物語のおわり (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 106
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648730

感想・レビュー・書評

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  • 夢を追い求める人。
    夢をあきらめる人。
    夢を手助けする人。
    夢を妨害する人。
    アプローチはそれぞれで
    結果も違うことはわかってるけど
    それでも
    夢に向かっていく物語は
    どれひとつ“おわり”になんてならない。

  • 夢を追い求める人。
    夢をあきらめる人。
    夢の手助けをする人。
    夢への歩みをを見守る人。
    夢を見つけようともがく人。
    夢が見つかるまで
    静かに、ただひたすら静かに
    一歩一歩を踏み出す人。

  • 結末のない短編作が読み継がれていくお話。登場人物のつながり方が絶妙。最後には,短編作の結末も明らかになって,すっきりした。

  • 物語のタイトルが「物語のおわり」とあり、また第一話目の終わり方を見て、何となく結末を明確にかかない作品なのかと思ったが、最後まで読んだらすべてが繋がっていた。面白い作品だった。

  • 未完の私小説。その小説が、北海道を旅し、出会う人たちに渡り読み継がれるといった短編小説めいた本作。一体どんな趣向の何の話?しかし、そこは湊かなえ作品ならでは。やはり最後にその意味が隠されていました。祖母と孫娘のお話。そして、巻末の解説は、北海道が舞台の作品ゆえに、「水曜どうでしょう」のディレクター藤村氏が担当。

  • 文庫『物語のおわり』刊行記念 湊かなえさんサイン会 北海道・東北で開催!
    https://publications.asahi.com/news/803.shtml

    朝日新聞出版のPR
    妊娠三ヶ月で癌が発覚した智子、父親の死を機にプロカメラマンになる夢をあきらめようとする拓真、志望した会社に内定が決まったが自身の持てない綾子、娘のアメリカ行きを反対する水木、仕事一筋に証券会社で働いてきたあかね・・・・・・人生の岐路に立ったとき、彼らは北海道へひとり旅をする。そんな旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。果たして本当の結末とは――。あなたの「今」を動かす、力強い物語。
    https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19614

  • 「湖上の花火」あかねにとても共感。こんな女性になりたい。
    登場人物が、いちいち物語を要約してくれるが、人それぞれ要約の仕方が違ってとても面白かった。

  • なんだろう
    湊かなえ先生ぽい構成と言っていいのかな

    まず女の子の話から始まる
    僻地に住んでいて、隣町も山の向こうという感じなので、自分の街から一歩も出たことがない女の子

    その娘は心の中で想像するのが好きで、その想像を物語にして友だちに見せたところ「こんな小説がかけるなんてスゴい」と、とても褒められる

    それから何度か小説を書いてみるが、実家のパン屋さんの手伝いなどもあり、いつしか小説を書くことを忘れてしまう

    パン屋さんの手伝いの中で出会いがある
    お客さんごとにあだ名をつけるなどして、お手伝いの中にも楽しみを見出していたが、その中に「ハムさん」がいた
    いつもハムのパンを買っていくから

    ある時、お釣りをミスしてしまう
    いつも同じものを買っていくのでその前提でお金をいただいてしまったが、その日はハムパンがなく、ハムさんは別の商品を買ったのに気づく

    その時のお釣りを渡した時から女の子とハムさんの交流が始まる
    交流はやがて交際に発展
    かなり端折るが、結局親御さん公認の仲になり婚約
    、、、となるのだが、その辺りで以前に小説を書いて見せた女の子から連絡がある

    有名な小説家の元に師事しているのだが、人間関係のもつれから離れる事になった
    あなたの小説を見せたところ、先生から「ぜひうちに来てほしい」と言われた

    小説家になるような夢はすでに忘れていたつもりだったが、そういった誘いを受けると、もう一度夢を追いたいとなり、婚約者に相談したが断られ、親御さんにも話したが「何を寝言言っているんだ」と叱られ

    それでもやはり諦められずに街を出るバスに乗ろうとバス停に向かう
    そこに婚約者のハムさんがいた

    で終了する物語
    誰が書いたのかも分からない物語
    この物語を軸に本小説は展開していく

    ここから先は北海道旅行をする人から人に上記の小説が手渡しされていく
    渡された人は終わりが明確ではない小説を読んで「自分だったらこうする」といった事を思う
    そして北海道旅行で出会う人に小説を渡す
    「自分だったら、、、」
    という展開の繰り返し

    いろんな立場の人がいろんなストーリーの続きを考える

    最後はこの小説のモデルとなった方の正体が明かされる

    既述だけど、読み進めていく中での第一印象は「湊かなえ先生ぽい」だった
    告白とかでもそうだけど、いろんな目線でストーリーを語るのは湊先生の作品でよく見られる手法

  • ストーリーの構成はさすが。内容は、今ひとつ

  • 読み手の環境によって感じ方って変わるんだなって改めて実感しました。
    前向きな人物が多くて気持ちよく読めました。
    まあ全く「イヤミス」がなかったかというと
    チクリと毒のある人物もちょっとは出てくるけど、
    全然気にならない。
    こういう読み物、私は好きだな~

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著者プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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