ひとかどの父へ (朝日文庫)

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  • 朝日新聞出版
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648853

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  • 周囲に在日の人は予想以上にいると思うし、知らず知らずにかかわることも多いが、それぞれの人生で背負っているものの重さが伝わってきて、胸が痛む。

  • 子供のころ生き別れた父親を理想化していた朋美に突き付けられた現実。母子二代、血をめぐる魂の彷徨を描く、自分を愛せない人たちの物語。
    在日コリアンの血が流れていると知った朋美の動揺。一方、日本人ならではの差別感に徹底的に抗戦した母・清子。真逆のようで、自身のレゾンデートルの置場所に苦悩したことは同じだと思った。「ミアネ、クレド、サランヘ」(ごめん、だけど愛してる)。なんて悲しくも深い言葉なんだろう。

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著者プロフィール

深沢潮(ふかざわ・うしお)
66年東京都生まれ。2012年「金江のおばさん」でR-18文学賞受賞。13年『ハンサラン 愛する人びと』でデビュー。他の著者に『ランチに行きましょう』『ひとかどの父へ』『緑と赤』『ママたちの下克上』など。

「2020年 『黒い結婚 白い結婚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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