『刑事という生き方』警察小説アンソロジー (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 87
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022649850

作品紹介・あらすじ

新米からベテランまで、勤務中もプライベートでも、刑事は刑事だ。そんな刑事たちの生き方を描いた傑作短編を収録。収録作:米澤穂信「夜警」/呉勝浩「沈黙の終着駅」/麻見和史「沈黙のブラックボックス」/黒川博行「飛び降りた男」/長岡弘樹「文字盤」/深町秋生「野良犬たちの嗜み」

感想・レビュー・書評

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  • どれも面白く楽しめたけど、刑事って因果な商売だなあ。
    深町は最近の血腥い展開より、この路線の方が良いな。

    以下Amazonより-------------
    新米からベテランまで、勤務中もプライベートでも、刑事は刑事だ。そんな刑事たちの生き方を描いた傑作短編を収録。収録作:米澤穂信「夜警」/呉勝浩「沈黙の終着駅」/麻見和史「沈黙のブラックボックス」/黒川博行「飛び降りた男」/長岡弘樹「文字盤」/深町秋生「野良犬たちの嗜み」

  • 米澤穂信、呉勝浩、麻見和史、黒川博行、長岡弘樹、深町秋生『『刑事という生き方』警察小説アンソロジー』朝日文庫。

    村上貴史セレクトの6編収録の警察小説アンソロジー。タイトルの『刑事としての生き方』から察するに根っからの警察官を描いた硬質の短編がラインナップしているに違いないと思うと、心が踊る。

    読んでみると、いずれの短編も個性があり、読みごたえがある。なかなか良いセレクトに感心した。

    米澤穂信『夜警』。警察官には向かない新人警察官の川藤。ベテラン警察官の楯岡はそんな川藤を指導するが、ついに大きな問題を起こす。警察官の矜持とミステリーとがバランス良く描かれた短編。

    呉勝浩『沈黙の終着駅』。駅のホームの階段から転落死したヘルパーの男。ヘルパーが帯同していた言語障碍を抱える老人。事故か他殺か、番場刑事が事件の背後にある事実に迫る。

    黒川博行『飛び降りた男』。多忙な刑事の吉永誠一に突然舞い込んで来た厄介な相談。息子が何者かに襲われて頭部を負傷した事件で家族が疑われるが……

    麻見和史『沈黙のブラックボックス』。書籍初収録作品。犯罪防止班という署内のお荷物部署に左遷された西条刑事が主人公。さもない情報が重大犯罪を未然に防ぐことに。

    長岡弘樹『文字盤』。長岡弘樹らしい捻りながらも、多くを語らぬことでミステリーの深みを増すような短編。主人公は自ら開発した捜査手法である寺島式を操る寺島刑事。さすがの寺島式でも手に余る事件が起こり……

    深町秋生『野良犬たちの嗜み』。深町秋生らしいピカレスク警察小説。悪徳老刑事の米沢は馴染みの暴力団幹部の浦部からある依頼を受けるが……

    本体価格740円
    ★★★★★

  • 【収録作品】米澤穂信「夜警」/呉勝浩「沈黙の終着駅」/黒川博行「飛び降りた男」/麻見和史「沈黙のブラックボックス」/長岡弘樹「文字盤」/深町秋生「野良犬たちの嗜み」
     警察官はヒーローではなく、職業であり、警察官も人の子だと思わされるアンソロジー。

  • 小説新潮2012年5月米澤穂信:一続きの音を夜警に改題、小説現代2016年2月呉勝浩:沈黙の終着駅、問題小説1987年11月号黒川博行:飛び降りた男、ジャーロ2013年夏号麻見和史:沈黙のブラックボックス、小説すばる2009年9月号長岡弘樹:文字板を文字盤に改題、読楽2014年4月号深町秋生:野良犬たちの嗜み、の6つの短編を2021年3月朝日文庫刊。警察小説アンソロジーのシリーズ2作目。前作も刑事だったが、今作も一癖も二癖もある刑事が主人公でいずれも面白く楽しめた。個性的な刑事の内面と外面に、こんな警察官がいるんだろうかと思いながら、ちょっとした驚きを持って読みました。

  • 刑事もののアンソロジー。初めて読んだ作者もいる。変わった設定のもある。どれも秀作以上、期待以上。登場人物も作風も個性豊かで楽しんだ。

    米澤穂信…再読。中年上司のざりざりした感覚や、小心者新人のしょうもなさは上手いわー。

    黒川博行…初めて読んだ。むしろ人情喜劇?昭和の娯楽小説?っぽい雰囲気。刑事小説としても、大阪楽しむ小説としても読める。

  • アンソロジー。読んだことあるものも何点か。読み直しても面白かった。

  • アンソロジーものはダブりがあるので残念なところもありますが、今作についてはどれも比較的高いレベルの短編集でした。個人的には深町さんの作品に興味を持ちました

  • 人気作家による刑事小説のアンソロジー。再読の短編もあり。複雑なからくりがある「夜警」,「文字盤」が好み。派手さはないアンソロジー本だった。

  • 新米からベテランまで、勤務中もプライベートでも、刑事は刑事だ。
    そんな刑事たちの生き方を描いた傑作短編を収録。

    【収録作】
    米澤穂信「夜警」
    呉勝浩「沈黙の終着駅」
    麻見和史「沈黙のブラックボックス」
    黒川博行「飛び降りた男」
    長岡弘樹「文字盤」
    深町秋生「野良犬たちの嗜み」

    米澤作品と長岡作品が特に良かった。元の短編集を探してみよう。

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著者プロフィール

1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』で日本推理作家協会賞、14年『満願』で山本周五郎賞を受賞。『満願』は同年の年間ミステリランキングで三冠をとるなど、話題を呼んだ。近著に『王とサーカス』『真実の10メートル手前』『いまさら翼といわれても』『Iの悲劇』『本と鍵の季節』『巴里マカロンの謎』などがある。

「2021年 『黒牢城』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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