ラストレター (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 62
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648303

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】聴取率0%台。深夜のラジオ番組の大改革に、入社4年目の新米アナウンサーが名乗り出る。リスナーからのはがきを読み上げていく方法は思わぬ人気を呼ぶが、ライバル局からは意地悪され、生放送中にはトラブルが続出。本当にこの番組はうまくいくのか!?

感想・レビュー・書評

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  • 帯だけの覆面文庫で興味を惹かれて購入。
    さだまさしの公表したい駄洒落、世の中への警鐘、心のうちをラジオの形を借りて吐露した告白本だと感じた。作詞であれほど文学的な表現をする反動かのような下世話な表現を連発。作家としては作詞家でのレベルには達していないが、そこそこ面白かった。また、別の作品を読んでみたい。

  • ‹内容紹介より›
    聴取率0%台。人気ゼロの深夜ラジオ番組を改革しようと、入社4年目の新米アナウンサー寺島尚人が名乗りを上げてしまう。何という無謀‼しかしファックスやメールではなく、リスナーからの「葉書」に頼るという方法が、小さな奇跡を起こし続けて…。

    ーーー
    JOPR東亜放送という、関東の中堅ラジオ局。
    歴史はあるものの、聴取率は低く、営業成績を上げるべく編集局長の檄が飛ぶ…そんな中、「視聴覚教育を思い出せ」というベテランの伝言を伝えた新米アナの寺ちゃんは、その発言から、深夜に冠番組を持つことに。
    「オマ×コ」という放送禁止用語を連呼するベテラン大越さんの思いを受け止めつつ、マスコミ(ラジオ)としての在り方を試行錯誤しながら番組作りをすすめる寺ちゃんたち大越一派。
    単純な「笑い」や「目先の真新しい情報」にとらわれず、人々の生活の小さな声を拾う、葉書を読む番組が、少しずつ人々に勇気と感動を与えていく。

    私自自身も大学受験のころに聞いていたラジオを、最近車の運転中に又聞くようになりました。
    当時はメールでの投稿でしたが、何度かパーソナリティに読んでもらえたことはとても嬉しく印象に残っています。その番組が先日終了してしまったのはとても悲しいのですが…。
    日常の些細なことを見つめなおし、葉書にしたためて送る。その作業のもつ「やさしさ」や番組のほっこりした感じがとても心地よかったです。
    お仕事小説としても、ハートフルな作品としても楽しめると思います。

  • さだまさしさんが落語研究会で培った、洒落と駄洒落と人情物をうまく組み合わせた内容になっている。昭和復帰にテーマを置き少し現代を風刺して本当に上手な構成だな、面白い。

  • 面白かった。
    ただ、面白いだけでなく、感動あり、笑いありとたくさんの要素が詰め込まれていて、読み終えた今も心地よい余韻が残っている。

    古くて、新しい昭和を作る。ラジオを通して。
    この想いに突き動かされ、多くの人が協力する姿は、読んでいてワクワクした。

    誰もが悩み、苦しみ、少しの楽しさを抱えている。
    どんな人も、小さな人生を懸命に生きている。
    この様な文章がありますが、自分の人生と重ね合わせて、多くのことを思いながら読みました。

    最後に、ラストレターの様なラジオがあったら聞きたいと思う。

  • ラジオ番組を夢中で聞いていた頃が懐かしい。
    親に隠れて、寝た振りしながら、こっそり深夜放送を聞いていた。
    その内容を友達と話して笑ったり。
    入院中にもかなりラジオにはお世話になった。
    ねむれない時や体調がすぐれない時に、
    気分を紛らわすために聞いていた。
    1つの番組を作り上げていくのは、
    とても大変なことだけど、
    耳から聞く言葉だけで感動できること、
    共感できることって、
    すごいことだなって改めて思った。

  • 大晦日読了。のんびり本読んでる場合かー。

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