつつ、シンデレラとか眠れる森の美女とかの童話を、夢も希望もない解釈で切り崩す。色んな意味で面白い。ミステリーとしてもかなり面白いです。
-
大好きなグリム童話の話が絡めてあってすごく面白かったです✨
そういう視点で見れるなんて!?と何回も驚きました。
いろんな視点から見るグリム童話の話が好きなので面白かったです。 -
おとぎ話の解体と、それをモチーフにした事件。
おとぎ話に隠された風刺?みたいなのは好き。「眠りの森の美女」のはなしがなかなかダークでおもしろかった。
夢センセの書いた小説も作中作として織り込まれていて、最後はおおっと思ったけど、犯人の登場が唐突では? -
結構面白くて一気読み。
ストーリーも楽しめたけど、それより童話の解釈が面白かった。
続きも読む!
2017.3.6 -
連作ミステリ。
シンデレラ、眠れる森の美女、人魚姫、美女と野獣、ロマンチックな話の別解釈と現実の世界でのミステリがリンクして面白く読むことが出来た。特にシンデレラはガラスの靴に主観を置くという考え方が面白かった。
恋愛小説の部分はエッセンス程度でほぼ本格ミステリ。 -
黒猫シリーズと似たテイストの、文学うんちくミステリ。小説内小説が重要なキーになっていたり、ちょっと凝った作りではあるけど、ライトな読み口。続編あるのかな。
-
■俺がニセモノだったら、どうする?
「第一回晴雲ラブンガク大賞」を受賞して、華々しく文壇にデビューした恋愛小説家・夢宮宇多。その勢いを買われてか、恋愛小説のようにロマンティックな体験談を持つ女性を実際に訪ねて話を聞く、というネットテレビ番組のホスト役の仕事が入ってくる。担当編集・井上月子の説得で仕事を受けることとなったのだが、そこで出会った女性は、まさに現代のシンデレラのようなエピソードを持つ女性であった。しかし、夢宮宇多は話を聞くうちにエピソードの隠された真実に気づいていく…。その一方で、夢宮宇多の受賞作は亡くなった彼の幼馴染みが書いたのではないか、という疑惑が浮上し、物語は意外な展開を見せはじめるが―。アガサ・クリスティー賞受賞の鬼才が放つ、連作恋愛ミステリ!! -
恋愛小説は断片しか出てきませんが、実はそれがミステリなお話。
編集者の月子さんと本名不明の偽恋愛作家の今後も楽しみな一冊です。 -
御伽話の解釈の仕方に驚いた。シンデレラや眠り姫・人魚姫だったり…。担当編集者の月子は、恋愛小説家である夢宮宇多のデビュー作「彼女」に惚れ込む。しかし、夢宮宇多に突如偽疑惑がかかる。小説の内容と現実が重なっていることが疑惑の根源になっている。夢宮宇多は恋愛小説家なのか、あるいは偽恋愛小説家なのか。
-
謎だらけの偽?恋愛小説家と新米編集者コンビがシンデレラや眠り姫などのおとぎ話のような事件の真相を追うミステリー連作短編集
さすがシリーズ化されてる作品やなって感じのキャラ強恋愛小説家と新米編集者のコンビがいい味だしてていい感じ!
おとぎ話に絡めるだけじゃなくおとぎ話自体もミステリーとして楽しんでいく感じで面白い。 -
グリム童話と恋愛の解体新書的な?
-
面白いけど、シンデレラとかに憧れている人は読まないほうがいいです!
夢センセ好きだなぁ笑 -
面白かったです。夢センセの童話の解釈が思いもよらなかったものばかりで、とても興味深かったです。幼少の頃に読んだ、シンデレラや人魚姫が苦く感じられました。読みやすくてすらすら進みます。人魚姫の中の、「感傷と恋は似ているけんが、違うもんだで。」、心にちくりと刺さりました。ちょっと黒猫を思い出しましたが、夢センセもいいなぁ。続きがあるようなので気になります。「彼女」が読んでみたくなりました。
-
単行本でも読んでたのに、忘れてて文庫化になりまた買ってしまった。
面白いことに前に読んだ内容をまるで覚えてなく
、何気に面白く読めてしまったので結果オーライ。
著者プロフィール
森晶麿の作品






この作品、白字で「恋愛小説」ってどストレートな文字が目に入ってきてよく見たら、「偽」って書いてある笑。
この作品、白字で「恋愛小説」ってどストレートな文字が目に入ってきてよく見たら、「偽」って書いてある笑。
じゃあ 凪良さんの美しい彼いきましょう
じゃあ 凪良さんの美しい彼いきましょう
基本的に外国文学でなければ、ココのみなさまに刺激を受けて、「なんでもこい!」になりました笑。
追伸
「いい...
基本的に外国文学でなければ、ココのみなさまに刺激を受けて、「なんでもこい!」になりました笑。
追伸
「いいね」またまたありがとうございます。