犬身 上 (文庫)

  • 朝日新聞出版 (2020年1月7日発売)
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感想 : 8
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784022649454

みんなの感想まとめ

人間が犬に転生するという独特な設定を持つ物語は、ファンタジーの要素を含みながらも、実際には深い人間関係や社会の暗い側面を描いています。主人公の房江が犬としての視点から見ることで、彼女の過去や周囲の人々...

感想・レビュー・書評

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  • 読み終えてから『犬身』という題を見ると献身という語に響いて悲しくなる。それは犬に転生した房江の未来を予言しているようにも女性が求められてきた生き方にも思える。梓は従順なのか。諦めているのか。中学生の頃に始まった兄の暴力を誰とも共有できないで生きてきたのだとしたら犬の存在は大きいだろう。人間だった頃の房江の自転車を蹴飛ばしたことにも納得する。犬は梓にとって唯一の味方かも知れない。

  • ⭐︎3.5
    テレビでオアシズの光浦さんがオススメしていたので借りてみた本。まず、人間が犬に変身して望んだ人に飼われるという設定が面白い。
    犬になるというファンタジー要素満載の割に、物語は結構リアル。主人公が犬という立場になって見ることになる人間関係が意外とダークだった。
    後半は同じような状況が続いて長いなと感じてしまうこともあったけど、初めて読むような世界観が面白かった。ペットを飼っていたらより楽しめたと思う!設定の面白さを超える内容とまではいかなかったかな。

  • 単に、人間が犬に変身するという話なのかな?という感じで読み始めたがそんな単純な話ではなかった。
    ファンタジーの皮をかぶった話で深かった。この話をフサという犬の目を通さずに読んだら本当に、胸糞悪い話になったと思う。
    敢えて、犬となった元人間のフサがいたからこそ読むことができた。

  • 多分著者の松浦さん犬大好きなんだろうな〜というワンちゃん愛に溢れた小説だがストーリーはいろいろ詰め込まれている。犬そこまで好きではないので...犬好きの人に読んでもらいたい本。犬になって愛されるのってどうなんだろう?

  • 全てが面白い。
    私も作中のカクテルを飲んでみたい
    魂の形を見てみたい

  • 下巻にまとめて。

  • 犬になりたいと願う主人公がひょんなことから犬になる機会を得て、理想の飼い主のもとで"犬生"を送る様を描いた小説。犬になった主人公の視点を通して、飼い主の人間関係や生活などが生々しく描写されている。読み様によって、ファンタジー、ロマンス、ミステリーなど様々な要素を含んでいるが上手くまとめられており、500ページを超える長さだが、一気に読み切ってしまう面白さがあります。

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著者プロフィール

1958年生まれ。78年「葬儀の日」で文學界新人賞を受賞しデビュー。著書に『親指Pの修業時代』(女流文学賞)、『犬身』(読売文学賞)、『奇貨』『最愛の子ども』(泉鏡花文学賞)など。

「2022年 『たけくらべ 現代語訳・樋口一葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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