物語のおわり (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 95
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648730

感想・レビュー・書評

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  • 夢を追い求める人。
    夢をあきらめる人。
    夢を手助けする人。
    夢を妨害する人。
    アプローチはそれぞれで
    結果も違うことはわかってるけど
    それでも
    夢に向かっていく物語は
    どれひとつ“おわり”になんてならない。

  • 夢を追い求める人。
    夢をあきらめる人。
    夢の手助けをする人。
    夢への歩みをを見守る人。
    夢を見つけようともがく人。
    夢が見つかるまで
    静かに、ただひたすら静かに
    一歩一歩を踏み出す人。

  • 結末のない短編作が読み継がれていくお話。登場人物のつながり方が絶妙。最後には,短編作の結末も明らかになって,すっきりした。

  • 物語のタイトルが「物語のおわり」とあり、また第一話目の終わり方を見て、何となく結末を明確にかかない作品なのかと思ったが、最後まで読んだらすべてが繋がっていた。面白い作品だった。

  • 未完の私小説。その小説が、北海道を旅し、出会う人たちに渡り読み継がれるといった短編小説めいた本作。一体どんな趣向の何の話?しかし、そこは湊かなえ作品ならでは。やはり最後にその意味が隠されていました。祖母と孫娘のお話。そして、巻末の解説は、北海道が舞台の作品ゆえに、「水曜どうでしょう」のディレクター藤村氏が担当。

  • 文庫『物語のおわり』刊行記念 湊かなえさんサイン会 北海道・東北で開催!
    https://publications.asahi.com/news/803.shtml

    朝日新聞出版のPR
    妊娠三ヶ月で癌が発覚した智子、父親の死を機にプロカメラマンになる夢をあきらめようとする拓真、志望した会社に内定が決まったが自身の持てない綾子、娘のアメリカ行きを反対する水木、仕事一筋に証券会社で働いてきたあかね・・・・・・人生の岐路に立ったとき、彼らは北海道へひとり旅をする。そんな旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。果たして本当の結末とは――。あなたの「今」を動かす、力強い物語。
    https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19614

  • 冒頭に出てくる物語。そして最後の結末。
    個人的には最後の結末はなくても良かったかな、と思ってしまう。
    同じ物語でも受け取り方は人それぞれ。
    そして思い描く結末も人それぞれ。
    だから良いのだと思える。

  • 8編の連作短編。
    「空の彼方」という物語が語られることから始まる。
    その物語は時間を超え、場所を越え、旅をする。
    妊婦と船の上で、プロのカメラマンを夢見た男とラベンダー畑で、自転車乗りの若い女性と湖で。
    色々な境遇の人たちと出会い、何かを与えては次の人へ。
    物語はこうして「連綿と」繋がって行くのだ。

    ハムさんと絵美の物語から全ては始まる。
    その物語はぶっつりと途切れてしまう。
    悲しい結末も、幸せな結末も、どちらにも転びそうな。
    でも、私たちの人生だって、いつもどこかでブッツリと切れている。
    あの日別れた友達、恋人、ずっと思い出すこともなかった彼らのことをふいに思い出す。
    幸せでいてほしい、そう思うことの方がずっと多いはずだ(もちろんそうでない場合も多々あるけれど)。

    この物語は、ぐるりと大きく大きく巡って、もう一度、ハムさんと絵美の物語にたどり着く。
    ミステリー、そう区分するには謎解き要素は少ないけれど、人生はミステリーといってみたらどうだろう?
    湊かなえだもの、なんだか心がざらつき、ひりつくに違いない、そんなふうに思っていたから、おもいがけず柔らかいガーゼで包まれたような展開には驚いた。
    こんな優しい終わり方もあるんだ、それがいちばんの驚きだった。

    今は旅行シーズン。
    ここで描かれた町を訪ねてみるのも、大切な人に会いに行くのも、オススメだ。

  • 書きかけの物語が様々な人の手に渡り、それぞれの境遇に合わせて解釈されていくのは新鮮だった。一周回って戻ってくる構成も見事。舞台が北海道でその情景も浮かび上がってくるような描写が美しい。

  • イヤミスからちょっとシフト変更チャレンジ中なのかな?山女日記に続いてほっこり系。北海道の感じとか悪くないんだけど、やっぱりそのリレー、特に最後のバトンの行き場所なんかは出来すぎな感じは否めないなあ。

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プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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