精鋭 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648792

感想・レビュー・書評

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  • 警察小説である。SATの話である。しかし、手に汗握る突入シーンや戦闘シーンは無い。若い警察官がSAT隊員となり成長していく話である。今野敏氏の警察小説新境地とあるが、なるほどね。アクションやミステリー好きには不向きと思うけど、自分は結構楽しめた。

  • 新米巡査・柿田亮は、自分が警察官に向いているのか悩みつつも、異動先の機動隊で激しい訓練を受けていた。そんな柿田に、ハイジャックなど凶悪事件を解決する特殊急襲部隊『SAT』入隊の声がかかる。

  • 事件のまったく起きない警察小説。新米巡査の柿田くんの成長物語。自衛官の市ノ瀬さんとの会話が良かった。

  • いつもとは違う警察小説。事件の起きない警察小説。
    新米の柿田が地域課からSATに選ばれる。彼の成長物語です。
    事件がなくとも十分楽しめた。
    実践のための訓練に明け暮れるが、身体だけではなく心も鍛えられ成長しているのが爽やかに
    描かれています。

  • 淡々と、ひとりの青年が警察社会を進む物語。
    大きな事件が起きる訳でもなく、ただ、堅実に日々を過ごす物語。
    感情の大きな起伏が無いからこそ、非常に読みやすく、ひどく落ち着く。

  • 2022.6.28

  • 適当な表現が見つからないが、ぶれない自分を常に持つ「人としての総合力」の強さを主人公に感じた。

  • とっても普通な新人の訓練が主で退屈になりそうなのにずっと飽きない。


  • 事件が起きない警察小説。

    起きてはいけない事件を想定して日々訓練を続けるSATの考え方がよかった。

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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