私に似た人 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 167
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648488

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】小規模なテロが頻発するようになった日本。実行犯たちは一様に、冷たい社会に抵抗する《レジスタント》と称していた。テロに走る者、テロリストを追う者……それぞれの心象と日常のドラマを精巧に描いた、第151回直木賞候補作、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 小規模なテロが頻発する日本が舞台。でも全然架空っぽくなくリアルな世界。組み立ても見事。そしてなによりこの小説にこのタイトルをつけたことが衝撃。

  • 登場人物が多くて混乱しつつ読みました。もう一度読み返せばいろいろと伏線があるんでしょうか?
    社会に対する抵抗としての無差別テロを起こすもの、支持するもの、教唆するもの、いろんな人間の思惑の描写は面白かったけど、なんだか最後の結末が無理矢理な気がしたなぁ…。共感できる部分は多かったですが、物語としてはやや退屈でした。

  • 舞台は小口テロが頻発し問題となっている日本。自らの境遇を嘆く若者、日本人そして日本国に対する怒りと失望を露わにする会社員、自らは比較的恵まれた生活を送りつつも弱者に対するシンパシーを持ち、弱者の救済について何か出来ないかと考える者等、何らかの闇を抱える男女が登場する物語です。それら男女の物語に共通するキーパンソンはネット上で若者を教唆していると疑われている”トベ”。“トベ”はいったい何者なのか?そもそも実在する人物なのか?貫井さんの作品らしく、もう一寸ひねって欲しかったかな。

  • 貫井先生、ゴメンナサイ…あなたを最後まで信じ切れなかった——。奈良坂俊和まで読んでこれは(※前[読んだ]作『ドミノ倒し』が貫井作品一の駄作だったので)はまた駄作か?と頭を過ぎりました、が、最後の章で評価は一変。まさかこう来るとは…。そう遠くない未来を見ているようでした。星4つ半。

  • 昨今の格差社会 ネット社会
    こんなような人はこうなってしまうんだ
    あるかも と
    自分では抗えない現実に、ネットでの吐露でカバーしたい気持ち それらを知らない人と交わす

  • 2014年発売の単行本の文庫化。
    近年の貫井徳郎は1作ごとに作風が変わるような印象がある中で、本書は今後のターニングポイントになる1冊ではないか……と思った。

  • 日常的に小口テロが起きる社会。十人の主人公たちの生活の変化と感情の揺れを精巧に描く連作長編小説。
    タイトルのとおり、登場人物は私たち自身である。幸せの価値観を自分なりに持ち、他人との優越感と劣等感を感じながら日々を過ごす毎日。そして不満は社会のせいにする。人間の本質なのか、日本人特有なのか。よく考えると背筋が凍る怖い物語である。

  • うーむ。なんとも。
    難しいね。

  • 20170728-93

  • イマイチかなぁ

     あっと驚く仕掛けにはさすが!って唸ったけども、そこ以外はなんかネットとテロとって、あわないなぁ。少し期待しすぎたかな。

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。93年『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で日本推理作家協会賞、『後悔と真実の色』で山本周五郎賞を受賞。他書に『天使の屍』『崩れる』『灰色の虹』『新月譚』『微笑む人』『ドミノ倒し』『私に似た人』『我が心の底の光』など多数。

「2018年 『女が死んでいる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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