物語のおわり (朝日文庫)

著者 : 湊かなえ
  • 朝日新聞出版 (2018年1月4日発売)
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  • レビュー :45
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648730

物語のおわり (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 病の宣告、就職内定後の不安、子供の反発…様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。その旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。そして本当の結末とは。あなたの「今」を動かす、力強い物語。

  • イヤミスの女王と言われる湊かなえさん
    でも、この本は読後感はとってもいい
    北海道は小樽に向かう船の中で物語が始まり
    富良野、美瑛、旭川、摩周湖、知床、網走、洞爺湖、札幌
    それぞれの場所に、色々なものを抱えて来た旅行者たち
    人間らしくていいなぁと思った
    こんなにうまくはいかない、やっぱり小説という気持ちもあるけど
    小説の中でくらい、うまく行ってほしいこともあるさ
    さっと読めて、楽しい時間だった

  • 夢を追い求める人。
    夢をあきらめる人。
    夢を手助けする人。
    夢を妨害する人。
    アプローチはそれぞれで
    結果も違うことはわかってるけど
    それでも
    夢に向かっていく物語は
    どれひとつ“おわり”になんてならない。

  • 夢を追い求める人。
    夢をあきらめる人。
    夢の手助けをする人。
    夢への歩みをを見守る人。
    夢を見つけようともがく人。
    夢が見つかるまで
    静かに、ただひたすら静かに
    一歩一歩を踏み出す人。

  • 物語のタイトルが「物語のおわり」とあり、また第一話目の終わり方を見て、何となく結末を明確にかかない作品なのかと思ったが、最後まで読んだらすべてが繋がっていた。面白い作品だった。

  • 未完の私小説。その小説が、北海道を旅し、出会う人たちに渡り読み継がれるといった短編小説めいた本作。一体どんな趣向の何の話?しかし、そこは湊かなえ作品ならでは。やはり最後にその意味が隠されていました。祖母と孫娘のお話。そして、巻末の解説は、北海道が舞台の作品ゆえに、「水曜どうでしょう」のディレクター藤村氏が担当。

  • ★4.0
    イヤミスではない湊かなえで、その構成の巧さに唸らされるばかり。北海道を訪れた様々な人の手に渡り、それぞれの苦悩に寄り添っていく、作者不明の未完の短編小説。置かれた状況によって結末が異なり、自然と「自分だったらどんな結末を用意するか?」を考えてしまう。が、結末を委ねるばかりではなく、湊かなえとして出した結末もしっかり用意。ただ、メール後の絵美とハムさんが気になってしょうがないので、そういう意味では完結はしていないのかもしれない(笑)。それにしても、“すずらんの君”との呼び名が古風で初々しくて素敵。

  • 何とも、湊かなえらしい本。一つの未完の物語をベースに、北海道にて描写されるそれぞれのストーリー。
    そして皆それぞれの悩みを抱えて、それぞれの答えを出していく。また自分の境遇と少し重なってしまった。人生それぞれ。幸せの形もそれぞれ。隣の芝は青い。散々悩むべし。
    最後に印象に残った言葉→「自分がラクをする方法ではなく、相手が何を求めているかを考える。」

  • 久々の湊さん。話題になっていたのを自分で購入。
    しみじみと面白かった。
    どのお話もしみる。
    とりあえず不器用なじいちゃんびいきな私としては孫とのやりとりとか切なくなる。
    もう少しこのあとも読みたかったと思えるお話。
    仕方がないので自分で続きを妄想しようかと思います。

  • 2018018

    この世界の向こうにある何かを知りたい。成長した女性は作家としてそれを試したいと願い黙って旅立とうとするが、そこに婚約者のハムさんが現れて。

    結末のない物語が、ひとの間を駆け巡っていく。
    自分達が置かれた境遇を物語の主人公たちに重ねる。

    物語はテンプレートの様なものだと思う。事実や結果は同じだけど、ひとによって捉え方は変わる。読み手に不安があれば、その中の人物にそれな反映されるだろうし、幸せであるなら、ハッピーエンドを想像するかもしれない。

    どう生きるかよりも、どう生きたか。生きていることが結局幸せそのものかもしれません。

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