物語のおわり (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 1078
レビュー : 95
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648730

感想・レビュー・書評

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  • 北海道が舞台。つい北海道へ思いを馳せてしまった。最後のつながり方が花の鎖ほど鮮烈な衝撃はなかったけど、穏やかで温かい作品だった。

  • ひとつのもの・ことをきっかけに関係者たちのその後の人生が変わっていく、という物語はたくさんあるけれど、別々の人生を歩んできた人たちがひとつの未完の物語を読み、己の境遇と重ね合わせることでそれぞれ別々の解釈をし、物語の続きを想像する。一人の作者が7人それぞれの視点での解釈ができる、その視野の広さに脱帽です。
    会社の人から借りて読みましたが自分でも買おうかな。

  • 病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発…様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。その旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。そして本当の結末とは。

  • 【Entertainment】物語のおわり/湊かなえ / 20180606 / (34/702)<294/97568>
    ◆きっかけ
    ・オフィス近くのコンビニで発見

    ◆感想
    ・構成が秀逸!短編集だと思ったら長編。人から人に手渡される原稿の結末が胸を打った。

    ◆引用
    ・BOOK 氷点、三浦綾子
    ・ここでは楽しそうに過ごしているが、大半は社会の中に身を置き、体をすり減らし、心をすり減らしながら懸命に生きてるはずだ。だからこそ、同期生と顔をあわせる場に出席できる。そうして、苦労話を笑い話へと変えながらまた逢う日まで頑張ろうと、もとの暮らしに戻ってく。

  • 北海道に行きたくなるような作品でしたね。

    短編毎の繋がりが見事でした。

  • 北海道本!拓真館いってみたい。

    少女を主人公とした一編の未完の小説が、北海道を訪れた老若男女様々な旅行者の手から手へと渡っていく連作集。
    旅の道中だからこそ、たまたま出会った人からおもむろに手渡された原稿に感じいり、また次の人へと繋いでいくという流れが程よくロマンチック。
    旅行中に知り合った当人の連絡先より、その人から未完の小説を渡される方が楽しい思える人向きではないかと思う。
    作中の中心となる未完の小説は、十代の頃描いた夢を掴みとる、諦める、あるいは応援する、認めない。
    という間口の非常に広い話なので、変につかえることなくすんなり読める。
    四十代独身キャリアウーマンが読み手となる「湖上の花火」がよかった。

    読み終わってから冒頭に北海道の地図が載ってたことに気づいた。
    美瑛がどの辺りか調べる必要なかったじゃんね。
    ページはゆっくり捲るようにしたい。

  • ある短編小説をめぐる物語

    その原稿が様々な人の手に渡って
    その人たちのそれぞれの思いが描かれる…

    というだけでも割といい作品だなと思ったのですが

    最後の章でこの小説を書いた人と関係者が登場
    やっぱりそうか
    いつか出てくるかとは思ったけど…

    ここはあってもなくてもよかったけど
    まあ読んだら読んだで後味は良かった

    同じ物語でも
    年齢や境遇や経験や性格で
    どれだけでも感じ方が変わって
    別のものになる

    それはここ「ブクログ」のレビュー見てても思うな〜

  • 人の数だけ物語があるという事でしょうか。まったく同じに思える物語も最後のひと場面が違うだけで大きく違ってきますものね。湊さんには珍しくどの終わりも前向きに生きるイメージでしたね。

  • ひと昔前に書かれた未完の小説を北海道を旅するいろいろな立場にいる人がその人なりに、自分の問題に重ねた続きを考える。サクサク読めるのだが。なんだかドロドロが物足りなかったような。。。

  • 夢を追いかけ実際に突き進む人はどれだけいるかな?周りにはいないな。

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プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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